大沢在昌のレビュー一覧

  • 解放者 特殊捜査班カルテット2

    Posted by ブクログ

    藤堂ががかだいぶ表に出てきて、彼を追う一味も現れ一気にストーリーが進んできた感がある。カスミも消え最終巻への期待がグッと高まった。それにしてもホウがイカす。最後の短編が一味添えている。

    0
    2017年03月01日
  • 雪人 YUKITO 4

    Posted by ブクログ

    『雪人』再読。深読みし放題のホモ臭さ…かと言って泥臭くないさじ加減の、もんでんさんの描き方が好きだー!!母親から放置され、死んだ妹の遺体を食べていた少年・新田アキラの描き方も好き。人間性を学べなかった彼が、最後雪人に手を引かれて行く様とか、東京喰種読み込んでいる今だから心震える。極道の宮本と、宮本を心酔するあまりに独占欲の塊になる近松。極道の宮本と、人間を見る目が同質な事で一種の共感力を抱いている刑事の佐江。形ばかりの妻を持つと言いきった呉林と、息子同然に思っている新田アキラと梶雪人。雪人の「父の死の真相が知りたい」と言う思いが呼び寄せた因縁の物語。

    0
    2017年02月06日
  • やぶへび

    Posted by ブクログ

    元刑事の甲賀はお金がないことから中国人との偽装結婚を請け負った。
    その書類上は妻となった相手が警察に保護され、甲賀に連絡が入る。
    厄介なことに、その妻は精神的なショックから記憶喪失になっているという。
    そもそも妻とは会ったこともなければ、何も知らない。
    まずはそれを調べることになったが…事態はとんでもない事件に繋がっていた!

    2017.1.22

    0
    2017年01月22日
  • 絆回廊 新宿鮫10~新装版~

    Posted by ブクログ

    まず、桃井さん…この喪失感はどうしたら?という感じで読みながら泣きました。
    このシリーズ、これで終わり?だとしたら、いろいろスッキリしないことが多くて…
    悪い奴は全員逮捕してください!(大沢在昌さん、お願いします!)
    それから、香田さん!前巻で退場かと思っていたので、正直嬉しかったのですが、二人は何故いつもそうなってしまうの?残念でなりません。やっぱり、続編希望です!

    0
    2017年01月09日
  • やぶへび

    Posted by ブクログ

    一気に読める愉しい作品。元警官の冴えない女好きの甲賀が形だけの結婚をした中国人女性李青珠の身柄引き取り要請を受け、その女性の背後の中国マフィアとやくざの騒動に巻き込まれる。

    0
    2017年01月08日
  • 風化水脈 新宿鮫8~新装版~

    Posted by ブクログ

    まず、「あれ、仙田ってこんな大物だったっけ?」あと、懐かしい方々の名前がいろいろ出てきてストーリーに厚みが出てました。前巻の反動なのか、目茶目茶新宿の歴史が詳細に書かれていて…ちょっとマニアックだった。
    そして!やっぱり真壁さん!!!
    ただ、思っていたのとはまるで違う展開に…。再登場を待ちわびていただけに、この静かな退場は寂しすぎるけれど。助かって良かった。お幸せに…(ちょっと妬ける)

    0
    2016年12月24日
  • 灰夜 新宿鮫7~新装版~

    Posted by ブクログ

    鮫島の握る情報がついに明かされるのか!!と、終始ドキドキの緊張感の中で読み進めたのだが、何だか意外な展開に…?舞台も新宿を遠く離れているのでこれは番外編だったのか、あら残念。しかし、この巻面白かった。鮫島のカッコよさは相変わらずだが、その他にも古山、木藤、石崎…そして今泉!!!それにしても、警察小説の中で、これほど優秀な刑事って他にいないよな!次巻も楽しみ!

    0
    2016年12月18日
  • 鮫島の貌(かお) 新宿鮫短編集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目次より
    ・区立花園公園
    ・夜風
    ・似た者どうし
    ・亡霊
    ・雷鳴
    ・幼な馴染み
    ・再会
    ・水仙
    ・五十階で待つ
    ・霊園の男

    長編と違って短編は、切り取られた一場面から浮かび上がってくる素材勝負のところがある。
    詳細な描写や分析に費やす言葉に限りがあるから。

    そしてこの短編集で際立っていたのが、鮫島の優しさだった。
    長編で暴力団や外国人犯罪者グループと対峙する鮫島は、下っ端の犯罪者ならばビビってしまうくらいの厳しさを常に見せている。
    そして、足下をすくわれないためにも、自分に一番厳しく清廉であることを律している。

