宮本輝のレビュー一覧

  • 焚火の終わり 上

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    離れてそだった
    兄と妹の恋愛ということで
    敬遠してたけど
    二人が爽やかで
    文章も淡々としていて
    ある意味勇気をもらった。

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    2011年10月31日
  • ドナウの旅人(上)

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    ネタバレ

    この長い小説を読み始めて、さっき涙を流しながら読み終わった
    ステラというタクシー運転手の
    「楽天家でなきゃあ、こんな厄介なことばかりの、悪人だらけの世の中を
    生きていけるもんか。人生なんて挫折して当たり前じゃないの。
    うまくいくほうが不思議なんだっていうふうに、あたしはいつのまにか
    考えるようになったのさ。だから、あたしは、いいことがあったら、
    ああ、よかった、よかったって手を叩いて喜ぶんだ。悪いことが起こったら、
    まあ世の中、こんなもんだって口笛吹いて、おかしくもないのに笑ってやるのさ。」
    シギィの「おそらく、人間とは、ひとつの欠点の消滅によって新しい美徳が
    生じるというのではない。欠点は欠

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    2011年09月11日
  • 夢見通りの人々

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    ネタバレ

    大坂の夢見通りという商店街の1軒に下宿する
    里見春太とその商店街の一癖も二癖もある人々のお話
    少しにがくって、生々しくって、おかしくて、悲しい
    読んでいてすごく思ったのは、宮本輝さんの小説って
    ストーリーも長短編かもテーマも時代も色々と違うけど
    芯はずっとぶれていないんだなぁということ
    やはりこの本も読み終わって元気が、勇気がもらえました
    もう20年以上も前の小説、今読んでも輝いています

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    2011年09月09日
  • 森のなかの海(上)

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    ネタバレ

    阪神大震災で被災し、離婚し、不思議な縁から
    奥飛騨の森のなかで住むことになる希美子と
    一緒にすむ人たちの再生の物語
    いつも勇気と涙がわいてくる
    これでもいいんだよと言ってもらえている気がする

    森のなかで象徴的な不思議な樹「大海(ターハイ)」のように
     すべてを受け入れて動じず
     すべてを包み込んで動じず
    わたしもそういう人になりたい

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    2011年09月09日
  • 海岸列車(上)

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    ネタバレ

    もう、読むのは何度目でしょうか
    大好きな宮本輝さんの小説の中で
    数々の物語上の人物の中で一番好きな人
    手塚夏彦と高木澄子が出てくる小説

    読むたびに、かおりや夏彦に会いたくて仕方が無くなる
    ボウ・ザウナの生き様に涙が出そうになる
    出てくる人たち皆が愛おしい

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    2011年09月07日
  • 花の回廊―流転の海 第五部―(新潮文庫)

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    新事業に再起をかける主人公は裏切られ、途方に暮れるが、人の恩というものに助けられる。高度経済成長という時代に起こる様々な出来事に翻弄されながらも、たくましく生きていく登場人物に元気をもらえる。
    続きはいつ発行されるのか、大変待ち遠しいです。

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    2011年08月12日
  • 新装版 命の器

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    友達から、勧められた一冊。200ページ足らずの薄ぺらい本ながら、実に素晴らしい本であった。いつも、つねに(死)という恐怖が心のどこかで、私を脅かしている。心にグッと迫りくる言葉が
    どれだけあっただろう。心に迫る部分につけた折り目の数に、驚くばかり。手帳に文章を写し・・~命の器~素晴らしくいい題名だと
    改めて思う。

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    2012年09月28日
  • 幻の光

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    初めて読んだ宮本輝の本。学生の頃。
    これをとてもよい本だと思えたことが、なんだか大人になったような気がしたもんだ。

    確かに暗い。でもそれがよい。
    この暗さに乗っかる関西弁がものすごく響く。

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    2011年04月01日
  • 約束の冬(下)

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    上巻同様、桂二郎と留美子の語りで進みます。

    桂二郎の大人の対応、蘊蓄の深みなど、ダンディーな社長さんを思わせます。
    ゴルフで、あばら骨を痛めちゃうところは、おちゃめですが…。

    留美子と手紙の主との劇的な展開を期待しますが、ちょっと肩透かしな感じもありました。

    全体を通して、素敵な大人の会話を楽しめました。

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    2011年02月17日
  • 約束の冬(上)

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    現在、32歳になった留美子と、留美子の家の真向かいに住む、54歳の会社・社長の桂二郎の二人の語りで話が進みます。

