宮本輝のレビュー一覧

  • ドナウの旅人(上)

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    母から借りた本
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    今で言うモラハラ的な夫を捨て突如家出した母、絹子
    ドナウ川に沿って旅をしたいという手紙を受け取った娘の麻沙子は母を引き止めるため、かつて自身が過ごした西ドイツへ飛ぶ
    かつてのドイツ人の恋人シギィと再会し、共に母を追う中、絹子が17歳年下の愛人、長瀬と共にいることを知る
    やがて、二人を見つけた麻沙子とシギィの4人はドナウ川を下る旅に出る
    ・
    まず、もう古い!
    1988年刊行…ってことは35年も前!!
    言い回しも古臭い
    『〜ですわ』とか『〜しましたの』とか
    それがいい味出してるっちゃ出してるのかもしれない…といい方向に考えてみる
    とっても分厚い上にやや冗長的なので時間かかった
    こんなんが下でも続くのか…うーん…とは思うが続きも気になる
    絹子と同年代だけに17歳も年下の彼とどうなっていくのかも気になるし
    昔の東欧の共産圏についての描写は興味深い

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    2023年02月18日
  • 草花たちの静かな誓い

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    【2023年21冊目】
    ある日突然莫大な遺産を相続することになったらーー?思わぬことになった主人公にゆるゆると降りかかる未知の出来事の数々。終始困惑しながらも、着実に前に進んで真相に近づいていく様子を、こちらもページをゆっくりとめくりながら追いかけました。

    草花の美しさと対比するような真っ黒な事実も明らかになるものの、結末は決して後味の悪いものではなく、未来を見据えた終わりになっているのが良かったです。

    ニコ、私も一緒に仕事してみたいなぁ。

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    2023年02月03日
  • 草花たちの静かな誓い

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    ネタバレ

    なんか読んだ記憶があるな。。。と思いつつ読み進め、さて、真相解明、となってまさに読んだことあったわ、と思い出す。

    アメリカカリフォルニアの豪邸街、アメリカの生活、を、描きたかったんかな、という感じの作品。

    真相が本当にそうであってほしくなかった、という嫌な真相なのが、玉に瑕で。

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    2023年01月07日
  • 睡蓮の長いまどろみ(下)

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    私は宮本輝が凄く好きだったんだけど、あぁもぅ物語の背景が共有出来ない時代になってしまったな…と。この作家は戦中戦後に苦労した親を持って、高度経済成長時代に生きているって背景に物語を紡ぐのが本当に秀逸で。沢山の物語をそこへ投下してるんだけど。もちろんその背景が変わっても普遍的に味わえるモノもあるんだけど、宮本輝はそうじゃない。その時代感というか、生活様式、ジェンダーバイアスとかが、もう「今」に適応しなくて、あぁもう賞味期限切れたんだなって思ってしまった。

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    2022年12月29日
  • 螢川・泥の河

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    蛍川、昨日1日読んでいた。宮本輝の芥川賞受賞作。鮮やかな人物描写と細やかな自然描写。この後に錦繍が発表されたが、その萌芽を感じられる。蛍が最後乱舞しているシーンは圧巻だった。

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    2026年02月01日
  • 夢見通りの人々

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    商店街の笑いあり、涙ありのほのぼのストーリー?
    そんなのはよくあるけれど、
    いやいや、そうもありえるわけじゃないけど全然ありえんわけじゃない絶妙さがリアルなお話。
    冷たいようでもあるし温かいようでもある。
    そのリアルさがお気に入り。

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    2022年11月16日
  • 青が散る(上)

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    関西+テニス+大学。

    正に、青春小説。
    スポーツ時々恋。王道中の王道だと思う。
    故に、作者の力量がはっきりと出るのではないだろうか。

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    2022年09月07日
  • 流転の海―第一部―(新潮文庫)

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    まだなんとも言えないけど、本当に久しぶりに宮本輝を読んだ。
    一筋縄ではいかない、哀しみを背負った人たちの物語がやっと動き出すところって感じなのか。
    まだまだ先は長いが、楽しみ。

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    2022年07月19日
  • 星々の悲しみ

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    短編集
    オチ、というオチはないけれど、読後になにか引っ張りそうな吸引力を感じる作品
    死、病気が題材のものが多かった
    火…はもう一度読まないとよく分からない。
    好きなのはやっぱり星々の悲しみ

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    2022年07月16日
  • 草花たちの静かな誓い

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    描写が豊かなのでお金持ちになった気分が味わえた。
    内容は想像してた通りだったけれど、ありえる?と思いながら読んだ

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    2022年07月01日
  • 草花たちの静かな誓い

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    ネタバレ

    菊枝はなぜ最後までイアンと添い遂げることができたのだろうか。娘への愛情、イアンへの愛情、揺るがない強い意志を貫き通した菊枝の生き方に 良くも悪くも思いを巡らせた。

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    2022年06月11日
  • 草花たちの静かな誓い

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    推しグループのメンバーがジャカランダの話をしていたので結構前に読み終わったのを思い出して記録。
    西海岸に行く用事に合わせて読んだ。可もなく不可もない話だったけど、現地の空気が感じられるのはよかった。西海岸で暮らしていた頃は知らなかったけれど、その後私の人生のゴールデンアワーを過ごしたリスボンで出会ったジャカランダだったり、いままさに勉強している資格の話が出てきて、たまたま手に取った本が私の人生で出会うべき本だったと感じられる不思議な体験でした。

