宮本輝のレビュー一覧

  • 三千枚の金貨(下)

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    金貨が埋まっているかもしれない土地にたどり着いた3人の男と一人の女、しかしすぐに探すことなく、20年間待つ、待つという行為が大事なこと・・・。
    宮本輝らしいさわやかな読後感をもたらしてくれた。ただ、解説では哲学的と評するゴルフ談義が、興味ないものには冗長なだけ。
    宮本輝の作品には、あちこちに名句がちりばめられているが、この作品に限っては、あまり見られなかったのは読み込みが足りないからかな。

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    2013年03月07日
  • 三千枚の金貨(上)

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    偶然、あるいは必然に知り合った男女、又は男同士が、何かを求めて旅をする、あるいは探しに行く、というパターンの宮本輝作品の、これもその一作品といえるか。

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    2013年03月07日
  • 三千枚の金貨(下)

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    『オレンジの壺』や『草原の椅子』を足したような印象が大きい。宮本輝ファンであれば物足りなさを受けるだろう。もちろん狙ってこうなったのかもしれないし、こうならざるしかなかったのかもしれない。物語全体としては安定感があり悪くはない。悪くはないだけに、このパターンは知っているぞ、という印象が強くなってしまう。いささか残念。

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    2013年02月21日
  • 血脈の火―流転の海 第三部―(新潮文庫)

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    熊吾一家が大阪に戻り、商売も軌道に乗って、何やかやと事件やら騒動はありつつも安定した暮らしぶり(最終的にはそうでなくなるが)をすんなり読み進めた。

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    2013年02月14日
  • 睡蓮の長いまどろみ(下)

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    久しぶりに読む。宮本輝。

    構成の仕方が、宮本輝らしいが、
    読みやすいだけで、
    何かオカルト的な作品になっている。

    蓮と睡蓮 世羅順哉。庄平。

    「因果倶時」・・
    原因のないところに決して結果もない。

    「私が闘おうと決めたからよ。
    だから宿命は私はねじ伏せにかかったのね。
    宿命ってのは、それぞれの人間の中で
    生きている生き物なのよ。
    飼い主は他ならぬその人自身。」 森末美雪

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    2013年01月29日
  • 海岸列車(下)

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    「海岸列車」 宮本輝(著)

    独りの女性の自立の物語。

    小説を描くには、あるフィロソフィーが必要である。
    どう励ますか。
    励ますうえで、何がそのKEYとなるのか。

    女は訓練のしがいがない。
    ニセモノやホンモノを見きわめる目や思考方法
    more studying → モス・クラブ
    上昇志向

    「人間が、本当の意味でおとなになるのは、
    五十才をすぎてからよ。」
    俺は、五十をすぎた人間の情熱以外信じない。

    「私利私欲を憎め。
    私利私欲のための権力とそれを為さんとする者たちと闘え。」

    「私の煙草は、私の歴史なんです。
    歴史はやめられません。」

    天降大任於凝斯人 必先労其筋骨 苦其心去。
    「天

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    2013年10月01日
  • 春の夢

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    卒業前後が背景。
    哲之ー陽子

    借金を抱えて、それを克服する
    大学卒業前後のストーリー。
    「死」というものに対して、
    鮮明化してきている。
    千代乃のストーリーがよくかけている。
    行きつもどりつの振幅が、
    豊かなスケールで書かれている。

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    2013年10月01日
  • 優駿(上)

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    ドラマがあり小説としてすばらしいと思う。サラブレッド業界についても詳しく書かれていて興味深いが、それにしても、バブル期だなあ・・・

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    2013年01月08日
  • 海辺の扉(下)

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    いつもの作風にミステリー要素ご入った作品だったので新鮮な気持ちで読めた。
    舞台であるギリシャという国に対してあまりにも理解がないがゆえにこの話の半分も理解できていないのではないかと…。

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    2012年11月23日
  • 彗星物語

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    ハンガリー留学生ボラージュという青年がおもしろい。
    晋太郎のもつよさがよくでている。
    幸一、真由美、紀代美、恭太の4人の兄弟。
    フックという、犬と思っていない犬。
    不思議な世界が繰り広げられている。
    家族の持つ意味は、もっと違ったことにある。
    平凡な中に、キラキラした息吹が存在している。

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    2013年10月01日
  • オレンジの壺(下)

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    いつもどおりの男女の話かと思っていたが、下巻に入ったとたん急展開で驚いた。
    祖父の過去を辿って行くのは面白かったが、ややボリューム不足な感は否めない。また、真相もイマイチぼんやりで良い意味では読者の想像力に委ねているが、個人的には不完全燃焼。
    さらに、主人公の女性が魅力的に思えず共感もできなかったのは、自分が女性目線で読んでいるせいなのか…?

