宮本輝のレビュー一覧

  • 焚火の終わり 上

    Posted by ブクログ

    2007/02/05 Mon
    知人から貸された本w
    宮本輝は初めての挑戦です。
    茂樹と美花の異母兄弟?が、その真相を追い求めていく。
    どうなの??どうなるの??と思いながら読んでたら、あっという間に上巻を読み終えてしまいました。
    最初から「やばいなぁ」とは思っていたけど、やっぱりって感じ。
    1つ気になった点。
    渡辺淳一を読んだ後なので、こういう疑問が出ると思うのだけど、渡辺淳一の本では「射精そのものの快楽は相手によって違わない」とあったけど、この本では茂樹が「かつて味わったことのない、痺れつつのけぞるような快感」を感じている。
    背徳がそう感じさせるのか、本当のところどっち??という感じだっ

    0
    2009年10月04日
  • 約束の冬(下)

    Posted by ブクログ

    これぞ宮本輝の世界!!
    あくまでも私の中での宮本輝さんのイメージですが。
    久々に大満足。
    特別哀しいできごとがある訳でもなく、ごく普通の日常(多少のゴタゴタはあるけど)が描かれてるだけなのに、なんだか泣けた。
    読み終わって幸せな気持ちになれた。

    もしも10年前に「10年後、地図の場所でお待ちしています。ぼくはその時、あなたに結婚を申し込むつもりです」なんて手紙をくれた高校生が自分の目の前に現れて、しかも今でも想い続けてくれてたら、それってすごいドキドキだよなぁ。
    いい年して私ってばまだ「白馬に乗った王子様」思考があるのかもしれない。。。
    宮本輝さんは「日本という国の民度がひどく低下してい

    0
    2009年10月04日
  • 約束の冬(上)

    Posted by ブクログ

    200607/やっぱり宮本輝はおもしろいなぁ
    201110/わー。5年ぶりか。たいして面白いと思わなかった・・・。読書ってそういうもんか。

    0
    2011年11月04日
  • オレンジの壺(下)

    Posted by ブクログ

    200602/最後にも謎は解けないままなのに、それでもなぜか、頑張
    ろうという気になる。―以上、終わり―にも納得。私はきっと、宮本輝以外の人がこの小説を書いていたら好きにならなかったと思う。

    0
    2009年10月04日
  • 人間の幸福

    Posted by ブクログ

    初めて長い小説を完読した。ストーリーはありふれた話だった覚えがあるけど、後残りが良い本だった。最高に好きな本の一つになった。

    0
    2009年10月04日
  • 花の降る午後

    Posted by ブクログ

    幸福物語だというから読み始めた。この頃の私には宮本さんや村上春樹さんの登場人物の動かし方はついていけないことがある。あまりにshockで寝込んでしまったりするのでソフトなのしか読みたくない。夫の残したフランス料理店を切り盛りする美しく若い?未亡人のまわりで起こるもっと若い画家との恋や、おぞましい人間達の店乗っ取りの魔の手。神戸という町らしい国際色豊かな人間関係の中で物語は進んでく。彼女は恵まれてるよ。信頼できる才能あるナイトのような人々に囲まれて。荒木美砂がアビィニョンをほしがるわけだ。幸運・福運のかたまりみたいな人だ。悪は天が許さない。そうだね、焦っちゃいけない。素人臭いのは大成しないという

    0
    2009年10月04日
  • 花の降る午後

    Posted by ブクログ

    とても好きな作品。作者もあとがきで書いているとおり、この物語の結末としてはハッピーエンドなのだけど、でもなんとなく物悲しさも感じる・・・主人公の今後が平坦な道では決してなさそうなところがそう感じさせるのか?でも必ずこの主人公には幸せになって欲しい・・・思い入れが強すぎるかな??

    0
    2009年10月04日
  • 生きものたちの部屋

    Posted by ブクログ

    2000年ごろ購入。
    宮本輝のエッセイとのことで。
    マスキングする前の宮本輝の姿を堪能できます。作家というものは随所にこだわりが多く,また,こだわりだすとのめり込む傾向が非常に強いので,読んでいて面白い。

    0
    2009年10月04日
  • よき時を思う

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    気品ある家族の関係性を幸せに描いた作品。90歳の誕生日を迎えた祖母の願いとして、豪華な晩餐会が企画され、参加する家族の思いが丁寧に描かれる。読んでて幸せな気分に浸れるし、文章の間の余韻が素晴らしく、宮本さんらしさが満載されていて、充実した読書感が得られた。よき時とは、過去の思い出でなく、未来志向の言葉として意味づけられている。こんな家族関係は羨ましすぎて毒も無く、波風も立たない物語だけど、なぜか許容できてしまうのは不思議。

    0
    2026年04月13日
  • 錦繍

    Posted by ブクログ

    言葉の重みというものを感じることが出来る作品だと感じました。
    本著は終始男女2人の手紙のやり取りの内容で進められていきますが、手紙を書いている両者が内省し絞り出しながら言葉を紡ぎ出しているのが有り様に見て取れる事が非常に素晴らしいと感じました。
    時には心のどこかにある感情を言葉にしようとする苦しみを表現し、逆に言葉が溢れ出てくるという表現が適するほど言葉が走っているような感覚になる場面も見受けられます。
    ただ、終盤にかけてお互いに覚悟を感じさせる雰囲気の言葉に変遷していく過程は見所の一つではないでしょうか。

