宮本輝のレビュー一覧

  • ドナウの旅人(下)

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    15年以上ぶりに再読。
    学生のときに読んだが、まったく記憶に残ってなかった。
    再読して納得。
    異国の地を踏んだこともない二十歳そこそこの自分には、この本は非現実過ぎて印象に残らなかったのだと思う。

    異国での生活も僅かながら経験し、歳も重ねた今再読して思うのは、なんと壮大な小説を若い時期(おそらく30代の終わり)に書いてるんだろう と。

    著者は河3部作を書いてるが、日本における川とドナウ川は同じ川であっても人間の使い方がかなり異なる。
    古代ローマ時代から現代においても国境としての役割を果たしているドナウ川。
    そのドナウ川に沿っての旅という、でっか過ぎるとも思える設定でどうやってま

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    2011年01月11日
  • 優駿(上)

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    宮本輝の名作「優駿」。吉川英治文学賞作品であり、映画化もされているので、ご存知の方も多いと思います。

    そのストーリーは、読んで字のごとく、一頭のサラブレッドを誕生に始まり、そのサラブレットを取り巻く牧場主や馬主、調教師、厩務員、騎手などさまざまな人々の生き様を描いていく・・・といったものなんですが、後半はストーリー展開がちょっと早い感じもしたけど、おいしいご飯を食べているときのように、とにかく次のページを貪り読みたくなる感じの本でした
    その理由は、自分が単に馬好きだから・・・といった単純なものではなく、人間の内面に潜む強さや弱さ、そして人生における「運」や「夢」、さらにそれらを掴むための「勝

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    2019年01月16日
  • 五千回の生死

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    表題作の「五千回の生死」、何度読み返したことだろう。
    私の転機となる時期、また考え込んでしまう時期に、つい手にとって読んでしまう。「ふつふつ」と「生命力」のようなものが湧いてくる気がするのだ・・・

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    2010年10月23日
  • 五千回の生死

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    あかん、死にとおなってきたああ!!

    僕たちは今までもこれからも生死を繰り返す
    そして少しずつ少しずつ死んでゆくのだと思う

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    2010年09月26日
  • 五千回の生死

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    「トマトの話」「眉墨」「力」「五千回の生死」「アルコール兄弟」「復讐」「バケツの底」「紫頭巾」「昆明・円通寺街」

    短篇のお手本。どこか切ない。

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    2010年09月15日
  • 約束の冬(上)

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    8月18日~25日

    十年前、留美子は見知らぬ少年から手紙を渡される。「十年後、地図の場所でお待ちしています。ぼくはその時、あなたに結婚を申し込むつもりです」。いったいなぜこんな身勝手なことを?東京、軽井沢、総社、北海道…。さまざまな出会いと別れ、運命の転変の中で、はたして約束は果たされるのか。

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    2010年08月28日
  • 星宿海への道

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    子供を身ごもっている時、一気に読みました。
    輝さんとの出会いは高校生の時ですが、この作品と出会い、自分の中で第二次宮本輝ブームが起りました。

    作中にあった「生きなおす」。
    このフレーズが今でもココロに浮かびます。

    子供を育てる事で「生きなおす」。
    息子は今6歳ですが、子育てを終えた時、私は私を好きでいたい。

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    2010年08月12日
  • 森のなかの海(上)

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    おちてるな、とおもうと宮本輝を読む。まだまだ世の中捨てたもんじゃないわよね、とおもいなおしてまた歩く。

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    2010年08月07日
  • 森のなかの海(下)

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    最初とっつきにくかったけど、一気に引き込まれた。みんなの奮闘ぶりに、ドキドキハラハラ。「負けるな。頑張れ」と応援しつつ、ページをめくる手が止まらんかった。

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    2010年05月14日
  • 生きものたちの部屋

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    執筆に行き詰って自分のそれまでの本を全部破いて家中のすべての物をぶっ壊すくだりが衝撃でした。
    誰がどう見ても傑作ぞろいの作家なのに…

