大沢在昌のレビュー一覧

  • 漂砂の塔 下

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    著者が得意とする「島ものハードボイルド」。北方領土を舞台に、ロシア・中国・日本の3か国の人物が絡み合う。

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    2023年12月08日
  • やぶへび

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    読みやすい。でも内容的にはイマイチ。軽快すぎて、シリアス感なし。青珠が可愛らしい。これで甲賀もくだらない女から足を洗えばいいのだが。

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    2023年12月08日
  • 【文庫版】小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

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    いくつかためになる箇所はあったものの、実作者の指南本は、どうも……と思うところもなくもない。自分が今求めているのは体系的な知識だなと思った。

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    2023年10月21日
  • 狼花 新宿鮫9~新装版~

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    新宿鮫9巻目は宿敵の仙田との再会。鮫島の物語である一方で、仙田の物語で、中国人・明蘭の物語。仙田との因縁は予想以上に根深いものだった。似たような立場で見切りをつけた仙田と腐らずしぶとい鮫島との対比は明蘭と晶との関わり方にも表れているように思えるのは気のせいか。共通項がなければすれ違いもしなかっただろう人たちが、組織を思ってとった行動が彼らにとっての正義であり正論であると思うと、やるせないと思うことのほうが多い物語。すっきりはしないけれど、そうやってやるせなさを胸に抱えて生きていくのもまた人生だよな。と。

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    2023年09月23日
  • ダブル・トラップ

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    大沢在昌氏の作品は初めて読みました。
    出だし引き込まれましたが、回りくどいのか途中から集中力低下してしまいました。
    新宿鮫は読んでみようかと思います。

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    2023年09月05日
  • 罪深き海辺 下

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    サスペンスがミステリになり、ミステリがアクションになる。大沢在昌は悔しいかなページを操る手を止められない。寝る前に手を出しちゃいけないとわかっていて、なんど夜更かしをしてしまったことやら。罪深き海辺は、まず、主人公の干場がいい。権力や暴力に屈しないタフさと、懐にするりと入る人懐こさがある。次に刑事の安河内さんが渋い。暴力団をいなすスマートさ、虎視眈々と機会を狙うしぶとさ。そして令子ママがチャーミング。過疎が進む港町が狙われたのにはそれなりの理由があって、そこに利権が絡んで、もつれて、はじけたら…。

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    2023年08月19日
  • 罪深き海辺 上

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    夏フェアの大沢在昌は東京からほど遠くない場所に位置する港町を舞台に繰り広げられるサスペンス。親の出自がこの辺らしい。そのぐらいの軽い気持ちで訪れた町は、のどかな港町だけど、どこか不穏な空気が漂っている。脳天気すぎるほど脳天気な主人公・干場は無邪気に母が捨てた故郷を歩き回る。彼が歩けば歩くほど、不穏な空気は広がっていくのは、お殿様と呼ばれた大地主の伯父の死が関係しているようだが。干場を気に掛ける令子ママ、刑事の安河内、新興勢力の柳、「外」の人たちほど干場を気にかけ、「内」の人ほど煙たがる。

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    2023年08月19日
  • ダブル・トラップ

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    大沢在昌さんの処女長編。流石に新宿鮫ほどの緊密さはなかったが、そこそこ楽しめた。

    巻末に2011年現在の著作リストがおまけについているのが嬉しい。

    現在。過去そして現在の構成だが、過去の部分が少し分かりにくい。もう少し丁寧に書いてあると良かったかもしれない。
    物語の大きい謎の部分は、読み進めていると、この人が臭いなというのは想像できるが、敵役としては少し物足りなさも感じた。

    かれこれ40近く前の作品になるが古臭さは感じずに読み進められる。中々感情移入できる人物は登場しないが、主人公の強さには男としてこうありたいもんだと憧れる。

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    2023年08月14日
  • 雪人 YUKITO 1

    無料版購入済み

    ((φ(-ω-)

    もんでんあきこの絵の中で男は特に艶っぽさがある。
    と言ってBL物や加藤鷹などの作品は色気はあるが見る気は起こらない。
    原作との違いに突っ込みながら主役の突っ込みどころにニヤリとしながら読んでる木曜の深夜☪︎⋆。˚

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    2023年07月27日
  • 撃つ薔薇 新装版~AD2023涼子~

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     美貌の潜入捜査官「櫟涼子」の活躍を描く長編ハードボイルド。元は1999年に出版されているのだが、文字通り2023年を舞台にしている。特に近未来(当時から見て)に設定する必要があったのかは疑問である。しかし今読んでも、違和感はあまりない。

