宮本輝のレビュー一覧

  • 新装版 二十歳の火影

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    エッセイ集は読むつもりなかったけど、読むものがなかったからなんとなく読んだ。
    いつも車の中に置き、
    信号待ちや、出勤前の駐車場で数分とか、迎えに早く着いたときとか読むのにちょうどよかった。
    エッセイも小説みたいだった。
    彼は詩みたいだと言われるとうれしいみたいだけど。
    でも私は、エッセイを読みながら、彼が今まで書いてきた作品の数々をリアルに思い出した。
    なるほど・・・宮本輝の小説には、こういう人生が背景にあったのかと。

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    2009年10月04日
  • 人間の幸福

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    この話は、ある主婦が殺されて…その主婦の家に隣接するマンション住人全員に疑いがかかり、住人たちはお互いがお互いに疑惑の目を向けた生活を始める。
    あぁ〜こんな、人それぞれに潜む悪みたいなものに触れたら気が滅入る。
    風邪ひいて寝込んでいる今はただでさえ落ち込みがちなのに。。
    そう感じて、しまった!と思ったのだ。
    人を尾行することで性的愉悦にひたる…
    群集の中の孤独…
    途中何度も気が滅入りそうになったけと最後まで読んだ。
    彼の作品の中には、いつも目を引くような美女が出てくるが、(うーん)と唸るような言葉も必ず出てくる。
    それは登場人物の台詞に乗せてあるんだけれど、
    今回は76歳のお爺さんの台詞
    ”自

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    2009年10月04日
  • 森のなかの海(下)

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    すべてを受け入れて動じず…
    すべてを包み込んで動じず…”
    そんな人間になれたらいいな。
    私が今までに読んだ宮本輝の本の中では一番新しい本。
    阪神淡路大震災の朝から話が始まる。
    震災で住むところも親も亡くした少女たちと奥飛騨の森の中の別荘で暮らし始める。
    同じ怖さを体験した者同士が大自然の中でお互いを必要としながら癒されていく…

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    2009年10月04日
  • 月光の東

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    ネタバレ

    もともとこの作家は語り口が好きなのですが、今回はその良さをすごくよく感じました。
    二つの視点が交互に語っていく一人の女性の姿が重なりながら離れながら物語は進んでいくのですが、その人となりが明かされていく中で、どんどん加速度的に読み進めていける作品だったと思います。続きが読みたい、とどんどん思える作品ってすごいと思うんですよね。

    一人の人間の生涯がどれほどまでに深く、どんな運命を辿ってきたのか。“幸せ”を掴むために持つ覚悟や、忘れられない出来事が遠回りをしながら明かされていく様子が、淡々と描かれているこの話が私はとても好きです。

    枯れたひまわりの出てくる場面がとても好きなのですが、もう一つ

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    2011年10月24日
  • 海岸列車(上)

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    幼い頃、母に捨てられた兄と妹。海岸列車はお互いの想いをのせて走る。
    男と女では生き方が違うのですね。

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    2009年10月04日
  • 愉楽の園

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    舞台はバンコク。タイ高官・その愛人の日本人女性・世界を旅する日本人男性を中心にドロドロの人間の欲望ありで推理小説っぽい部分もありで面白い。

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    2009年10月04日
  • 約束の冬(下)

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    上下巻一気に読める。
    話自体はすごく面白いわけでもない。でも引き込まれる。
    蜘蛛って空飛ぶんだ。

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    2009年10月04日
  • 焚火の終わり 下

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    2007/02/06 Tue

    早く最後が読みたくて、あっという間に読み終えたのはいいけれど、
    何?この不完全燃焼は…!?
    結局、謎は解明されないまま。
    それぞれ推理しろってことかしら…。
    面白いのに凄く残念です。
    2人はますます深い快楽に身を落とすわけだけど、
    やっぱり背徳とか、異常?な世界に身を置けば置くほど、
    痺れるような快楽を得るのかな。
    ある意味、ポン中のようなものかも知れない。
    この本を読んで気付いたのは、
    人間という動物だけが、背徳によって性的快楽が増すということ。
    これは、精神(気持ち)を持っている人間だからこそ成せる業?なのかも知れない。

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    2009年10月04日
  • ドナウの旅人(上)

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    夫と娘を残して母が旅に出る。ドイツからドナウ川に沿っての旅だ。しかも独りではなく、17歳年下の男性と。

