感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2011年09月07日
もう、読むのは何度目でしょうか
大好きな宮本輝さんの小説の中で
数々の物語上の人物の中で一番好きな人
手塚夏彦と高木澄子が出てくる小説
読むたびに、かおりや夏彦に会いたくて仕方が無くなる
ボウ・ザウナの生き様に涙が出そうになる
出てくる人たち皆が愛おしい
Posted by ブクログ 2016年08月30日
相変わらず、作者の作品は読みやすいです。後半部分での主人公二人が、じれったいような気がします。下巻で、二人がどうなるのか、夏彦がどうなるのか興味津々です。
Posted by ブクログ 2009年12月21日
宮本さんの描く人間は、みな人間くさく、懐がふかく多様で、リアリティがある。登場人物の絡め方もとても上手だなと思う。陸離とかおりの冒頭の接触と、その後の出会い方など「へーっ」と唸ってしまった。他作品と同様、心にのこる言葉にあふれているし、モスクラブの中の権力闘争の描写なども興味深く読める。単行本で読ん...続きを読むだとき(二十年前!刊行)はどのような感想を抱いたかは忘却しているが、この小説好きな上位に入るなあ。下巻も楽しみ。
Posted by ブクログ 2014年02月16日
母親に捨てられた兄妹が、それぞれの道を歩む話・・・といったら簡単すぎますね(笑)。
兄は未亡人のヒモだったのですが香港で生死の境をいくような事件が起こり、以来、真面目に働くように。やがて、知り合いの弁護士にアフリカの砂漠に緑を植えるという事業に誘われ、アフリカへ旅立つことになります。
一方...続きを読む妹は、亡くなった育ての父(伯父さん)が興した事業の跡を継ぎ、会長となる。就任したとたんに見える数々の陰謀。ひょんなことから知り合った弁護士にいろいろ相談していく内に恋する気持ちが芽生えてきます。ですが、相手は妻子持ち・・・。
妹は過去に不倫を経験しているのですがそれを恥じることと思っています。なのに、また同じことをしようとしているのか・・・悩。
物語の前半は会社のさまざまな陰謀にどう立ち向かっていくのかなど、展開がなかなか面白く読めます。好き嫌いの要素もあるのかもしれませんが、私は会社ものって案外好きかも知れない。
また、不倫になりそうでならないじれったい展開もまた、ドキドキします。好きだけど、深い関係にはならないでおこう、でも好き・・・が気持ちの中で繰り返し、ぐるぐる廻るというの、はるか昔にこんな感情、覚えがあるなぁと思い、人ごとではなく読んでしまいました。
Posted by ブクログ 2014年09月17日
主に男女の不倫についての物語なのですが、最後までプラトニックを通したところが好感が持てました。「あとがき」にあるように、最後まで深い関係にならないように書くことは凄く難しいと思いました。
Posted by ブクログ 2010年02月26日
オススメされて読んだ本。すすめられなかったら一生手に取らなかったかと思うと、本との出会いも縁ですね。
内容に関する感想じゃないけどふとそんなことを思ったよ。
戸倉先生が素敵でした。
Posted by ブクログ 2009年10月07日
幼い頃、母に捨てられ、叔父に育てられた兄妹のお話です。
叔父の死後、妹は25歳の若さで企業化したカルチャークラブの事業を会長として引き継ぎます。
偶然の成り行きで知り合った、愛する家庭を持つ国際弁護士に支えられながらも、恋心を抱いたことによって辛さや切なさも味わい、人間としても一企業のトップと...続きを読むしても成長していきます。
若い頃から年上の女性の上等なヒモとして生きてきた兄は、旅行先の香港で奇異な経験をし、彼もまた人間として成長を遂げます。
もし私が25歳で企業のトップに立たされたら、と思いながら読みました。
この本に出てくる兄に、私は比較的好感を抱いています。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
幼い頃父をなくし、母に捨てられた兄と妹、
折に触れ海岸列車に乗って母が住んでいると聞かされた日本海側の小さな駅「鎧」に降り立つ。
宮本輝さんの小説の中でこれも大好きです。
去年の秋からの相変わらずな宮本輝三昧です(笑)。
登場人物に語らせる痛烈な社会批判、教育批判等が的を得ていて共感できそれも魅...続きを読む力ですね!