大沢在昌のレビュー一覧

  • 氷舞 新宿鮫6~新装版~

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    前作では様々なストーリーが並行して展開、新しい和みキャラ?が登場したが、今回はまた一転。

    公安、外事、政治家が絡んで、最初はただの外人殺しが、少しずつ話が過去と今を行きつつ日本の警察機構・政治機構の中枢に繋がっていく、という濃厚なストーリー。

    ドラマも、晶との仲が少しずつ疎遠になりながら、新しいヒロインも登場?さらにはライバルの香田との共闘や鮫島の過去も絡んで・・・と盛り沢山。

    シリーズがここに来ても全くだれるどころか、より深化していて飽きさせない。

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    2020年06月23日
  • 屍蘭 新宿鮫3~新装版~

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    新宿鮫シリーズ第3弾。本シリーズは1作ごとに大きく異なるテーマや手法に挑戦しているが、本作の相手は女性(美しき女実業家とベテラン看護婦)。彼女らの独特でスリリングな関係性が本作の肝。
    現在、シリーズ(長編)は11作あるらしい。完全にファンになったので全部読むぞー。

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    2020年06月13日
  • 炎蛹 新宿鮫5~新装版~

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    毎回、趣が変わるシリーズで、今回のテーマは…ん?ない?

    今までは一つのプロット上で話が展開していたが、今回は複数事件の同時進行。それも(いくつかは重なるとはいえ)3つ4つもある。
    イラン人と中国人グループの盗品強奪に端を発した対立抗争、ラブホテル連続放火事件、娼婦の連続殺人事件…と話が錯綜する上に、タイトルともなる(南米から入ってきた稲を全滅させる可能性がある害虫の)蛹探しがプロットに関わってきて、何より鮫島が正反対のタイプの植物検疫官とコンビを組むという設定が面白い。

    シリーズで一番話の展開が凝っているし、のちに再び登場しそうなキャラも多い。ただあまりにも盛りだくさんの内容のため、晶の登場シーンが少ない…のが嬉しい。

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    2020年06月07日
  • 無間人形 新宿鮫4~新装版~

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    シリーズの中で一番プロットは練られているし、多彩な人物が登場する。しかも直木賞受賞作。

    が、様々な人間模様が交錯すのはいいが、あまりにも偶然やタイミングが重なりすぎているし、それぞれのドラマを深く描いているようで同じような描写が多く冗長に感じる。

    それぞれのキャラの行動にも根本的に説得力がないため、ラストは十分に盛り上がるが読後感はやや物足りない。

    他の作品のレベルが高いのでこちらの期待値が高すぎたのかもしれないし、根本的にこのヒロイン(描写)が好きになれないかもしれない。やたら若さと胸の大きさがだけが強調されていて、全く魅力が感じられない。

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    2020年05月24日
  • 新宿鮫 新宿鮫1~新装版~

    ネタバレ

    最後まで飽きずに読破

    前半の謎解き、後半の活劇。一気に読みました。新宿鮫はいつも時事ネタが入ります。今作もたっぷりつめこまれています。それが物語にリアルさを吹き込んでいます。終わり少しあっけないかな。それが良いところか、、、。星4にしました。

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    2020年05月11日
  • 毒猿 新宿鮫2~新装版~

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    ネタバレ

    今回は”敵”がハッキリしていて、その分ストーリーは一直線に予想通りのラストに向けて走る。疾走感、そして毒猿を中心に追う者、巻き込まれる者それぞれのドラマが重厚に切なく描きこまれていて、第一級のハードボイルトに仕上がっている。
    今作は描写がすごく視覚的で、映像化してほしい気持ちはあるが、安っぽいテレビ作品では満足できない。
    (既になっているが…)

    ただ、毒猿、追う刑事のキャラがしっかり立った分、鮫島が少し後ろに下がってしまったのも残念だし、晶とのエピソードは蛇足でしかない。

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    2020年04月24日
  • 無間人形 新宿鮫4~新装版~

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    キャリア警察官出身の鮫島警部が所轄署の刑事になっていて、 そんなことは異例だから、警察内部機構の矛盾をついて いろいろぶつかりながら、事件を解決していくストーリーがおもしろい

