宮本輝のレビュー一覧

  • 新装版 朝の歓び(上)

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    暫く気分が落ち込んでいて宮本作品が読みにくくなっていたのですが、この作品で再びファン心に火が付きました。世界観としては狭いけれど、物語を通して壮大な感性を得られます。

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    2015年02月05日
  • 愉楽の園

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    最初は読みなれないタイの名前に苦労しましたが、読み進めるうちにミステリーチックになてきて後半は一気に読み進められました。ラストからの続きが気になる一冊。

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    2015年01月24日
  • 花の降る午後

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    ヤクザなカップルが登場するが必要あったんだろうか…。悪が必要だったとしても性による必要なかったんじゃないだろうか。

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    2015年01月22日
  • 青が散る(下)

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    大学四年間のテニスと恋の青春もの。と言ってしまうと、読む気も萎えてしまうが、本作は青春のほろ苦さを感じられて楽しかった。
    著者は青春ものを書くのが印象的、昭和の泥臭い感じがなんとも良い。

    感想は「うーん青が散るだな」

    【引用】
    覇道だ、王道よりも覇道だ、力まかせの回転だ

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    2015年01月16日
  • 幻の光

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    うまい。個人的に『こうもり』が特に気に入った。表題作も緻密に書かれている。過去を思い出しながら生きて行くってことを考えさせられた。

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    2014年10月01日
  • 骸骨ビルの庭(下)

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    相変わらず鶏のスープがよく出てくるのね。大阪の下町の戦後の混沌とした感じをここまで読み易く書けるのは宮本輝さんの小説。暗い中に希望がある。ただ今回は登場人物が多くて混乱。。。

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    2014年09月21日
  • 胸の香り

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    短編集なのですが、どれも読みやすかったです。「真夏の犬」よりスッキリしてる感じがします。内容は結構かぶってしまってますが、全く別の話として割り切れるのが凄いなぁと。

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    2014年09月20日
  • 海岸列車(上)

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    主に男女の不倫についての物語なのですが、最後までプラトニックを通したところが好感が持てました。「あとがき」にあるように、最後まで深い関係にならないように書くことは凄く難しいと思いました。

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    2014年09月17日
  • 花の降る午後

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    ネタバレ

    レストランを切り盛りする未亡人の恋と店の乗っ取り事件。ドラマでありがちなストーリーだが。謎の中国人の暗躍。

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    2014年09月16日
  • 青が散る(上)

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    「異端ではっても独自な、どこかに一点他の者より秀でている部分が、自分にはまったく見当たらないような気がするのである。何もかもがこぢんまりとまとまって、平凡で、おもしろくも何ともない人間だと思うのだった」

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    2014年08月27日
  • 葡萄と郷愁

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    日本と外国(ブダペスト)の二つの国に生きる青年たちの物語なのですが、この二つの場面がどこでどう重なるのか、少しサスペンスっぽく読めました。ラストは「何だー」ってなるかもしれませんが後味は意外とすっきりしますよ。

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    2014年08月17日
  • 彗星物語

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    ネタバレ

    なんか…後半の恭太と紀代美のリズミカルなかけあい部分が宮本輝らしくない…違和感がある。恭太にしゃべらせ過ぎ。流転の海のノブちゃんとはキャラがちゃうと思います。

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    2014年08月12日
  • 星々の悲しみ

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    まとわりつく死や病の暗さに落ち込みながらも、健康である、若いエネルギーも同時に感じられる短編集であった。

    輝の青春小説が大好きなので、表題作が一番好きだけど、「蝶」の標本がガタゴトなって鱗粉が落ちていくシーンを想像すると少しぞっとする。いい意味で。

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    2014年08月11日
  • 春の夢

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    先生が30代に書いた作品。一匹の蜥蜴を通して人間の生き死にを徹底して考えた物語ですね。先生の若さが感じられます。

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    2014年07月26日
  • 星々の悲しみ

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    表題作が一番良かったです。宮本先生の初期作品。何てことはない事件はないものの、読後感がスッキリする。

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    2014年07月21日
  • 彗星物語

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    久々の宮本作品。
    留学生を家に受け入れることで、家族が良くも悪くも変わっていき、そして普通の日本人家族よりうんと沢山のことを学ぶということがどれほどかけがえのないことがが分かりました。

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    2014年07月12日
  • 優駿(下)

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    馬の本なんてとっつきにくいなーと思って読んだけど、おもしろかった!上下一気に読める。
    そして、競馬場に行って本物の馬を見たくなった。今見たら、みんなオラシオンに見えてしまうかも。
    登場人物や物語の筋は、流転の海シリーズに似ている気がした。熊吾と平八郎とか。。。

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    2014年07月06日
  • 星宿海への道

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    こういう小説がかける人ってどんどんいなくなるのかなぁ。荒々しい感じ、が今の脱力感、と比較されてとても新鮮です。新鮮といっては失礼かもしれないが。

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    2014年06月10日
  • 五千回の生死

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    じっくりどの作品も味わえる。1日1品読んでじわじわ楽しんだ。それで正解だった。『トマトの話』『五千回の生死』詩の題名みたい。もちろん内容も納得の作品。

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    2014年06月04日
  • 道頓堀川

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    人間の生きる上での芯みたいなのを宮本輝の作品を読んでいるとしばしば感じる。
    この作品も同様だ。
    これといった新鮮な設定でもないし、話の展開もそんな奇をてらったものではない。だけど生きていくうえで大切な、力強いものが文章から伝わってくる。作者が真摯な気持ちで、物語に、登場人物にむきあっているんだなぁと思った。不思議な気持ちでどんどん読み進めてします。

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    2014年05月19日