宮本輝のレビュー一覧

  • 潮音 第一巻

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    富山の薬売りの目を通して語られる幕末。
    紙ふうせんをお土産に、置き薬を配る彼らは、とても我慢強く誠実。
    知識も計算力もあり、どこの土地に行っても信用できる人となるべく育てられた精鋭たち。

    読み進めるほどに、なぜ富山の山奥から全国に薬売りを展開したのか納得できる。
    そして全国区の情報網から見えてくる幕末の様子!

    大河ドラマ規模の大きな物語。時間はかかっても、これは4巻まで読破したい。

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    2025年08月17日
  • 夢見通りの人々

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    今村夏子が小説って面白いんだなぁと知った本と聞いて読んだ。里見春太がたばこ屋のおばあちゃんの入れ歯を洗ってあげて、おばあちゃんがあんな汚らしいものを洗ってくれるなんてと心の中で感動してる場面が好きだった。里見春太の人間性に惹かれた。時計屋の息子がいくら若いからといっても無責任すぎて嫌だった。肉屋のヤクザ上がり兄弟や、凄まじい喧嘩をした中華料理屋の夫婦などクセが強い人たちばかりで面白かった。

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    2025年08月17日
  • 潮音 第四巻

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    大作もついに完結。幕末から明治にかけて躍動する主人公たちの姿を通じて、生きた歴史を学ぶことができたと思います。

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    2025年08月11日
  • 流転の海―第一部―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    著者自らの父をモデルとしたとされる「松坂熊吾」の物語。子にとっては厄介な父親の人生は読むものを飽きさせず、傍若無人の思えた人物に垣間見える人間らしさややさしさに魅入られずにはいられない。

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    2025年08月09日
  • 潮音 第二巻

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    第一巻とは打って変わって、激動の幕末の京都を舞台とした第二巻。
    正直、今まで幕末ものには興味なかったのだが、本書のストーリーにグイグイ引き込まれ、今後、食わず嫌いだった幕末ものにも手を出そうかと思うくらい。
    あと二巻がどのように展開していくのか、楽しみでしかない。

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    2025年08月01日
  • 潮音 第四巻

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    良かった!幕末の様子も、越中富山の薬売りも幕府御禁制の密貿易も知らない事ばかり。また、登場人物の前向きな姿勢とその人物の大きさ。主人公弥一は,若い。

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    2025年07月30日
  • 潮音 第三巻

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    幕末を富山売薬仲間の立場から見た話。密貿易による繁栄が倒幕を果たした。ただそれも紙一重の駆け引きの中での成就。

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    2025年07月24日
  • 潮音 第一巻

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    富山の薬売りについては、一般常識程度には知っていましたが、、。
    なるほど、確かに全国各地で行商をしていれば、各地の情報が集まってくるでしょうね。
    内容自体は面白く、読みごたえがあり、先が楽しみでありますが、難点は本が分厚すぎて、他の本が読めなくなるんですよね…。

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    2025年07月22日
  • 潮音 第四巻

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    ネタバレ

    最終巻は明治となり、弥一たちが会社を立ち上げていく姿を描いている。ものすごい速度で近代化しようとする国家にあって、富山の薬売りから新しい企業として生まれ変わろうとする姿が生き生きと描かれていて、好みの問題だが、四冊の中で一番読み応えがあった。

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    2025年07月12日
  • 潮音 第二巻

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    良かった!富山売薬仲間の薩摩藩のために,ひいては、富山藩のためにできる事を必死に活躍する様は、目が離せない。歴史を鳥瞰し、横断的に見るのは、いろいろな事を教えてくれる。時間が楽しみ。

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    2025年07月08日
  • 螢川・泥の河

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    《蛍川》
    私の好きな場面は、蛍の群れと遭遇するシーン。蛍が、先の見えない母と息子の不安な心を灯してくれているかのようだ。これからも、何度となく思い出される光景であろう。信じてこれからの人生を強く生き抜いてほしいと思った。
    《泥の川》
    登場人物の葛藤を想像しながら、読みすすめた。考察が必要であり、読者によって受け止め方は様々ではないか。私は感傷的な思いが残った。混沌としている世の中、時代に生きる少年の純粋さも印象的だった。それに向き合う思春期の葛藤、物悲しさがあった。人それぞれ、背景(貧しい家庭に生まれた等)をもっている。その中でも、その人が乗り越えられる試練が与えられ、生き抜いて行けるんだと信