    それぞれが様々な問題に直面しながら、リンクしていきます。
    登場人物たちも、良い人が多く、丁寧な言葉を選んでいて、安心して読めます。

    この後の展開が楽しみです。

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    2011年02月15日
  • 道頓堀川

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    喫茶店のマスター・武内と、アルバイト学生・邦彦の二人の語りで物語が進みます。
    ビリヤードにのめり込む息子、ビリヤード屋の店主、小料理屋の親父、ゲイボーイ、ストリップのダンサー、絵描きの易者、などなど…。なんとも色の濃い人たちに囲まれています。

    それぞれが、葛藤しながら前を向いて生きて行く姿に清々しい強さや優しさを感じます。

    こてこての大阪が舞台ですが、爽やかな雰囲気が漂っています。

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    2011年02月01日
  • 森のなかの海(上)

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    最低三回は上下巻読んだ。
    神戸の震災が身近な出来事だからか、描写風景がリアルに思えてくる。読む度に好きなシーンが変わるのが飽きないところで、三回目のときは妹の奔放な性格に周りが振り回されていそうに見えて、実は周りが支えているんだと思えたことが印象的だった。またしばらくしたら読み返したい一冊。

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    2011年01月27日
  • ドナウの旅人(下)

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    15年以上ぶりに再読。
    学生のときに読んだが、まったく記憶に残ってなかった。
    再読して納得。
    異国の地を踏んだこともない二十歳そこそこの自分には、この本は非現実過ぎて印象に残らなかったのだと思う。

    異国での生活も僅かながら経験し、歳も重ねた今再読して思うのは、なんと壮大な小説を若い時期(おそらく30代の終わり)に書いてるんだろう と。

    著者は河3部作を書いてるが、日本における川とドナウ川は同じ川であっても人間の使い方がかなり異なる。
    古代ローマ時代から現代においても国境としての役割を果たしているドナウ川。
    そのドナウ川に沿っての旅という、でっか過ぎるとも思える設定でどうやってま

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    2011年01月11日
  • 道頓堀川

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    ネタバレ

    宮本輝作品、2作目。
    道頓堀川沿いに店を出す喫茶店リバー。
    マスターである竹内鉄男と、ここでアルバイトとして働いている大学生の邦夫を中心に描かれた物語。

    道頓堀という賑やかな場所で生きている人々の抱いている心情などがよく現わされているなぁ、と思った。
    登場人物の間でやり取りされる言葉が関西弁で現わされていて、登場人物の全てに愛らしさがあるなぁ、と思った。

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    2011年01月10日
  • 優駿(上)

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    宮本輝の名作「優駿」。吉川英治文学賞作品であり、映画化もされているので、ご存知の方も多いと思います。

    そのストーリーは、読んで字のごとく、一頭のサラブレッドを誕生に始まり、そのサラブレットを取り巻く牧場主や馬主、調教師、厩務員、騎手などさまざまな人々の生き様を描いていく・・・といったものなんですが、後半はストーリー展開がちょっと早い感じもしたけど、おいしいご飯を食べているときのように、とにかく次のページを貪り読みたくなる感じの本でした
    その理由は、自分が単に馬好きだから・・・といった単純なものではなく、人間の内面に潜む強さや弱さ、そして人生における「運」や「夢」、さらにそれらを掴むための「勝

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    2010年12月05日
  • 五千回の生死

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    表題作の「五千回の生死」、何度読み返したことだろう。
    私の転機となる時期、また考え込んでしまう時期に、つい手にとって読んでしまう。「ふつふつ」と「生命力」のようなものが湧いてくる気がするのだ・・・

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    2010年10月23日
  • 五千回の生死

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    あかん、死にとおなってきたああ!!

    僕たちは今までもこれからも生死を繰り返す
    そして少しずつ少しずつ死んでゆくのだと思う

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    2010年09月26日
  • 五千回の生死

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    「トマトの話」「眉墨」「力」「五千回の生死」「アルコール兄弟」「復讐」「バケツの底」「紫頭巾」「昆明・円通寺街」

    短篇のお手本。どこか切ない。

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    2010年09月15日
  • 約束の冬(上)

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    8月18日~25日

    十年前、留美子は見知らぬ少年から手紙を渡される。「十年後、地図の場所でお待ちしています。ぼくはその時、あなたに結婚を申し込むつもりです」。いったいなぜこんな身勝手なことを?東京、軽井沢、総社、北海道…。さまざまな出会いと別れ、運命の転変の中で、はたして約束は果たされるのか。

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    2010年08月28日
  • 星宿海への道

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    子供を身ごもっている時、一気に読みました。
    輝さんとの出会いは高校生の時ですが、この作品と出会い、自分の中で第二次宮本輝ブームが起りました。

    作中にあった「生きなおす」。
    このフレーズが今でもココロに浮かびます。

    子供を育てる事で「生きなおす」。
    息子は今6歳ですが、子育てを終えた時、私は私を好きでいたい。

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    2010年08月12日