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    2022年05月25日
  • 水のかたち 下

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    主人公の志乃子が50歳とちょうど私と同年代で、親近感を覚えながら読み始めました。
    働き者の夫と3人の子供を持つ主婦の志乃子が、たまたま古美術品を手に入れたことから人生が動き出すお話。
    平凡な主婦という設定だけど、実はただ者ではない気がしたよ。良いものを見分ける目利きの天性の才能がある。
    すなおで謙虚で礼儀正しく、自分を自分以上のものに見せようとはせず、自分以下のものに見せようともしない、そんな善き人である志乃子。彼女が物との出会い、人との出会いで新たな人生を切り開いていくのだけど、これは偶然ではなく彼女が引き寄せたものなんじゃないかなという気がした。
    50歳でこんな風に人生の風向きが変わることがあるのかなぁ。ご縁もあるけど、自分次第なのかなぁ。私の後半の人生はどうなるんだろうと思ったりもした読書となりました。私の身にも何か起きて何か変わらないかなぁ。漫然と生きているだけでは何も変わらないかぁ…

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    2022年05月17日
  • 三十光年の星たち(下)

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    20代の頃に宮本輝さんの作品を読み漁っていた自分を懐かしく思う。
    数十年ぶりにこの作家さんの物語を読んで、時々無性に恥ずかしい気分になるのは何でだろう?
    自分は、このような素敵な出会いや幸運な巡り合わせを信じられない人間に成長してしまった気がする。
    自分が腹黒い人間になってしまったような居心地の悪さ。
    作品自体はすばらしいのに、もやもやしてしまった。

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    2022年05月15日
  • いのちの姿 完全版

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    カバーを失くしてしまった上、しばらく本棚にしまいこんでいた。
    ポツリポツリと読んでる。
    決して順調とは言えないのだけど、ゆったりとした静かな時間がこのエッセイには流れている。
    気持ちが静かでクリアになる。

    また再読してみたい。

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    2022年03月12日
  • 流転の海―第一部―(新潮文庫)

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    久しぶりに面白い小説に出会った。
    今一つ、松坂の人物像が現実味を帯びて把握できない。人生経験が足らないのかなぁ。

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    2022年03月27日
  • 草花たちの静かな誓い

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    半分くらいまで物語の大筋に関係ないスープや花の話で長く感じた。そういう作風だったのか。急展開があるような感じではなく、新生活の中で徐々に真実が明らかになっていく感じ。また普通に読めた。

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    2022年03月04日
  • 春の夢

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    おばあさんの死に顔の描写は個人的にインパクトがあった。”生き様は死に顔に出る”いい顔で死ねる生き方ができてるか?自問自答したい。
    決して明るい物語ではなく、絶望やいくつかの葛藤がありながらも、蜥蜴のキンちゃんに自身を投影した主人公が生きることに向き合い前に進んでいく様子は、”冬から春”への移り変わりを彷彿させる。まさにこの時期に読みたかったと思える一冊だった。

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    2022年02月27日
  • 私たちが好きだったこと

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    人生のある時期、一緒に過ごした男女4人。
    自分たちを、その人のためになるなら、何でも許してしまう病気だと思う若い男女。
    彼らのそのひとときの出来事を淡々と描く。
    宮本輝というよりは、村上春樹のテイストを感じさせる小説だった。
    結局何が言いたかったのかが分からないのも村上春樹的。

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    2022年01月09日
  • 彗星物語

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    私は、読書には非日常を求めます。
    SFとかサスペンスとか突拍子もない展開が好きです。
    ドキドキ、わくわく♪
    ところが、この彗星物語は、とある大家族のほのぼのとした日常を描いています。
    おじいちゃん、お父さん、お母さん、長男、長女、次女、次男
    お父さんの出戻り妹と3男1女の子供、犬、留学生
    ちびまる子ちゃんのともぞう張りのおじいちゃん
    さざえさんの「たま」よりキャラクターの強いアメリカン・ビーグル「フック」
    渡る世間。。。ばりにいろいろ事件が起きます。

    なぜ読んだのか?
    それは、今住んでいる地元を描いた本で、前から読んでみたかったからです。
    土地に関する描写は、「あっ、あの道か」「あのバス停までの道って、そうそう」って浮かんできて楽しいです。

    で、非日常を満足しているかどうかなんですが、
    私今、忙しくオフィスと家の往復を繰り返す毎日を送っています。
    そんな中で読むと、大家族のほのぼのな日常は「非日常」なんですよ!これが
    大家族ってのが、すでに非日常かもしれません。
    迷惑をかけあって、衝突して、怒って、笑って
    たまにはいいですね!こうゆうお話(^o^)b

    「さあ、これからだ」と考える心、
    「突如、彗星の如く」が表わすものとは? 学ぶべき点も多い作品でした。

    そして、どうなんだろ?次のことが皆さんに聞いてみたいくなりました。
    1)みなさんは地元について書かれた本って読んだことありますか?
    2)読んで、「うんうん」って感じでしたか?
    「ウソばっか」とか「盛ってる~」でしたか?

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    2021年12月21日