宮本輝のレビュー一覧

  • 骸骨ビルの庭(上)

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    戦後の日本に溢れた孤児たちと、その孤児たちの、それぞれ「父親」と「母親」の担ってくれた二人の男の物語を主人公の目を通して辿っていく物語。大人になった孤児たちの個性が強くてすごく面白く、また心温まります。

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    2012年05月16日
  • 約束の冬(下)

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    32歳氷見留美子と偶然家の向かいに住む54歳上原桂二郎を通して約束とは何かを問う作品であった。
    人生を10年の節で考えていく中で人は色々な体験をしていくものであるが、約束とは、命懸けでやるものと留美子を通して語らせる。
    約束とは、決めごとではなく、そうありたいという希望である。芦原久美子との70歳でのネパール旅行は、死んではいけないというまさに「希望」である。また、「目標」といえよう。
    須藤潤介が遠い昔の子供がした約束に対して画竜点晴を欠くということで果たそうとする。
    それは、義務として受け取れる。(自分がしたくてする)おさえつけられたものでなく。約束には、権利と義務があるということであろうか

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    2012年06月28日
  • 焚火の終わり 上

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    名前から女性作家と思って、読んでると

    「随分と男の願望がこもった、男性目線の本」だな、と。

    上下読み終わっても、「だからなんだ」って

    思ってしまう本でした。

    渡辺淳一を少し思い出したのは、私だけかな…。

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    2012年05月14日
  • 道頓堀川

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    映画は「まち子」に松阪慶子が大学生邦彦に「真田広之」が演じた。著者の宮本輝は学生時代に道頓堀沿いの喫茶店デアルバイトをしているので、その時の体験も作品に反映されている。
    主人公は幸橋で「この橋の辺りから夜の盛りの時間に道頓堀の賑わいをながめると、人間にとって何が大望か、小望かが判ってくる」とつぶやく。

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    2012年04月24日
  • 我ら糖尿人、元気なのには理由がある。 現代病を治す糖質制限食

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    私の食生活の中心を占めている炭水化物や糖質(米、麺類、パン類)を制限することで現代病を治すことが出来るという考え方にはショックを受けました。

    しかし人類が進化してきた歴史を長いスパンでみると、炭水化物を食べるようになったのはごく最近の数百年(満足に食べれるようになったのは100年程度か)ということを考えると、人間の身体は糖質分を効率よく使うようには設計されていないという考え方(p3、150)も納得させられました。
    理解はできたものの、主食を制限する生活にいきなり変えるのは私は難しいと思いますが、主食の量を減らして、おかずの量を増やす、夕食は粗食にするという考え方は中年を迎えた私にとっては

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    2012年04月09日
  • ドナウの旅人(上)

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    ネタバレ

    麻紗子とシギィの再会にドキドキした。
    絹子と長瀬の出逢いにも。

    長い旅だから、いろんなことも起きて。
    みんなの気持ちも変わっていった。

    旅先でさまざまなひとと出逢い、別れて、
    ひとの温かさを感じる旅だった。

    ラストは残念だった。わたしはふたりで困難を乗り越えてほしかったから。

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    2012年04月08日
  • 花の回廊―流転の海 第五部―(新潮文庫)

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    続いての流転の海、第5部。
    今度は、また違った世界で暮らす環境になる伸仁。
    そして熊吾の再起。
    第6部への下準備が全て整ったんでしょうか?
    最後、どうなるのか
    楽しみです。

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    2012年03月10日
  • 骸骨ビルの庭(上)

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    うむ。
    じわじわくるな。
    なんだろう、特にうわぁとかおおっとか激しく気持ちが動く訳じゃないんだけど、じわじわっときいてくるんだよね…

    下巻まで読んでしまった後なので、内容がかぶってるかもだけど、主人公がキャベツ刻むのプロ並みで免許皆伝レベルだったり、オムレツのトロトロ加減が絶妙だったり、ひろこさんの教えてくれる料理をカンペキにマスターしたりってのが、村上さんの登場人物的でなんだかなーって思った(苦笑)

    要は私が、お料理上手な男性がムリなのかもしれん…
    (自分が料理苦手だからって)