     最後で涼子の本名が明らかになる。大沢在昌氏のファンならば、もしかしてアレの姪かよ、ってなるだろう。

     まあ、美人が鉄砲をぶっ放すだけで、自分は萌えですけど(笑い)。

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    2023年04月29日
  • 罪深き海辺 上

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    話の展開がおそくて。。。
    上巻だけ読んでも、展開がどうなるのか、輪郭もイマイチわからずでした。
    気になるので、下巻へ続くだが、、、

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    2023年04月24日
  • 鮫島の貌(かお) 新宿鮫短編集

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    もっと読みたい!鮫島のプライベートを覗いたような貴重な短編集。しかもこち亀やエンジェルハートのキャラも登場してくる。えー!!ってなった。(作者の好み?)幼な馴染みが一番好き。

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    2023年04月17日
  • 語りつづけろ、届くまで

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    本当に久しぶりにこのシリーズを読んだ。
    主人公が普通のサラリーマンなので大沢作品としてはかなりライトな印象ですが、ここ一番では本職の反社会的勢力を凌ぐ気合いを見せます。
    内容の割にちょっと長くて緊張感が持続しないかも。

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    2023年04月07日
  • 灰夜 新宿鮫7~新装版~

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    新宿鮫らしいカッコ良さが前面に出てますし、謎解きモードで楽しみではありますが、うーん、もうちょっと明るさとテンポの良さがあるといいのだけれど、読むのがちょっとしんどかった。

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    2023年03月29日
  • 無間人形 新宿鮫4~新装版~

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    2巻よりは3巻、3巻よりは4巻が良くて、より話が立体的になったし、晶が拉致されることでドキドキ感はありますが、麻取りと警察の間の連携がねっとりしていてリズム感が無い。悪のドンである昇には、もっと華やかな経過や立場をつくってあげていた方が、本家に対するリベンジ感というか景子に対する思いのはけ口を感じられた気がします。単にしゃぶ中とのドンパチ盛り上がりだけで、そこまで盛り上がらなくて残念な終わり方なので、1巻を超える話は、まだ出ていないと思っています。

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    2023年03月04日
  • 新宿鮫 新宿鮫1~新装版~

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    これぞ警察小説!と言いたくなる作品。
    血と暴力と対立が入り乱れる新宿を舞台に奮闘する鮫島。
    警察組織内で疎まれる彼の行動には終始ヒヤヒヤさせられるが、それも真っ当な正義感と人間臭さの表れかと思うと黙って見守るしかないなという気になる。
    恋人の晶や上司の桃井など、鮫島の周りには魅力的なキャラが多い。

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    2023年01月29日
  • 冬の保安官 新装版

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    大沢在昌の短篇ミステリ作品集『冬の保安官 新装版』を読みました。
    『悪人海岸探偵局』、『標的はひとり』に続き、大沢在昌の作品です。

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    シーズンオフの別荘地に拳銃を片手に迷い込んだ娘と、別荘地の保安管理人として働きながら己の生き方を頑に貫く男の交流を綴った表題作をはじめ、飯倉の裏通りにあるバーを根城にする一匹狼のもめごと処理屋を描いた『ジョーカーの選択』、未来の巨大ホテルを舞台に、最悪の麻薬・ローズショットの中毒者で、常に死を見つめながらホテル探偵を続ける男を描く幻のSF連作短編『ローズ』ほか、大沢ハードボイルドの人気シリーズの役者がすれ違う、ファ

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    2023年01月12日
  • 灰夜 新宿鮫7~新装版~

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    田舎町でこんなに火花が散って人がバンバン死ぬか?と思うけれど、新宿鮫ならあり!と思う。晶がでてこなかったのが残念。

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    2023年01月03日
  • 氷舞 新宿鮫6~新装版~

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    新宿鮫6巻。個人的にはあまり好きではない。鮫の旦那が女々しくて。晶と思うように会えないことに苛立ちを感じている。携帯電話という便利なものが世の中に出回っていて、便利なのに不便を感じるのは二人の生きる場所が問題なのか、年なのか。いつまでも同じとはいってられないわけで。そんな中起きた殺人事件は、とんでもなくでかい蛇がトグロを巻いていて、さらには寝た子まで呼び覚ます勢いで、どんなであれめげないし、諦めない鮫の旦那は健在だった。

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    2022年12月26日
  • 炎蛹 新宿鮫5~新装版~

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    娼婦殺しと窃盗団を追っていた鮫島が、植物防疫官の甲屋と共にフラウメス・ブーパという害虫の行方も追うようになる話。
    たくさんの事件が絡み合ってるのにややこしくはない。
    甲屋さんのキャラがめちゃくちゃ良かった。新宿鮫シリーズでは割とおなじみの鮫島の相棒役としては今のところ一番好きかも!

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    2022年12月26日