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    2025年07月06日
  • 地の星―流転の海 第二部―(新潮文庫)

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    流転の海、第二部「地の星」。面白かった。
    主人公の熊吾が大阪から、故郷の愛媛県の南宇部でのお話。ダンスホールを作ったりとクソダメに息子が落ちたり、鮎を掴んだり。色々あった。

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    2025年07月03日
  • 潮音 第一巻

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    富山の薬売り・川上弥一さんの語りの文章が優しく心に沁みました。黒船来航や天璋院篤姫、西郷隆盛など、お馴染みの歴史事実の中に、富山の薬売りと薩摩との関係など今まで知らなかった事が書かれていて、新しい発見が楽しいです。第2巻も楽しみです。
    途中、上縮(うわしまり)、二才(にせ)など、読み方が難しい用語や地名が出てきました。初出でルビをメモしておかないと、次にルビ無しで出てくるたび記憶のキャパが小さい私は「何だったかなぁ」と忘れてしまい、その都度メモを見返しながら読みました。時間がかかってしまいましたが、2巻ではもう少しスラスラ読めるように頑張りたいです。

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    2025年06月27日
  • 人生の道しるべ

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    宮本輝さんの作品は読んだことがなかったのですが、これから読んでみよう!ときっかけになる対話集でした。

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    2025年06月12日
  • 優駿(上)

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    ネタバレ

    競馬は夢を買うというセリフが出てくるが、夢だけではないということが上巻だけでもよくわかる。冒頭の出産シーンから産まれた子馬が成長する物語かと思ったが、そうではなく子馬を取り巻く人間たちの話に展開していく。牧場主の息子と子馬のシーンには感動したが、そこからはお金が出てくる現実の話。最後にはショッキングなシーンが出てきてビックリした。

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    2025年06月08日
  • 避暑地の猫

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    内容(ブックデータベースより)

    修平の両親が番人として雇われた別荘には秘密の地下室があった。別荘の主、布施金次郎と両親たちとの密約の存在を知った17歳の修平は、軽井沢にたちこめる霧のなかで狂気への傾斜を深めていく。15年の沈黙を破って彼が語り始めたひと夏の出来事とは? 人間の心の奥に潜む「魔」を描ききった傑作長篇小説。

    令和7年6月2日~6日

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    2025年06月07日
  • 潮音 第一巻

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    面白い!富山の薬売りが幕末をどう対策し、どう情報を得ていったか、薩摩と富山と幕府との関係の中での立ち回りがわかりやすく小説化されている。久々に宮本作品を読むけど、やっぱりうまい。

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    2025年06月06日
  • 潮音 第二巻

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    まさに歴史の教科書のような展開…
    というより、幕末を学ぶにはこれ以上ない教材ではないでしょうか。著者はかなり細かく調査されたのでしょうね。

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    2025年06月05日
  • 血脈の火―流転の海 第三部―(新潮文庫)

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    第3部は、大阪・土佐堀川編です。(伸仁6歳〜8歳)
    熊吾、房江、伸仁 親子3人を取り巻く様々な人たちが絡み合って賑やかに話が進んでいきます。
    賑やかという表現が適切なのか自信がありません。
    とにかく、この一冊の中に、色んな出来事が詰まっています。夢中になって読んでいきました。
    熊吾が伸仁に施す社会勉強の数々は、びっくりの連続だけど、根底にある慈愛が随所に感じられ微笑ましくさえ思います。船の火事から助かった伸仁を抱きしめて泣く熊吾の姿に思わずもらい泣きしてしまいました。

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    2025年06月03日
  • 潮音 第二巻

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    いよいよ訳のわからない尊皇攘夷とか会津とか長州とかのいわゆる身内の騒乱になって来ましたね。この時期にすっかりと外国と交渉できなかった事が2025の今も禍根を残してるのか。そう言う輪廻とか宿命とかを描いたら作者は一級。後2冊も買うしかないやん。

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    2025年06月02日