宮本輝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
宮本輝の名作「優駿」。吉川英治文学賞作品であり、映画化もされているので、ご存知の方も多いと思います。
そのストーリーは、読んで字のごとく、一頭のサラブレッドを誕生に始まり、そのサラブレットを取り巻く牧場主や馬主、調教師、厩務員、騎手などさまざまな人々の生き様を描いていく・・・といったものなんですが、後半はストーリー展開がちょっと早い感じもしたけど、おいしいご飯を食べているときのように、とにかく次のページを貪り読みたくなる感じの本でした
その理由は、自分が単に馬好きだから・・・といった単純なものではなく、人間の内面に潜む強さや弱さ、そして人生における「運」や「夢」、さらにそれらを掴むための「勝負」とは何か?そういったことについても深く考えさせられ、読んだ後にものすごく前向きな気分にさせてくれたからだと思います
誰の人生の中でも、その成功と失敗の中に、運や不運という流れは確かに存在すると思います。しかし、その運を手繰り寄せ、不運をより回避していくため・・・つまり成功を掴むためには、自分の長短を冷静に判断し、日頃からたゆまぬ努力を続け、知識や経験を積み重ね、人との繋がりを大切にする…そういったことを地道に継続することが一番の近道なのだと思います。
「チャンスを掴むためには、いざという時、それに応えるための準備をしておくことが大切だ」。学生時代、とある友達がふと言っていた単純な言葉ですが、この本を読んで改めてそのとおりだなぁ・・・と思い返す良い機会となりました。