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    2012年03月07日
  • 幻の光

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    決して特別な才能を感じるわけではない。物語の構成、文章のリズム、そして登場人物の感情。そのどれをとっても、ごく平凡な才能だ。しかし、その性質による全体の安定性は、確かに人の心に打つものがあると思った。

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    2012年03月03日
  • 月光の東

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    ネタバレ

    初恋の相手が友人の自殺に関与しているのではないかという疑惑から、居場所を探すうちに、それまでの彼女の足取りを辿ることになり、そんな彼女に思いを馳せる話。
    宮本輝節が光るものの、結局は美人か、という感想。
    直接の接触は最終的にもないあたりが宮本輝らしい。

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    2012年04月17日
  • 焚火の終わり 下

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    ネタバレ

    単行本で出た当初、「禁断の恋」とうたってたPOPをみて、
    なんとなく敬遠していた作品。


    …で結局ふたりの関係って何???
    という謎を残したままの結末。
    人生がすべてクリアになるはずはないんだけど、
    小説の中ではちょっとはっきりさせてほしかったような…。

    宮本輝の中に出てくる人物、特に女性はそんじゃそこらにはいなそうな、「高嶺の花」みたいな存在が多い。
    それがすごくいい!と思えるときと、
    そんなのありえないし…と冷めちゃうときと...。
    今回はちょっと冷め気味。

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    2012年02月20日
  • 星々の悲しみ

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    ネタバレ

    人間の儚さや切なさを描いた7つの短編集。
    読後の爽快感に慣れていたが、この本は違う。唐突に話が終わる。
    最初は唖然としたが、読み終わる頃にはその感覚を楽しんでしまった。
    楽しい内容ではなく自分に合わないなとは感じたが、なぜか嫌えない一冊でした。

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    2015年09月22日
  • 胸の香り

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    短編集。
    文体とか、話の持って行き方とか、そこから作られる雰囲気とか…、とてもいいと思う。ただ、微妙にすっきりとはしない話ばかりで、一つ読み終えるごとに、胸の中に何か嫌なものが沈殿していく感じがする。不倫云々って読むだけでも何だか疲れるなあ。

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    2012年01月18日
  • 夢見通りの人々

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    人の機微に触れることに、こんなに疲れたのは久しぶりだ。
    奥田英朗さんのように、人の嫌なところや弱いところに触れているのに、こうも後味が悪いのはなぜだろう。
    自分の、本質的に夢見がちな性格には辛い。

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    2012年01月15日
  • 人間の幸福

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    う~~ん、ちょっと”中途半端“な感じがしてもひとつやったかなぁ・・・。
    すごく読むのに時間がかかってしまった。

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    2012年01月11日
  • 夢見通りの人々

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    荒れかけた商店街の住人達の話。

    登場人物がみんなどこか薄暗い部分があって近くにいたら嫌な感じなんだけど、読むにつれてみんななんだかんだで繋がっててあたたかくできあがっているのがいい。

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    2011年12月11日
  • 愉楽の園

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    9月にバンコクへ行ってきた。2度目である。日本人がタイ人の染まることはないが、タイ人が日本人をどのように見ているか・客観的に見えるくだり納得。そして11月の大洪水・・・

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    2011年12月07日
  • ドナウの旅人(下)

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    ドナウ河に沿って続く旅。
    出会いや別れ、人との関わり。
    半年以上続く旅で、変わっていく心情、強さなどが
    文章に溢れています。

    丁寧に描写されている文章にとても好感が持てました。

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    2011年11月27日
  • 睡蓮の長いまどろみ(上)

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    ネタバレ

    旅先のお風呂で読んでいて、つるっとお風呂におとして、最後の方は読むのに苦労しました。前半は性的なシーンが読みづらかったのですが、だんだん宮本輝らしく主人公の人生観が語られるようになってきて、おもしろくなってきました。

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    2011年11月27日
  • 人間の幸福

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    さえない主人公の住むアパートの隣人がバットで撲殺される。アパートの住人それぞれに動機がありそうで、殺人事件をきっかけに住人たちの知らない顔が見えはじめる。

    隠してるつもりじゃなくても、普通ひとって、いろんな面があると思う。私の知っているあの人も、私の知らないあの人だったりするよね。

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    2011年11月27日