    これは著者がもつ言葉を紡ぎ出す力が秀でている証拠ではないかと思います。
    最新作では時

    0
    2026年04月12日
  • 螢川・泥の河

    Posted by ブクログ

    余韻が凄いです。宮本輝さんの作品は2作品目ですが、
    今回も読み応えありました。哀愁漂う...考えさせられました。

    0
    2026年04月06日
  • 錦繍

    Posted by ブクログ

    ラジオ朗読で聴き、興味をもって読書へ。
    状況を解説する本文はなく、手紙で紡ぐ小説。まるで自分が相手の手紙を待っているかのように、次の手紙は!?と読み進んでいった。互いの気持ちを読みながら、時に、それでどうしたの?、どうしてそうした?!、そうだったのか、と思いを巡らし、読後は、じんわりした寂寥感を感じながら、少ししてから本をそっと閉じた作品。

    0
    2026年04月04日
  • 夢見通りの人々

    Posted by ブクログ

    とある商店街の話。タバコ屋、食堂、肉屋、時計屋、カメラ屋、スナック、美容室、その一角に間借りするサラリーマン。個性溢れる面々が織りなす日常が描かれている。
    個性というよりアク(灰汁)と言った方がしっくりくる登場人物達をさりげない文体で描く著者が凄い。
    哀愁漂う「ザ・昭和」の匂いを感じる10編の物語はどれも面白い。

    0
    2026年04月03日
  • 優駿(上)

    Posted by ブクログ

    小さな牧場、トカイファームが夢を託して生産した一頭の競走馬「オラシオン」を巡る物語、なのかな?

    「上」を読み終えた時点ではまだわかりませんが、途中まではオラシオン中心に、生産者であるトカイファームの主と息子(博正)、馬主になる社長(和具平八郎)、馬を譲り受けることになる娘の久美子、秘書、トラックマン、調教師、騎手…

    さまざまな関係者が絡み合って物語が展開されます

    かなりドロドロした思惑でいろんな出来事が展開していき、これが全て事実やったら競馬界もなかなかしんどい世界やなぁと思わされるような内容でした

    生産者の息子(博正)だけは純朴な感じかな、サラブレッドに対する熱い気持ちを持った、トカ

    0
    2026年03月30日
  • 螢川・泥の河

    Posted by ブクログ

    子供からちょっと大人になっていくなんとも言えない感じ。後から考えてみると「思春期」そのものなんだけれど、当事者はそう簡単に理解できるわけではないし、そんなことがあったことももしかしたら忘れてしまうのかも知れない。

    戦後の日本ならではの無力感や切ない感じが物語の雰囲気にマッチしていた。

    0
    2026年03月25日
  • よき時を思う

    Posted by ブクログ

    展開に発展があるのかと思いきや、終わりまで書かない。だからこそ、よき時を思う余韻が残る。そんな作品でした。
    登場人物はみんなどこか不器用なところがあるが、人間だれしもそんなことあるよねと共感できるエピソードが多い。それぞれの登場人物が、それなりに自分と対話しながら生きていく、それが人生を形作り、よい人生になっていくのかもしれないと感じた。
    ところどころ中国の四合院づくりや、東京の郊外の話、仏教用語がちりばめられていたりなど、日本人でなければ感じられない要素もたくさんあり、日本人の感性を刺激する作品でした。

    0
    2026年03月23日
  • 水のかたち 下

    Posted by ブクログ

    善きことの連鎖が更に善きことを生み出す。その人の根元にあるものが、それを可能にしているのだと思う。そういう風になりたい。

    0
    2026年03月13日
  • 灯台からの響き

    Posted by ブクログ

    宮本さんの本を初めて読みました。妻を亡くした中華そば屋の読書好きの男性が、書棚の一冊に挟まれた手紙をきっかけに灯台を回る旅に出ながら、妻の謎を追い求めていく、人情、愛情溢れる作品でした。テリストになりました。

    0
    2026年03月11日
  • 長流の畔―流転の海 第八部―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「流転の海」全九部中八部目まで来た。
    あと一巻しか残っていないのを寂しく感じるようになった。

    熊吾は、またもや会社の金を横領されたり、女とずるずると関係を続けたり、妻や息子に愛想をつかされるのも当然という気がする。

    しかし、こんな時にも、他人に仕事を探してやったり、免許を取らせてやるなどのおせっかいを焼くところが、大将、大将と慕われるゆえん。
    また、資金繰りに非常に困っていても、とりたてて節約しているようには見えず、糖尿病であるのに、酒を飲んで美味しいものを食べている。そういう熊吾を見ても、読者である私ももう慣れっこになってしまっている。

    とりあえず第九部に進みます。

    0
    2026年03月09日
  • 螢川・泥の河

    Posted by ブクログ

    ・泥の河
    1977年、太宰治賞受賞作。
    昭和30年、戦後。関西の川沿いのうどん屋の息子、信雄が、船で暮らす喜一と銀子と出会う。
    50年も昔に書かれたのに、文体や表現に古さを感じない。何か大きな感動や衝撃があるわけではないが、わりとずっと世界に惹き込まれていた。


    ・螢川
    1977年、芥川賞受賞作。
    舞台は昭和37年。中学生の竜夫。元敏腕起業家の父、重竜と、母の千代。
    友人の関根は、竜夫が想いを寄せる英子のことが好きだと言う。
    衰える父。友人の事故。思春期の恋心。貧しさ。そういった当時ありふれていたであろう感情の機微が伝わってきて、好きだった。

    0
    2026年03月06日