宮本輝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ここ何年かで宮本さんの作品を知り、自分と同じ病気を経験した人ということもあって読むようになりました。
年配の宮本さんの書く文章は、若い世代の自分には知らない言葉が多く、読むだけで勉強になります。
登場人物たちが楽しむゴルフや葉巻、食べ物やお酒など、丁寧に丁寧に語られてゆくと(少し長いくらいですが・笑)
読みながら人生を楽しむコツを教えてもらっているようです。
下巻まで大きな展開もどんでん返しもなく、淡々と進むのになぜか飽きないのは文章力でしょうか。
登場人物が困難な状況にあっても前向きな人ばかりで、読んでいて襟を正されるような気持ちになります。
宮本さんは人に対しても自分に対しても、希望を -
Posted by ブクログ
豪華本を作る 編集および職人 舟木は、
独身 32歳だった。
阪神大震災の 9年後。
父親は、まったく 理不尽な形で 死んだ。
舟木は まだ3歳だった。
姉は 5歳で 現在は 看護士をしている。
母親も 病院に勤めている。
祖母につながる トーストというパン屋の大前美佐緒に
一方的に 恋心を抱く。
そして、そのつながりが どのように展開するのか?
発酵食品の ルーツを探りながら
それを 豪華本の 題材とする。
和歌山 熊野に 醤油の発祥があるという話は
なんとなく ときめくものがある。
鮎鮨、サンマ鮨、なれずし。
発酵食品って 奥が深い。