宮本輝のレビュー一覧

  • 水のかたち 下

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    ネタバレ

    宮本輝は書きたいものをたくさん心に持っていると以前読んだことがあるが 彼は後半の想像を絶する過酷な引揚げの話を後世に伝えたくて この本を企画したのではないか?
    だから あえていつも口元が笑っているように見える 春のような雰囲気のおばさんを主人公に持ってきて 恵まれすぎる暖かいお話で舞台の準備をしたのじゃないか

    始まりはなんともおだやかな 人をなごませる主婦が主人公 家族も次々登場する人物も いい人ばかり 
    近所の古い喫茶店の2階に亡きマスターが集めた骨董品(がらくた?)があり 見亡人にすすめられその中から 気軽に2~3 もらうけることになるが これらが後に大変価値のあるものと分かり 骨董の世

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    2016年02月20日
  • 花の回廊―流転の海 第五部―(新潮文庫)

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    昭和32年。松坂熊吾大阪房江と空きビル。10歳の伸仁は尼崎の欄月ビルの叔母に預けられる。朝鮮人が多く壮絶な人間模様に巻き込まれる。大規模な駐車場経営に乗り出す。3人一緒の生活

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    2016年02月15日
  • 星々の悲しみ

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    シーンのイメージが、ぶあって出てくる。手で触れそうになるくらいの、イメージ。印象的なシーン大好きなシーンが沢山

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    2016年02月04日
  • 天の夜曲―流転の海 第四部―(新潮文庫)

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    昭和31年中華店食中毒大阪から富山へ。共同経営者煮え切らなく単身大阪へ。踊り子西条あけみと関係。中古車販売順調に見えたが部下が資金持ち逃げ。息子伸人仁を富山に残し大阪へ。高度成長期

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    2016年02月04日
  • 私たちが好きだったこと

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    主人公たちに対する作者の優しい目線を感じます。ご自身の患われた病気の描写は経験したこと故の説得力があります。ある作家が、自分の作品の受験問題に取り組んで、点数が低かったという逸話は、宮本さんの経験だったのではないかと記憶しています。面白い作品でした。

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    2016年01月07日
  • 流転の海―第一部―(新潮文庫)

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    ワタシにとっていい作品は世界に没頭できる作品。ここにはちゃんと世界と人生が描かれている。ワタシは熊吾の人生に参加し始めたんだと思う。続きが気になって仕方ない作品に久々に出会えた!2巻を昨日買っておいて良かった~!読みます。

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    2015年12月20日
  • 流転の海―第一部―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    20年前から、何度となく再読している作品。まだ続いているシリーズも楽しみにしている大ファンです。
    久しぶりにはじまりの流転の海を読んでみると、熊吾の粗暴ぶりにちょっとついていけない感じが自分のなかで芽生えていてびっくり。
    こういう親父いるよね・・から、こんな親父駄目だよ。。に気持ちが傾いていました。熊吾の魅力は変わっていないのですが、暴力への圧倒的な否定感が自分の中でうごめく感じです。でも、そういう時代で、熊吾自身も葛藤があり・・そこに焦点をあてた物語ではないですが。
    人間の弱さ、強さ、生き様かな?熊吾をとおして描かれた物語は魅力満載です。
    時代の流れ、自分も年を重ねての読後感。
    シリーズが進

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    2015年09月22日
  • 三十光年の星たち(下)

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    面白かった。

    読み終わった後、すがすがしい風を感じるような小説だった。

    うまくいかないことを、自分には向かないといって逃げ出すことは簡単。ただ、そのあとには、たぶん何も残らない。


    躓いても、ゆっくりでも
    一生懸命に、ひたすらに、楽をせずに働き続けた先に
    本当に人生が始まるのかも。

    60歳までをどう生きるかで、その後の人生も決まってくるのかもしれない。

    もっと楽な道を選ぼうとしている30代の弱い自分に、目の前だけを見て仕事を選ぶなと、言われている気がした。

    失敗してもいいんだ。
    失敗し続けて、最後にどうにかカタチにできるまで続ければいいんだ。

    まだやっと階段の前に立ったばかりなの

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    2015年08月31日
  • 避暑地の猫

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    ネタバレ

    読み始めると、この不思議な世界にすぐにひたってしまう
    軽井沢の霧の中で、坂を転げるように危険な思考に落ちていく
    なんども読んでいて、経過も結果もわかってはいるけど
    それぞれの人たちの気持ちを考えると苦しく悲しくなる
    また、違う夏に読むんだろうなと思います