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    2012年10月17日
  • 道頓堀川

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    色々な過去を持つ色々な人々の中で、それぞれがそれぞれの生き方を大阪の混沌とした街角で生きて行く、という話。
    流されたり流されなかったり、将来に不安を抱きつつも、答えが見えそうで見えなかったり。
    主人公のおじさんよりも、居候の学生さんのほうが心の描写に共感ができる。

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    2012年09月28日
  • 優駿(下)

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    ネタバレ

    下巻に来て、出ました。怪物オラシオンの「馬じゃない」ほどの俊足。
    まさかこのまま・・・勝ち続けました。
    「馬はロマンだ」って言っても、なかなか手に取る様にみえるものではないので、こうやって御伽草子の屏風みたいに見せてくれたことに驚き。

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    2012年09月26日
  • 新装版 二十歳の火影

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    私の大好きな方たちがそろって宮本輝ファン。彼の文体に多大な影響を受けた、彼の作品が好きだという話をちらほら耳にするので、どんな方なのか知りたくて、少しずつ読み始めた。エッセイのほうが好きだなぁと教えてもらったこの1冊。『にぎやかな天地』と『錦繍』しか読んだことがないので、いまいちピンとこないところも。とにかく、陳腐な使い古された言葉を使うなら、この人は、「波乱万丈」な人生を歩んできたのだなぁということ。もう少しいろいろな作品を読んでから、もう一度読んでみたいなと思う。

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    2012年08月27日
  • ドナウの旅人(下)

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    ドナウ川沿いを旅する4人が出会う様々な出来事。旅の醍醐味を味わせてくれた。描写に嫌味がなくすっと入っていける。12.8.16

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    2012年08月16日
  • 真夜中の手紙

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    宮本輝がウェブサイトを持っているとは知らなかった。本著は3.11以降の記述、井上靖のエピソード、ジャック二クラウスの言葉、そして、時折の憂国の言が印象深い。

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    2012年08月10日
  • 骸骨ビルの庭(下)

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    立退きを求めに来た八木沢は骸骨ビルでの日々を過ごす中で住人達に親しみを感じるようになっていた。立退きの具体案も無いのでやる事と言えば料理と読書の毎日。
    住人達の話を聞いていると子供の頃の畑仕事の話を幾度のなく聞く事になり、八木沢も農作業を始める事になった。骸骨ビルの庭で住人達に教えてもらいながら作業に没頭する。
    農作業に携わる事で住人達に過去の記憶を呼び起こす事にも繋がる事になる。

    とてもゆったりとした小説だったと思います。農作業をしたり
    、料理をしたり、読書をしたり、そしてまた農作業と料理と読書の繰り返しの毎日。
    いつまでも続ける訳にはいかないが、先は見えない中で立退きを迫る事も無く住人達

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    2012年07月28日
  • 骸骨ビルの庭(上)

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    立ち退きを完了させるために、戦争孤児たちが集まるビルにやってきた男が、住人たちとの交流の中で主の慈愛を再確認して行く話

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    2012年06月16日
  • 私たちが好きだったこと

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    10数年ぶりに再読。久々の再読なのに感想は一緒だった。

    宮本輝の作品の中では軽くて異色な感じ。昔のトレンディードラマみたい。
    主人公の心のあり方が印象的で、それが作品の魅力だった。
    やっぱり愛子がちっとも好きになれなかった。

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    2012年06月07日
  • 胸の香り

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    「舟を焼く」「さざなみ」「胸の香り」いずれも不倫がストーリーの発端となっているようで、残るものは十色。「さざなみ」の真須美の強さが好きだなぁ。

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    2012年06月02日