宮本輝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【本の内容】
<上>
燎平は、新設大学の一期生として、テニス部の創立に参加する。
炎天下でのコートづくり、部員同士の友情と敵意、勝利への貪婪な欲望と「王道」、そして夏子との運命的な出会い―。
青春の光あふれる鮮やかさ、荒々しいほどの野心、そして戸惑いと切なさを、白球を追う若者たちの群像に描いた宮本輝の代表作。
<下>
退部を賭けたポンクと燎平の試合は、三時間四十分の死闘となった。
勝ち進む者の誇りと孤独、コートから去って行く者の悲しみ。
若さゆえのひたむきで無謀な賭けに運命を翻弄されながらも、自らの道を懸命に切り開いていこうとする男女たち。
「青春」という一度だけの時間の崇高さと残 -
Posted by ブクログ
【本の内容】
<上>
燎平は、新設大学の一期生として、テニス部の創立に参加する。
炎天下でのコートづくり、部員同士の友情と敵意、勝利への貪婪な欲望と「王道」、そして夏子との運命的な出会い―。
青春の光あふれる鮮やかさ、荒々しいほどの野心、そして戸惑いと切なさを、白球を追う若者たちの群像に描いた宮本輝の代表作。
<下>
退部を賭けたポンクと燎平の試合は、三時間四十分の死闘となった。
勝ち進む者の誇りと孤独、コートから去って行く者の悲しみ。
若さゆえのひたむきで無謀な賭けに運命を翻弄されながらも、自らの道を懸命に切り開いていこうとする男女たち。
「青春」という一度だけの時間の崇高さと残 -
Posted by ブクログ
食べ物を食べてるシーンが本当に美味しそう。登場人物たちが自分の好きなもの大切に大切にしているところが好きです。人に対してだけじゃなくて、物とか言葉とか時間とか、とても丁寧に扱ってるなぁと感じます。もう好きとかじゃなくて愛だよねという。
蜘蛛とかほんとに苦手だけど、俊国から始まった飛行蜘蛛のお話はなんだか神聖なものにすら思えました。留美子が言うように「けなげ」だなとすら思えたのは、この作品の登場人物たちがみんな良い人間だからかもしれません。
山も谷もなく上巻は終わってしまいますが、味気なさや退屈さは全く感じませんでした。ひとつひとつの言葉に重みやカラーがあるなぁと思います。