宮本輝のレビュー一覧

  • 花の回廊―流転の海 第五部―(新潮文庫)

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    伸仁が 小学生高学年になる。
    それにしても、熊吾、房江の生活がすごい。
    電気のないビルで生活する。
    外の水道水でシャワーをする。
    撤退を潔くする熊吾が残ったものはわずかだった。
    60歳をむかえている。
    タネをまいたものが少しづつ返されるのであるが。
    大きな事業をするには、たりない。

    伸仁は、蘭月ビルに住む 妹のタネと寺田が住む家庭に預ける。
    蘭月ビルの住人は 朝鮮人を初めてとして、貧乏な人が多い。
    そして、訳ありの人である。
    ゴーリキーの「どん底」を思い出させる。
    関西の特徴がよくでている。
    戦後の混乱期から、ある意味では 朝鮮人というのが
    独特の意味を持っていた。差別と言う言葉の対象でもあ

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    2013年11月27日
  • 我ら糖尿人、元気なのには理由がある。 現代病を治す糖質制限食

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    -2012/11/15
    指摘されれば当たり前のこと。糖分を摂取しなければ血糖値は上がらない。急激な血糖値上昇が血管を傷つける。目から鱗の指南書。

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    2013年11月16日
  • 血脈の火―流転の海 第三部―(新潮文庫)

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    大阪へ戻ってからのお話。
    輝、大好きです!!
    映画を観てるみたい。出てくる人達、少なくないのにまるで見たことがあるかのように想像できちゃう描写。素敵ッス!

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    2013年11月08日
  • 花の回廊―流転の海 第五部―(新潮文庫)

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    収入が無くなり、房江までもが働きに出る熊悟一家。相変わらずどたばたは絶えない。この物語はある一家とそれに関わる人々や出来事を淡々と綴って行く人生劇場だ。この先どうなるのか?クライマックスっていうのはあるのか?

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    2014年03月08日
  • 天の夜曲―流転の海 第四部―(新潮文庫)

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    主人公の熊悟はとにかくいろんな事にチャレンジしたり、世話を焼いたり、裏切られたり、感謝されたり、心配させたり、次々に事に対峙して行く様は常にアクティブだ。年を重ね若干強引さやパワフルさが影を潜めたが、生命力に溢れている。また、子煩悩であり、なんだかんだやっても妻を愛している。今後の展開が楽しみだ。

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    2014年03月08日
  • 血脈の火―流転の海 第三部―(新潮文庫)

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    いろんな事が次々に起こる中で、熊吾がどんな風に対処していくのかが興味深い。行動はとにかく早い。バイタリティーと度胸もあり、商才もある。1人息子を愛して止まない。この先どうなるのか?気になって仕方がない。

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    2014年03月08日
  • 地の星―流転の海 第二部―(新潮文庫)

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    主人公のまわりではいろんな事が起こり、ストーリーはどんどん進んで行く。人間の内面を深い考察でえぐって行くところは興味深い。また、ストーリー展開が早く目まぐるしいため、感想というより次の展開が気になる。一つ上げれば、伊佐男からの恨みがどんな風に熊吾に襲いかかり、熊吾はどう対応するのどろうか?と重いながら読み進めたが、以外な結末を迎えた。

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    2021年04月14日
  • 優駿(下)

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    オラシオンという、一頭のものすごく強い馬を取り巻く人たちの壮大なるドラマ。ほぼフィクションであるが、実在する人物(大牧場の父と息子たち)も描かれており、楽しめる。最後は共同馬主制度の創成期についても書かれ、馬主として今後どうしていくかということを考えさせられた。

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    2013年09月11日
  • 優駿(上)

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    言わずと知れたヒット映画「優駿」の原作を、約四半世紀過ぎてから読んでみた。名馬オラシオン(上巻ではまだ仔馬だが)を巡り、様々な人間関係が複雑に絡み合う。宮本輝さんが競馬を愛しているということがとても良くわかる。現在の馬主界とのギャップ(馬の価格など)もヒシヒシと感じる一冊だった。下巻も楽しみ。

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    2013年09月09日
  • 避暑地の猫

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    複雑な関係と感情のもつれの中にいる少年は10代らしい短絡さと潔癖さでゆっくりと地獄へ向かって走り出す。
    地下室が表れてから物語の全体に淫靡で官能的な空気が霧のように立ち込めた。
    とても面白かった。また再読したい。

    ところで、これは作り話だし、物語を面白くさせる要素だとわかっていても、若い女性に性的に籠絡されて行く男性、という物語を書く男性作家は、女性を幻想に近いものを下書きにして見てるのではないかといつも思う。
    同じような物語でも谷崎潤一郎の「痴人の愛」は割と実態に近い。