    娘は母を追いかけてドイツへ向かい、そこで昔の恋人と再会する。そして結ばれる。そこから親子とそれぞれのパートナーを含めた4人の旅が始まる。

    場面ごとにメリハリがあり、大事な場面での描写はとても克明だ。

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    2009年10月04日
  • 異国の窓から

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    あぁ、そうだ、80年代後半のヨーロッパはこうだったんだ、と懐かしく思い出す。もちろん、実際にその場にいたわけではないがTVなどで見たちょっと青白い映像だったり、「西ドイツ」や「ユーゴスラビア」という国があったことなど。
    それにしても、作家っていい「海外旅行」するんだねぇ。同じように「半分仕事、半分休暇」でも旅行会社の社員とは全然違うや。
    文中の「小坂哲也」君と意外なつながりがあったと知った直後に読んだので、驚いた。もしかしたら私はそのうち「小坂」君と会うのだろうか?
    (2007.1.9)

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    2009年10月04日
  • 睡蓮の長いまどろみ(上)

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    古本屋で購入。装丁の画が好きです。
    ストーリーも現実にありそうな、なさそうな感じが割と読みやすかった。昔読破した著者作品より親近感が沸く1冊でした。

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    2009年10月04日
  • 焚火の終わり 下

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    「謎」が解明されなくて、何だか物足りない。
    全てを知ってしまうことが正しいとは思えないけどさ〜
    相変わらず宮本さんの書く食べ物は美味しそう。
    タンシチューも1本1万2千円の鯖寿司も、食べてみたーい!

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    2009年10月04日
  • 異国の窓から

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    旅行記.共産主義の時代の様子がわからないので視点がよくわからない部分もありました.詩の引用,文章の引用部分が効果的.[2006.09.27.]

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    2009年10月04日
  • 約束の冬(上)

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    登場人物それぞれが魅力的。中でも自分に近い留美子が自分の中で甦っていく描写が好き。
    人の心にある、優しさや思いやりに触れることができた作品。
    ラストは宮本輝らしく、「あとは皆さんのご想像にお任せします・・・」って感じでした。

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    2009年10月04日
  • 約束の冬(上)

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    いつも重たい作品が多い宮本輝だけど、今回は深刻ではないけれど、しみじみと感じさせるものがある作品だった。ストーリー的にはどうってことはないのだけれど、ぐいぐいと惹きつけるものがあり、飽きさせることなく読ませてくれた。ただ最後はちょっとイマイチな気がしたけれど。。。

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    2009年10月04日
  • 星宿海への道

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    中国旅行中にタクラマカン砂漠近郊の村から自転車に乗ったまま行方不明になってしまった、血の繋がりのない兄・雅人。
    その兄の消息を探す弟と、雅人の帰りを待つ恋人。。。。
    黄河源流にあると言われる「星宿海」をキーワードに、雅人とその周囲の人々の壮絶な人間模様が描かれている。
    この作品は、少々重かった。
    雅人は元々は物乞いの母と一緒に物乞いをしていた少年で、母の死後、その死に関連して後ろめたい気持ちのある紀代志の両親が引き取って、紀代志と雅人は兄弟として育つ。
    作られた家族は、どこまでいっても作られた家族で、本物のの家族にはなりえないのか。
    雅人の心の奥底には亡き母の姿がずっとあって、その姿を星海宿に

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    2009年10月04日
  • オレンジの壺(上)

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    I read this novel from second one... so firstly, I couldn't understand the story, like "Who is him?", "Where is here?".

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    2009年10月04日
  • オレンジの壺(上)

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    200602/装丁も素敵な本だ。女性が主人公の宮本作品が読みたくて購入。
    この人は男性なのに、なぜこんなに女性の気持ちが分かるのか不思議。横文字が多くて混乱する。

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    2009年10月04日
  • 睡蓮の長いまどろみ(上)

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    前から気になっていましたが、ようやく読みました。誰の人生にでもありそうなドラマですね。名前を偽ってでも母親を一目みたいと思うのは、親との確執がない限り、普遍の感情のように思います。

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    2009年10月04日
  • 異国の窓から

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    宮本さんと言えばまず、教科書に出てくるのが「蛍川」
    そして、人気が高い名作が「ドナウの旅人」
    そして、この「異国の窓から」は「ドナウの旅人」を執筆するにあたって、ドナウ川まで取材に行ったときの紀行文である。私はこの作品がものすごくお気に入り。
    1988年に光文社より単行本として発売されたものに、著者が加筆したものを角川から再度出版したので、書いたときは、まだドナウ川沿いは共産国ばかりで、社会背景がとても難しく、書かれた著者もかなりのご苦労があったと思う。
    でも、その中での暖かい人々とのふれあいや、すったもんだを面白おかしく書いているところはさすが!と言った感じ。言う間でもないが、「ドナウの旅人

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    2009年10月07日