    この作品で直木賞を受賞というより、 これまでのシリーズ全体に受賞という感じ
    ま、その後の10巻に及ぶ作品群もおもしろいらしいから
    (夫が先に全巻読んでの感想で) 大沢氏、このシリーズ作品が大力作というわけである

    作品の手に汗握る事件を追うのも楽しいが、 やはり展開の中にはさまれるフレーズにハッとする、 それが作家の妙味

    たとえば次のような、鮫島(主人公の刑事)が、新しいバンドでプロのボーカルになっている恋人、晶に
    「なぜ前のバンドチームが壊れたのか」
    って聞く会話場面

    それに答える晶
    「よくある奴。みんなプロをめざしてたんだけど、
    それはとりあえずのプロって奴で、なってからのこと何も考えてなかった。
    で、プロの口がちょっとかかったとたんに、バラバラなこといいだした。
    要はバンドがプロになることよりも、ひとりひとりがプロになることしか思ってなかったんだ、でも、向こうはさ、最初はバンドとして見てるじゃない。全体でどうかって、具合で。
    だけど、口がかかると浮き足立っちゃって、自分から別のレコード会社へ、ソロ売りこみいったり、へんにプロダクションに相談したり、 足並みがてんでばらばらになっちゃった。それで一同、話し合ったら、 結局、プロになってからやろうと思ってることが、全員まるでちがうってことがわかってさ」

    「なんだかもったいないような話だな」

    「それでもとりあえずやってみようかってときもある。
    プロになって、バンドとして何年かは我慢しようかって、
    でも、そんときのメンバーは皆、我慢できる連中じゃなかった」

    ちょうど、スマップの解散騒ぎがマスコミで沸騰、バンド組むのもグループで歌うのも同様のわけがあり
    「なるほどなー」と思って読んでいた次第

    この作品は1994年が初版
    すこしも古びていない、というか
    集団があれば、結束もあり離散もあるってこと

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    2020年02月10日
  • 雪人 YUKITO 2

    購入済み

    登場人物が個性的

    作者の大沢在昌さんの物語の構成力の素晴らしさに引き込まれます。そして、その物語の登場人物に、もんでんあきこさんの絵が生命力を吹き込んでいて、普段は漫画を読まない私もはまってしまいました。

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    2019年11月21日
  • 雪人 YUKITO 3

    shi

    ネタバレ 購入済み

    先が気になります

    結論(黒幕が誰か)が見えつつあるにも関わらず、登場人物それぞれの個性と背景が作品に面白さを与えていて、ついつい先が気になる作品です。

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    2019年11月21日
  • 絆回廊 新宿鮫10~新装版~

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    『絆回廊』~新宿鮫10~/大沢在昌

    著者の中で、最も有名なシリーズなのではないでしょうか?
    本書は、『新宿鮫』シリーズ10巻目。
    著者の作品を初めて読んだのが、このシリーズでした。長編物だからいつまでも作品を楽しんでいられると、その世界観の中にどっぷり浸かって、抜けられなくなりました(笑)

    本書では、物語を通じても、大きな分水嶺、ターニングポイントになるような展開が描かれています。
    普段はハードカバーは購入しないのですが、この次の巻が出ていて、購入してしまいました。

    本書では、中国残留孤児二世らで構成される犯罪集団の「金石」を鮫島が追いますが、そこにはいくつもの危険と、幾重にも張られた線が織り交じり、血と硝煙の波紋を引き起こします。

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    2020年05月28日
  • 絆回廊 新宿鮫10~新装版~

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    久しぶりに疾走感溢れる新宿鮫が帰ってきた。

    大変面白かった。孤立する鮫島の今後が気になるが、
    永昌がこれからのライバルになるのではという予感を
    感じる。

    10までの面白さをランキング
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    10.炎蛹

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    2019年03月31日
  • 毒猿 新宿鮫2~新装版~

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    という訳で、貴志祐介を読む前に、先だって小説論を読んだ大沢在昌作品から。新宿鮫の1は読んだんだけど、もう10年位前になるから、着いていけるかなと思ったけど、それは全くの杞憂。本作だけでも十分楽しめるし、鮫以上にサブキャラたちの活躍が目覚ましくて、そっちを楽しむ物語になっている。何と言っても、タイトルからして毒猿がメインに来とる訳だし。その猿を含めて、なるほどキャラの魅力は抜群。小説論でも、繰り返しキャラの魅力について語られていただけのことはあり。オールタイムベスト入りも納得の、一気読み小説でした。でも☆4つなのは、やっぱりハードボイルドの世界観が苦手だから。