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    2015年07月12日
  • 三十光年の星たち(下)

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    上巻に続き下巻も良かった。仁志の生き方って羨ましいと思う。実際の親には勘当されたが、平蔵と出会ってどんどん自分の良い面を引き出せていると思う。生きる事につまずいた時に読み返す素晴らしい物語だ。宮本輝、素晴らしい。

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    2015年06月06日
  • にぎやかな天地(上)

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    きっかけはあるちょっとしたひとこと、だったのだけど、迷いつつ入手、読み始めたらはやかった。文章というか文体がなじむのかな?宮本輝さんの作品はたぶん、二回目。使ってある言葉や表現が自分に近い感覚がある。そうしたささいなことが嬉しくなったりして・・・

    内容が濃いので言語化するのがむつかしい。
    まだ下巻があり、それを読み終えたころにはどんな感じになっているだろう?・・・なんだかたのしみだ。

    かなり厚みのある物語だからまずは無事に、そしてしっかりと読み取れるように。

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    2015年05月30日
  • 三十光年の星たち(上)

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    優駿以来何十年ぶりに宮本輝の作品を読んだ。 やっぱりいい小説を書くなぁ。まだ上巻だけなので結末は分からないが、若者が再起へ向けて頑張っていく姿が良く描かれていると思う。 下巻も楽しみ。

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    2015年05月28日
  • オレンジの壺(下)

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    久々に没頭して読みふけった。今から22年前、この本が発行されて間なしに購入したきり、まったく手に取らなかった。
    今だから読みこなせたような気がする。
    宮本輝さんらしい作品であった。

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    2015年05月19日
  • 星々の悲しみ

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    宮本輝さんの小説はどれもつながっているというか、実体験が根にあって、そこからふくらませたいろいろなお話で、日常感にあふれてて好きです

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    2015年03月30日
  • 彗星物語

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    所々現代に合わない感覚はあるけれど、約20年も前に書かれた本とは思えない。普遍性をもつというか、現代でも普通に楽しく読めるってのがすごいと思う。

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    2015年03月29日
  • 優駿(上)

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    全五章からなるが、各章で1冊の本ができそうなぐらい、エピソードが詰め込まれている。個人的には第5章、奈良騎手のエピソードが一番好き。

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    2015年02月15日
  • 春の夢

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    ネタバレ

    若くして読んだ時には、登場人物や話の筋は大好きだけど
    どうしてもトカゲに違和感を感じてました
    今あらためて読み直すと、素直にトカゲのエピソードも読めて、そこからのメッセージも受け取れます
    生きる姿、滑稽に見えてもつらくてもやっぱり素晴らしいと思わせてくれる作品です

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    2015年02月16日
  • 森のなかの海(上)

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    心の傷から再生する女性たちの話。この人の話は、読んでいて不思議と日常で疲れたドロドロが浄化されて、穏やかで前向きな気持ちになれる。

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    2015年01月05日
  • 彗星物語

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    ハンガリー留学生、ボラージュの
    家族に与える影響力のすごさ。

    文化や言語の違い、そして
    背負ってるものの違い。

    好きな文がいくつか。
    *心の手抜きはしたらあかん
    *その橋は、まこと、ながかりきと
    旅終わりては、人にも告げなむ。
    (津村伸夫)
    *さぁ、これからや。
    *そのたった一つの事実の前では、ボラージュのいくつかの欠点は帳消しになる

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    2014年12月19日
  • 優駿(下)

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    宿命の血を引いて生まれた一頭のサラブレッドが、関わったすべての人間たちをその苛烈な運命の渦に巻き込みつつ、最後には生きることへとふたたび駆り立ててゆく。レースシーンの、胸が圧迫されるかのような緊迫した描写が見事。ちなみに、映画版では多田時夫を演じた石橋凌がはまり役だった。

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    2014年12月13日