宮本輝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ作者あとがきより
「小説にしてしまうとあまりに小説になりすぎる」という思い出や経験を……「これ以上書くと創作の領域だというぎりぎりの分水嶺あたりをうろつきながら」書かれたそうだ。
書かれたもの総て「いのち」にかかわること。
「いのち」とは? 命でも生命でもなく。
前のエッセイ集は「命の器」
「どんな人と出会うかはその人の器次第」と書いてあった。
これはグサッと刺さる。
解説の行定勲監督は
「どの登場人物にも嘘がないのは、「どれだけの人生に触れ、そのどの急所に目を向けてきたか」にあると思う。」
「真実は一つではない。その出来事のどんな側面に何を感じるかで違ってくるという宮本さんのものの見方 -
Posted by ブクログ
何とまあ、あっさりと。。。
最後まで、、最後の最後まで、人間は人間のまま、ちょっとしたことで過ちをする。
熊吾の伸仁への言葉。何の意図から出てきたのか。よくわからん。
房江も伸仁も、何故あんな親父を再び受け入れることができたのか。
訳がわからぬ。
ただ、この長い小説は、色んな局面の光(時代、人、天災、裏切、病気、色欲)に照らされて浮かび上がる様々な熊吾の反射を描くことで、熊吾という人間がどういう人なのかを知っていくものなのかも知れない。
前巻で、女房を殴る根拠が明かされ、そしてこの巻では、人を助けることや実は頑固さがないことなどが描かれ。。
今の自分にはそんなところしか、味わえない。
何故青