    しかしこの作品集で鮫島は、組に見捨てられた組員、犯罪者予備軍の少年、犯罪を犯

    0
    2016年11月30日
  • 絆回廊 新宿鮫10~新装版~

    Posted by ブクログ

    このミスベスト10、2012年版4位。本読むの最初のとっかかりで作品のルールを理解するまでがしんどいけど、しリーズものはそのあたりが楽に入れる。逆にまんねり化するおそれもあるけど、このシリーズは毎回、事件をめぐる人間や組織の関係がしっかり設計されており、新しいキャラもしっかり書き込まれていて良くできてる。特に本作はストーリーが秀逸で、単独の作品としても十分通用する、シリーズで1、2を争う傑作と思う。晶の扱いも最近は難しくなってきて、登場すると話が薄っぺらくなってしまうような感じがしてたけど本作ではうまく処理したなって感じ。ただし、本当にこの作品で初めてめてこのシリーズを読む人に晶と鮫島の決断の

    0
    2016年11月12日
  • 狼花 新宿鮫9~新装版~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鮫島と同期でありながら、決して同じ道を歩むことのない香田。
    しかし互いに嫌いあっているとはいえ、それぞれの正義と警察官としての矜持は認め合っていた。

    警察官と犯罪者という、立場は違うがよき好敵手としていくつかの事件に関わってきた仙田。
    人を見る目、先を読む力、躊躇しない行動力など、実に魅力的な人物であった。

    このふたりがこのような形で鮫島のまえから去っていくことになるとは…。

    シリーズも終盤になり、今作は別れの気配が濃厚だった。

    外国人の犯罪者を日本から締め出すことによって、安全な都市づくりを強行しようとする香田。
    法律の自在解釈を許せば、一時は平和になっても、いずれ矛盾が噴出するとい

    0
    2016年11月01日
  • 十字架の王女 特殊捜査班カルテット3

    Posted by ブクログ

    いつのまにか出ていた完結編。
    これだよこれこれ、と言いたくなるような大沢小説。
    「マッカーサープロトコル」などという、いかにもありそうなネタ、荒唐無稽に見えていた敵(藤堂)の信憑性の持たせ方、ヤクザやはてはCIAまで出してくる展開のスムーズさ。
    絶対の存在として描かれるカスミの設定も大沢さんらしい。

    正直、1から3まではイマイチだと感じていたけど、この完結編で全部チャラ。面白かったです。

    でもやはり、大沢作品全体とすると、真ん中くらいの出来なのでは。若い子とそれをサポートするオッサン連中、という構造で、作品をどうも当事者風に感じられなかったのが原因か。

    情報機関とかこのあたりを使った小説

    0
    2016年09月25日
  • 氷舞 新宿鮫6~新装版~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    直属の課長桃井と鑑識の藪しか警察内部に味方がいない鮫島。
    だから台湾の警察だったり、消防庁だったりなど、外部の人間とだけ協力者がいなかったのだが、今回の相手は警察内部。
    鮫島が元々所属していた公安の過去の事件が、現在の事件の捜査を妨害する。

    第一作の時に鮫島と対立する公安のエリート香田が、今回は鮫島と同じように自分の思う理想の警察官像と対峙することになる。
    エリート意識の塊で鼻持ちならないやつだった香田が、今回鮫島とカラオケで待ち合わせ。
    「俺はカラオケに行ったことなんかない!」と言っていた香田が、鮫島を待つ間演歌を歌うなんて。(笑)
    最終的にはゲイバーにまで行っちゃったし。

    物語の中で、

    0
    2016年09月17日
  • 小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

    Posted by ブクログ

    雑誌、『野性時代』誌上で行われた、小説講座の内容。
    小説で食べている、現役のスタイルが良く分かりました。

    0
    2016年09月15日
  • 炎蛹 新宿鮫5~新装版~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    構成がだんだん巧みになっていく。
    今回はラブホテル連続放火事件と、コロンビア人娼婦連続殺人事件と、稲を壊滅させるほどの繁殖力を持つ害虫の蛹の確保という3つの事件が同時に進行していく。

    鮫島は基本的にひとりで行動するのだけど、放火事件は消防庁と、殺人事件は機捜と、そして蛹捜索は植物防疫官と連携しながら捜査をする。

    消防庁予防部調査課の吾妻もいいキャラクターなんだけど、植物防疫官の甲屋が本当に面白いキャラクターで、鮫島よりも押しが強いのには笑ってしまう。
    研究者肌で公務員としてはかなり異質、けれど子どものような好奇心で鮫島の仕事に興味津々で付いてくる厄介なおじさん。

