宮本輝のレビュー一覧

  • 星々の悲しみ

    Posted by ブクログ

    短編7作品中の6作品を読んだ。宮本輝氏の本は3冊目。いずれも読み始めると続けて読みたくなる筆力を感じる。だが何れも暗く、どうにもならない不条理な人生を眼前に見せられて、これが現実だと知らされて苦しさを感じる。創価学会に心服する宮本氏はなぜそこから希望へ開ける道を明示してくれないのか。暗示されているのに私にはわからないのか。因果応報があるにしても、明るさ、光が欲しい。時間がたって氏の本を読めば、印象が変わるのかもしれないが。

    1
    2017年02月22日
  • 水のかたち 下

    Posted by ブクログ

    面白いけど…好きなセリフもたくさんあるんだけれど…いろいろ都合がよすぎやしないだろうか。主人公の人柄が呼び込む、人の輪とか幸運とか運命とか、そういうことなのかもしれないけれど。

    0
    2017年02月09日
  • 幻の光

    Posted by ブクログ

    短編集。
    どの作品も「喪失」というものが背景に感じられます。
    明るい話ではないけれど、読んだ後に、柔らかな余韻が残るような一冊。

    0
    2017年01月29日
  • 水のかたち 上

    Posted by ブクログ

    志乃子が湯木留美と言い合いするシーンの志乃子の心の動きが好きだなぁ
    勇気を出せ、白ナマズ。反対攻勢に打って出よ、リンゴ牛

    早速、キュウリを買い込んでキュウリサンドを作ろう!

    0
    2017年01月29日
  • 星々の悲しみ

    Posted by ブクログ

    有り触れた生活の一片なのに、どうしてこうも胸が苦しくなるのだろう。なかなかしんどい作品だけど、また必ず読むと思う。

    0
    2017年01月26日
  • ドナウの旅人(下)

    Posted by ブクログ

    ドナウの旅は長かった・・・。
    ストーリーが途中冗長になって、読み続けるのが苦しくなるところもあったが、東ヨーロッパを横断する大河ドナウが終わるところには何があるのか・・・それが気になって根気強くページをめくった。
    最後の最後で衝撃的な結末となったが、それ以降の登場人物たちがしっかりと自分の人生を歩んで行くさまが想像できるようだ。
    途中の町や村の描写は、単に紀行文としても楽しめる。
    2017/01

    0
    2017年01月09日
  • 青が散る(下)

    Posted by ブクログ

    上巻はしんどかったけど、下巻で跳ねた。
    青春とはなんとも非効率で、無駄が多く、雑で、活力に満ち満ちている。

    0
    2016年12月16日
  • 青が散る(下)

    Posted by ブクログ

    大阪に新設された大学でテニスに打ち込む大学生たちを題材にした青春小説。下巻ではテニスの試合の記述が多くなり、テニスのゲームの奥深さがわかる。登場人物の若さゆえの行動やその後の生き方が面白い。

    0
    2016年11月03日
  • 青が散る(上)

    Posted by ブクログ

    筆者の本を久々に読む。大阪に新設された大学でテニスに打ち込む大学生たちを題材にした1982年の作品。上巻では、個性的な登場人物の説明の部分が多い。楽しみにしていたテニスの話はあまりない。

    0
    2016年10月29日
  • 焚火の終わり 下

    Posted by ブクログ

    何とも微妙な題材を綺麗で上品に仕上げたなぁと言う印象。
    近親相姦と言う文字を見るといやらしいイメージしかわかないけれど、この作品はいやらしさが全くと言っていい程ない。

    出生の謎は最後まであやふやでわからずじまいだったけれど、そこに関してはこの作品だから、まぁアリだなと思う。

    解説に書いてあった通り、作中に出てくる食べ物が美味しそう。

    0
    2016年09月12日
  • 焚火の終わり 上

    Posted by ブクログ

    今月は読書よりも他のことに気が向いてしまって、余り本に触れない月でした。
    こんなに読まなかったのは四年ぶりくらい。

    大量にある積ん読の中から久々に宮本作品。
    どこがとは上手く言えないけれど、この人の作品はやっぱり好きだなぁ。
    出生の真実がはっきりしていない兄妹二人。
    上巻の最後のシーンは性的にと言う意味ではなく興奮しました。