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    2019年01月11日
  • 絆回廊 新宿鮫10~新装版~

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    シリーズ10作目にして「御破算で願いましては」的作品。ここまで丁寧に順を追って読んできてよかった。新宿でマルB追って、の原点にこだわりつつ、桃井と晶というシリーズの顔との絡みも深く描かれる。まさに絆。ブツ切りの最終盤がとても印象深く、新章が今後どう展開していくか楽しみ。

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    2018年11月11日
  • ニッポン泥棒(上)

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    素直に面白い。序盤は訳のわからないものに突然巻き込まれ右往左往していた主人公が能動的に動き出してから徐々にスピードアップしている点が自然体で良い。それにしてもイレイスなんてものが実際にあったら恐ろしい。下巻に期待。

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    2018年10月16日
  • 炎蛹 新宿鮫5~新装版~

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    キャリア警察官僚ながら、新宿署生活安全課ではぐれ状態で活動する鮫島警部を主人公とする「新宿鮫」シリーズの第5弾。
    「新宿鮫」シリーズを通読しているわけではなかったが、本作は、公務員が読んで面白く、ためになるという話を聞き、閲読した。
    刑事小説としても、三つの異なった事件が絡まり合いながら、最後に一つにつながる構成で、とても面白く読み進めた。
    公務員として読んで面白い部分というのは、今回の相棒的登場人物である農林水産省植物防疫官の甲山の存在である。非常に独特であるが愛すべきキャラクターであり、彼の任務にかける誇りや思いを感じるとともに、公務員らしからぬパワフル(?)な言動にちょっとしたあこがれを覚えた。

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    2018年10月03日
  • 狼花 新宿鮫9~新装版~

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    香田が辞めた…
    仙田が死んだ…

    新宿鮫のひとつの帰結点の9巻

    巻が積み上げられる毎に疾走感は影を潜め、それとは逆に詰め将棋のような捜査が幅を効かせる。
    それでも他の警察小説とは一線を画すのは、鮫島のキャラなんだろう。
    明蘭と石崎の今後は?香田の巻き返しは?そして晶との関係は?まだまだ続く新宿鮫。


    9までの面白さをランキング
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    2018年07月22日
  • 小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

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    もちろん、こういう本を読んだからといって、小説を書いてみようなどという大それたことに挑戦しようことでは毛頭ない。
    「新宿鮫」シリーズをずっと読んできて、それを書いた作家が小説を書くということをどのようにとらえているのか(コンセプト)ということに興味があったことと、実際に文章を書くときにどんなことに注意して書いているのだろう(技術)ということを知りたかったのである。
    文章を書き、それを自らの生業にしているというのは、あらためて大変なことだと実感させられた。

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    2018年03月25日
  • 毒猿 新宿鮫2~新装版~

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    前半部分はロースピード。
    説明部のようで、ついてこれなければ後半への楽しさが味わえない。
    中間部からはスピードも乗って楽しい。
    ハラハラドキドキ、場面もコロコロ変わります。
    最終部はオチが読めるけど『走り出したら止まらない』のように最後まで駆け抜けてよみきってしまった。

    映像としてみたい、そんな本です。

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    2018年02月26日
  • 風化水脈 新宿鮫8~新装版~

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    鮫島のライバル的存在の真壁と仙田が登場する贅沢な作品。
    初期の頃の疾走感は影を潜めたが、男の友情を前面にだし、笑顔で締めくくっていて爽やかな読後感。
    読む人によっては甘すぎると感じるかもしれないが、私としては大好きな作品となった。
    前作で人を死なせすぎた反動か、今回は主要メンバーがほとんど死ななかった。
    鮫島、真壁、仙田のこの後が楽しみ。

    8までの面白さをランキング
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    2018年02月13日
  • 鮫島の貌(かお) 新宿鮫短編集

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    新宿鮫の短編集
    各キャラクターを掘り下げてあり
    中々面白かった。

    こち亀の両さんやシティハンターの冴羽とのコラボあり。

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    2018年02月06日