大沢在昌のレビュー一覧
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プロローグ
月イチ“新宿鮫シリーズ”第三弾
『新宿鮫Ⅲ 屍蘭』
今度のお相手は貴女ならぬ鬼女!
新宿鮫こと鮫島がどう挑んでいくのか!?
期待に胸を膨らませ頁を捲った
本章
『新宿鮫Ⅲ 屍蘭』本作も文句なしの★5
今度の敵は偏向的な鬼女と王道な美人鬼女
2人の悪女との対決だ
前作の『毒猿』のアクション系とは打って変わっての、女2人による静かなる復讐劇
哀しき絶世の美女に翻弄された静かなる鬼女の殺しが凄まじい
改めて、“女”の恐ろしさを痛感するとともに
あまりのシリーズの面白さ奥深さに“新宿鮫X”までは読もう
そう思った!
エピローグ
さて、題名の『屍蘭』である
これ -
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根っからの正義に生きるアスカと、ただただ殺戮することに熱を上げるふたりめの脳移植者ヴォールクの対峙。
物語のスケールは読み進めるごとに広がるけど、
アスカならきっと死なない!なんて絶対的信頼があるから安心して読み進められたような気もする。
「河野明日香」を否定することになるから新しい自分を受け止めきれなかったアスカ。美貌も武器にするズルさが有ることは決して悪いことではないと割り切って一皮剥けた彼女はもう誰もが認める最強ヒロイン。
市井の平和も自分のために生きる人生も全部全部強く握って手放さない!そんな強い決意が本当にカッコイイ。
前作より読むのは大変だけど、アスカのその後をしっかり回収し -
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新宿鮫は1990年にシリーズが開始されているらしい。
今作は短編集を含むと13作目。全て拝読しているがずっと魅力的で面白くあるのはとにかくすごい。新宿鮫のイメージは壊さず、でも進化してる感がすごくつたわってくる。
今作は結構ボリュームがありましたが、それでも足りない!と思わせてくれる面白さでした。
金石という集まりについても考えさせられるな、と。日本人で中国人でもない人たち。きっと想像もできないような苦労があるのだろうとおもう。根底はそこなのだろうか、そこからの派生がおおきな事件に。今作は独特な凶器がフューチャーされていて怪傑の切り口も面白かったです。 -
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プロローグ
首都高速と蒼氓(そうぼう)
そこは若い頃の僕の夜の摩天楼
車という空間に閉じこもり一心不乱にひた走る
等間隔に並ぶ街灯が幾重にも無音で通り過ぎて行く
夜通し走り続ける
やがて、夜が明け空が白み始めてくる
速度を落とし、山下達郎の“蒼氓”をかける
新宿のビル群をバックにシットリとそれは流れ
そして家路につく
蒼氓という言葉に宿るこの上ない響きと意味合いが
好きで堪らない
そしてあの頃のあの時間帯の情景にピッタリなのだ
本章
『新宿鮫』ノスタルジックな想いを感じさせずにはいられない★Super5
吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞受賞作品
“新宿鮫”余りにも有名なタ -
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アスカと明日香の生前の恋人"仁王"こと古芳の龍牙湖での潜伏と「クライン」の対峙、君国に拐われたアスカの攻防、そして古芳が旧友の金村と共にクラインとの決着に臨む。
君国に捕らわれたアスカがはつみの肉体の履歴とは関係なく彼女自身の尊厳を守るための攻防にハラハラする。その前にも龍牙湖で古芳と一夜を共にしていた時に気が付いた自分の心とは違う身体の要求に恐怖していたアスカ。高度な頭脳を持ってしても解決が難しい心と身体のジレンマが物語の緊張感を高めている。
戦闘の局面は古芳と金村がメイン。立て続けに大切な人を失った二人の壮絶な復讐心が傲慢なクラインの構成員達を一掃する展開は血みどろ -
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誰もが振り返る絶世の美女の肉体に勇敢さと高度な頭脳を持つ刑事の心が宿る。手段は、脳移植。
この作品が世に出て30年ほど経った現代でも様々なタブーから現実的ではない手段で2人が1人に成って麻薬組織の壊滅と警察組織の闇を明かしていくエンターテインメント小説。
1995年あたりが舞台と思われるのでポケベルやアベックといった単語が出てくるけど、前提が分かっていればむしろ高度なスマートフォンのような機器が登場しないので頭脳戦の描写が映える。
脳移植後の肉体に関しての疑問も丁寧に説明されていて半端なご都合主義になっていないのも物語に入り込みやすい設計。
上巻ではアスカ自身の頭脳が活きた逃走劇と明日香 -
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大沢在昌『黒石 新宿鮫12』光文社文庫。
久し振りのシリーズ第12弾。600ページを超える大ボリュームの長編ハードボイルド警察小説である。
今となっては、日本のハードボイルド作家は絶滅危惧種となり、大変貴重な存在になった。かつては北方謙三や大藪春彦、船戸与一、原尞、生島治郎などの多くの優れた作家がハードボイルド小説を上梓していたのだ。
そんな中、30年以上も続くハードボイルド警察小説シリーズがこの『新宿鮫』である。決して公には出来ない警察組織の秘密を握ったことから飼い殺し状態となり、単独行動を常とする鮫島刑事はずば抜けた腕力があるわけでも、格闘技に秀でているわけでもなく、己の信念のもと、 -
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新宿鮫シリーズは以前から読んだり止まったりを繰り返している。
この巻も、もしかしたら何年も前に読んでいたものかも。
ぶつ切りに読んでいたんですよ。なんとなくスムースに読み進められなくて。
でも今回読んでみて、自分が変わったのかな。
すっかり引き込まれました。それこそページをめくるのももどかしいほど。
どの人も闇を抱えて、とんでもなく暴力的で。
後の馳星周さんも、影響受けたんじゃないかな。
でも、馳さんと違って、新宿鮫には、真っ直ぐな心を持った
人がかならず出てくるんですよね。ヒロインの晶を始めとして。
改めて、全巻読みたくなったなあ。
何巻あるんだろう。
え、12巻?
先は長いなあ