    二日酔いのシーンが割と多く出てくるのですが、作者も二日酔いに苦しんだ事が数多くあるんだろうなぁと、酒飲みの私は確信しました。

    焚火って、大人になってからやった記憶がないな。
    やれる場所も余りないですしね。
    大きな火を見るのは私も大好き。
    下巻へ続きます。

    0
    2016年08月29日
  • 骸骨ビルの庭(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    内容(「BOOK」データベースより)
    今も親代わりの茂木の話では、彼らが一緒に育てた桐田夏美から性的暴力を受けたと訴えられ、失意のうちに亡くなった阿部轍正の名誉が回復されればみな立ち去るという。孤児たちの暮らしをなぞるように庭を耕し始めた八木沢は、真実を求めて夏美の消息を追うが…。人間の魂の絆を描いた感動の力作長編。

    八木沢とかつての孤児(八木沢と同年代ですが」の交流によって阿部、茂木両名がいかに孤児たちを慈しみ育ててきたかを感じ、その崇高な人柄に感化され自分の人生も考え始めるのであった。
    意外と呑気な八木沢。はっきり言って楽しそうに大阪生活を満喫しています。

    0
    2016年08月25日
  • 私たちが好きだったこと

    Posted by ブクログ

    穏やかな文体とは裏腹に物語の展開が非常に早いのが印象的でした。この問題が解決したら次の問題がすぐに起きてという感じで、その中で与志くんを中心とした4人が成長していきます。一つ一つが軽いのが心地よい印象を与えてくれるのかもしれないですが、もう少し余韻に浸る時間もほしいかなと思いました。

    0
    2016年08月02日
  • 新装版 命の器

    Posted by ブクログ

    エッセイとはノンフィクションだと思うて居りました
    彼のエッセイはフィクションとない交ぜとなっている
    危ない あぶない 洗脳されそう

    0
    2016年07月09日
  • 人間の幸福

    Posted by ブクログ

    宮本氏にしては珍しい推理小説仕立てである。一人の女性の死から始まる周囲の人たちの「人生」。どんな人にもその人だけが持つ歴史があり、暗部がある。人は愛しく悲しいものであるが、「幸福」ということに限っていえば、その人本人にしかわからないものなのであろう。読むのにずいぶん時間がかかってしまった。そのことが残念。

    0
    2016年06月04日
  • 骸骨ビルの庭(下)

    Posted by ブクログ

    骸骨ビルで育った子供たちの話。
    農業、料理の話。
    生きることとは。



    と、面白かった気もするんだけど、イマイチ心に響かなかった。

    0
    2016年05月14日
  • 青が散る(上)

    Posted by ブクログ

    新設大学でテニス部をコートから作った
    別にプロを目指している訳ではないと本人も自覚しながらも、テニスに打ち込む

    親友がいて、
    好きな女子がいて、
    今の自分と将来の自分に不安を感じ、
    過ごす青春

    0
    2016年04月06日
  • 約束の冬(下)

    Posted by ブクログ

    どの登場人物をメーンにしてるかわからない。
    どの人物も中途半端な気がするが,宮本さんの解説でなんとなく納得しました。

    0
    2016年03月20日
  • 三千枚の金貨(下)

    Posted by ブクログ

    ガムシャラに生きてきた主人公たちが40歳を過ぎたある時、少し足を止めて自分のこれまでの人生、生き方を俯瞰する。金貨探しはそれを促す出来事のひとつにすぎない。シルクロードの旅やゴルフ談議、里帰りや骨董品の購入などあらゆるエピソードが主人公たちの人生のささやかなターニングポイントになってくるのかもしれない。

    0
    2016年02月29日
  • 三千枚の金貨(上)

    Posted by ブクログ

    病院で死を間近にした老人から三千枚の金貨の話を聞いた主人公が職場の同僚らと金貨探しに乗り出していく。
    前半を読んだところで、金貨探しはほとんど進んでいない…
    ハラハラするようなトレジャー要素満載の内容ではないようだ。あくまで登場人物達の人間味に焦点を当てたものとなっている。宮本輝らしいマイペースな小説。

    0
    2016年02月22日