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    2013年09月01日
  • 地の星―流転の海 第二部―(新潮文庫)

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    この本を読みながら、読んでいるとずいぶんと疲れる本だ。
    と感じることだ。

    宮本輝の父親を モデルにして
    戦後の波乱期のなかで 50歳になって 子供を授かって
    子供と妻のために 郷里に戻り
    そこで、自然と健康を取り戻させようとする 松坂熊吾の
    父親として 生きていく姿 がある。

    伸仁は まだ4歳で 不確かな自己の中に
    閉じた人生をおくっている。
    房江も 鮎を手で捕まえるという 妙技があるなかで
    田舎伝説ができて、噂になるほどの美人であるが。
    イメージとして 樋口可南子を思い出した。

    宮本輝は この本を通して 日本の昔からある 道徳と躾を
    克明に刻んでおこうとしているんだなと思った。

    その

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    2013年08月18日
  • 五千回の生死

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    やっぱり短編上手だなー。すごいなあ。短い文章だけど、一つ一つが深い。小説読むっていいなあ、と思わせる本だなと思います。

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    2013年08月15日
  • 青が散る(上)

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    中学時代に本小説のドラマをやっていた。主演は石黒賢(確か彼のデビュー作)。そして佐藤浩市、二谷友里恵、川上麻衣子らが出ていた。松田聖子の「青いフォトグラフ」が主題歌で毎週楽しみにしていた。
    いつか原作を読んでみたいと思い、6年ほど前にようやく読みました。
    ドラマは関東が舞台だったけど、原作は関西なんですね。ドラマも良かったけど、原作もとても良かった。
    椎名燎平が大学の4年間、テニスを通して成長していく姿が描かれている。夏子への片思い。良いです。最後はとてもせつない。でもでも何度でも読み返したくなります。読み終えて本を閉じると「青いフォトグラフ」が聞えてきます。

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    2013年04月17日
  • 骸骨ビルの庭(上)

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    宮本輝、予備校生だった二十年前に出会った作家。模試の国語で『星々の悲しみ』が出題されて以来の付き合い。大学二年くらいまでの間に、当時出版されていた作品の、ほぼすべてを読んだと思う。
    それからは数年に一冊、なんとなく手に取り、毎度のようにしっくりと身体に染み込んでくる感覚を味わってきた。
    たぶん、森の中の海かなんかを数年前に読んだ、次がこれになった。

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    2013年02月24日
  • 骸骨ビルの庭(上)

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    「わたしが畑仕事で知ったことは、どんなものでも手間暇をかけていないものはたちまちメッキが剥げるってことと、一日は二十四時間がたたないと一日にならないってことよ。その一日が十回重なって十日になり、十日が十回重なって百日になる。これだけは、どんなことをしても早めることができない。」ナナちゃんの話

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    2013年02月09日
  • オレンジの壺(上)

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    女性としての魅力、面白くない人間とまで言われてバツイチとなった女性。
    物語の最初の印象は悪く言えばお人形さんのようで、共感も感じず、つまらないの一言だったが、話が進むにつれて行動力と決断力を徐々に発揮しだします。そこからだんだん引き込まれてゆきました。

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    2013年02月04日
  • オレンジの壺(下)

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    謎を追ってこんなところまできてしまうのか!!と、驚嘆というと大げさですが、あのお人形さんの様だったおお嬢さんは年齢相応の精神的な成長を遂げます。
    さらにそこで出会った女性のこれまでの人生と、お嬢さんのこれまでの人生があまりにもかけ離れている

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    2013年01月31日
  • にぎやかな天地(上)

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    2012年うめこ的ベスト作品!
    本を作る行為が個人的にツボだったばかりでなく,発酵食品のように主人公がじわじわと味を出していくというか成長していくような感じ,周囲の色んな関係の中で成熟していく感じが,じゅわっと味わい深いのです。胃腸にやさしくおいしいよ☆

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    2013年01月13日
  • 彗星物語

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    様々な問題や悩みをかかえた日本の大家族が、ハンガリーからの留学生(ポラーニ・ボラージュ:通称ボラ助)を迎え入れ、卒業するまでの3年の間に起こる泣き笑いを丁寧に描いている。

    お国柄や性格の違いから小さな衝突を繰り返しながらも、結局うまくおさまり、ボラ助の不思議な魅力で何事も(突拍子もないが)良い方向へと進んでいくのが面白い。

    また、自分を犬と思っていない愛犬フックもいい味を出しており、タイトルにある彗星の意味ともども、最後の最後までこの物語の鍵となっている。

    感動しました。

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    2013年01月01日
  • 約束の冬(下)

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    「もしその地図に示した場所で彼が待っていたら、好きになるだろうから」

    こんなに素敵な恋愛小説をほかに知りません。

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    2012年11月23日