    3つの事件はそれぞれに全

    0
    2016年09月05日
  • 絆回廊 新宿鮫10~新装版~

    Posted by ブクログ

    同性愛の男性が。
    ノン気、というのでしょうか、全く同性愛の趣味の無い男性に、惚れちゃうわけです。
    惚れらてしまった男は、相手が同性愛者だと知っていて、でも自分は全くその気がないよ、という前提でしか、接しません。
    まあでも、それでも良い訳です。
    別に隙を見てキスしたいとか触りたいとか、そういう次元じゃないんです。
    純愛。
    だからまあ、「私は実は同性愛者です」と言わなければ、傍目には、「熱い友情」とでも見えるような。

    #

    2011年の、大沢在昌さん「新宿鮫Ⅹ 絆回廊」。
    前作の「狼花」が2006年だったので、足掛け5年。
    ちなみに、2016年現在、長編としては未だ新作が出ていませんので、かれこ

    0
    2016年08月25日
  • 無間人形 新宿鮫4~新装版~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    若者たちの間で流行っている薬「アイスキャンディ」。
    錠剤を口にすると、すっと頭が冷静になり、感覚が鋭敏になる。そして何よりも安い。

    今までになく手軽でお洒落な覚せい剤の出どころを追う鮫島。
    そして鮫島とぶつかる麻薬取締官事務所。
    取引の主導権を巡って争う「アイスキャンディ」の卸元と、東京の暴力団。
    地方の財閥一族の愛憎。
    そして鮫島の恋人・晶の運命。

    いくつもの物語が平行して動き出す。
    徐々に終焉に向かって収束していく後半は、とにかく続きが気になって、本を置くことができない。

    妨害されようと、時間が足りなかろうと、とにかく一歩一歩確実に犯人たちを追いつめていく鮫島。
    しかし事態は一歩一歩

    0
    2016年08月21日
  • 鮫島の貌(かお) 新宿鮫短編集

    Posted by ブクログ

    現時点で出ている10作を読み終えたら、あらこんな本もあったわ、という感じで手に取りました。
    短編集なので、サクサクと読める感じです。
    桃井さんがカッコ良かったり、晶と仲良かったりと、絆回廊を読んだあとだとしみじみしちゃいました。

    さて次は何を読むか。

    0
    2016年08月17日
  • 屍蘭 新宿鮫3~新装版~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作の「毒猿」では、台湾やくざと台湾の刑事が、プロとして自分の仕事を全うしながらも互いを信頼していたけれども、この「屍蘭」は犯罪の素人の女たちが、鮫島を追いつめていく話。
    彼女たち・綾香とふみ枝は、決して誰にも知られてはならない秘密で繋がっていて、しかし必ずしも互いを信頼しているわけではない。
    全く対照的な「毒猿」と「屍蘭」ではあるけれど、途中で読むのをやめられないのはどちらも同じ。

    ただ、最後まで読んでみてもふみ枝という女がよくわからない。
    なぜ綾香のためにそこまで献身的になれるのか。
    自分は見捨てられるのではないかという不安を感じながら、綾香を守るために自分の手を汚し続けるふみ枝。
    彼女

    0
    2016年08月08日
  • 狼花 新宿鮫9~新装版~

    Posted by ブクログ

    J様後追い第9弾
    ちょっと時間がかかってしまいましたが、後半はいつもの通り一気読みでした。
    今回はどう終わらせるか読めなかった。
    しかし、なんだかんだ言って、男性のほうがロマンティストですね。
    明蘭の気持ちもわからないではないけど、やはりここは深見を選ばないところが残念でならない。まあそうでないと、物語にはならないのでしょうけど。

    香田も残念。もっと一緒に手を取り合って捜査するところを見てみたかった。

    さて、現在のところ残すはあと一作。
    今度こそ晶はもう少し出てくるのか?

    0
    2016年08月07日
  • 灰夜 新宿鮫7~新装版~

    Posted by ブクログ

    「ルパン三世」という、テレビアニメがありますね。ありましたね。
    僕は子供のころから、大人になっても、基本的に大好きです。楽しめます。
    (と、言っても考えたら10年近く、見ていないかもですが)

    あの面白さっていうのは、物語、シリーズ、ヒーローもの、という楽しみ方を考える上で、実に判りやすい例だなあ、と思うのは。

    大まか25分の1話完結。
    中には、名作、と呼ばれるものもあります。
    「雨の午後はヤバイぜ」「脱獄のチャンスは一度」「七番目の橋が落ちるとき」「死の翼アルバトロス」「荒野に散ったコンバットマグナム」...
    (狡いようですが、大隅正秋さんのルパンと、宮崎/高畑さんのルパン、僕はどちらも好

    0
    2016年08月03日