    何かを創り出す苦しさや喜びが詰まっているエッセイです。

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    2010年02月14日
  • 五千回の生死

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    昭和50年代末から60年代前半ごろの短編集。
    工事現場の警備員のバイト中に、病に伏せる作業員から手渡された手紙を無くしてしまう、「トマトの話」。繁華街の小学校に一人で通学する息子を見守る母のハラハラドキドキの「力」。など、9編どれも魅力にあふれた短編小説集。

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    2010年01月12日
  • 花の回廊―流転の海 第五部―(新潮文庫)

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    舞台となっている昭和30年代と現在との時代背景の違いに改めて驚かされた。ほんの50年前が別時代のように思える、それほど当時の大阪・尼崎の町の情景、人間模様、社会の出来事が赤裸々に詳細に述べられている。熊吾の豪放さと合わせ持つ細やかな心配り、房江の暖かさと思いやりの深さ、それに今回は伸仁の繊細だがたくましく世の中のことを吸収して育っていく様子が息を付かせぬ展開で語られている。おもしろい。

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    2013年12月08日
  • 海岸列車(下)

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    二十年ぶりの再読。 当時の読後感の記憶は全くなかったけれど 読み直してみて、 宮本さんの小説の中でも とても印象に残る作品となった。
    読み終えて、登場人物たちの行く末を案じたり、 祈ったりといった余韻の深さがそのひとつ。
    いつかふと実感したり こういうことなのかもと感じることがあるに違いない
    と思えた心に深く沈殿したことばの多さがひとつ。
    登場人物たちの他者たちとの関係性のリアルさや多面性がひとつ。
    たとえば、クライマックスでもある 夏彦とかおりが実母と再会するシーンなどがそうだ。
    またいつか 読み直してみたい。

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    2009年12月24日
  • 五千回の生死

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    短編集。
    表題作「五千回の生死」は1日に五千回生きたくなったり死にたくなったりする男が出てくるちょっと不思議で、かつ力強い作品。
    1作目の「トマトの話」という短編は、読後しばらく動けなくなりました。小説の力ってすごいと改めて思いました。

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    2009年12月01日
  • 森のなかの海(上)

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    素晴らしい本。小説というより人間のドキュメンタリーのような。宮本氏は被災者なのか詳しく取材してかかれたのか。何があっても生き続けることを考えさせられる。また人としての質や精神性の高さなど深く共鳴した。

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    2009年12月16日
  • 道頓堀川

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    久々に読み返しましたが、何度読んでも、濃密で味わい深くて、読書をする楽しみを十二分に感じることができるなあと思いました。「辛い哀しい事が起こっても、いっこうにへこたれんと生きていけることが幸せやと思いますねェ」というセリフが好きです。

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    2011年07月18日
  • 星宿海への道

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    宮本輝の小説は、とてもたくさんのものが詰まっていると思う。この小説では、特にそのことを強く感じました。生と死、愛と恨み、孤独、人生における偶然、運命、意志の力、幸せ。いろいろな事が思い浮かびます。あと、しまなみ海道に行きたくなりました。本文中の風景を自分で見てみたい。

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    2011年07月18日
  • 愉楽の園

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    オンナとしてこんな風に生きられたらいいな・・・って思うようなお話。
    心の赴くまま、なすがまま。
    タイに行きたくなります。

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    2009年10月07日
  • 森のなかの海(上)

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    小説内に出てくる「大海(ターハイ)」(これが題材の森のなかの海)が、友人から教わった中国童謡「大海 故郷」とリンクして、心洗われ心救われた作品。

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    2009年10月04日
  • 焚火の終わり 上

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    ネタバレ

    異母兄妹の2人が、兄が見つけた母の謎のメモや、妹の家から異様な写真を発見したことをきっかけに浮かんだ疑問。

    「二人は本当に兄妹なのか?」

    続きが気になる・・・・。

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    2014年02月02日