大沢在昌のレビュー一覧

  • 雪人 YUKITO 5

    購入済み

    よかった

    2
    2018年02月18日
  • 鮫島の貌(かお) 新宿鮫短編集

    Posted by ブクログ

    買って帰って来て、あっ、これ読んだなぁって。わかってたんどけどやっぱりおもしろかった。また長編が読みたい。

    0
    2018年01月14日
  • 小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

    Posted by ブクログ

    作家という職業がいかに厳しいものかよくわかりました。
    読んでも読んでもそれでも飽き足らず、それ以上は自分で書くしかない
    情熱のある人がなる。今の自分の職業(作家ではなく普通のサラリーマン)
    はそう感じているものではないので、考えさせられました。

    0
    2017年10月06日
  • 灰夜 新宿鮫7~新装版~

    Posted by ブクログ

    寝床で読む小説として、長らく読んでいなかった「新宿鮫」シリーズを選んでみた。でも、これは寝床で読む小説ではなかった。頁を繰るのが止まらなくなって、逆に眠れなくなってしまう。
    相変わらず、大沢在昌はうまい。とにかく息もつかせぬ展開で一気に読ませる。
    何より共感するのは、保身のために節を曲げることをしない主人公・鮫島の生き方だ。
    たとえそれが小説の中だけのことであるとしても、そんな生き方をしている人物がいると思うだけでも勇気づけられる。

    0
    2017年09月30日
  • 十字架の王女 特殊捜査班カルテット3

    Posted by ブクログ

    シリーズ最終巻。特殊捜査官、藤堂、本社の三つ巴の戦いにCIAも加わり血と血で争う激闘の末クライマックスへ。カスミ、タケル、ホウそれぞれが友を想うが故に苦渋の決断をするが最後には最高のチームワークを発揮して立ち向かう。ラストは悲しみを誘うがもしかしたらまた再会するのではと思わせることに。いつか新作が出てくれたならと思う。ホウだけの作品も読んでみたい。ホウ最高!

    0
    2017年03月26日
  • 絆回廊 新宿鮫10~新装版~

    Posted by ブクログ

    二十年以上の服役を終え、新宿に帰還した大男が果たすべき因縁。鮫島を支えてきた絆さえ清算されてしまうシリーズ第10作。
    第一作が1990年。それから二十年の長期間に及ぶシリーズだが、新宿という街のように全く熱情が衰えることがない。本作では、中国残留孤児二世らの闇の組織が絡む事件だけではなく、鮫島の支えである晶や桃井との訣別が物語の柱となり、集大成的意味合いを持つ作品になっている。明確なシリーズ完結の情報はないが、新たな鮫島の姿に再び会えるのか心配だ。

    0
    2017年03月05日
  • 絆回廊 新宿鮫10~新装版~

    Posted by ブクログ

    香田さん、どうしてるかと思ったら警察に極近いところにいた。相変わらずだが。それにしても、ストーリーは今回も十分に裏切られることは無かった。おもしろい。だが、悲しいことがいくつかあった。桃井さんの死、これは今後の鮫嶋にどんな影響を与えるのか?そして、晶との別れ。これで終わりはないと勝手に思ってる。下里、うっとおしい奴だと思っていたが、結果的には鮫島を助けることになった。本人も助かって良かった。次の作品がいろいろと楽しみ。

    0
    2017年02月15日
  • 狼花 新宿鮫9~新装版~

    Posted by ブクログ

    手段は違うが目的は同じ、それぞれにメリット・デメリットはある。違いは法の下において遵守しているか、してないか?だ。多分正しいやり方で目的を達成しないと、いつか破綻するだろう。そして、大切なものを守り抜く者とだからこそチャレンジさせて欲しい者、そこには相容れない世界があり、決して交わることはない。一方、鮫島はジリジリと足元から崩れそうな状況の中でも自分の信念を貫き通していく。香田も本当に鮫島を潰そうとするかと思いきやそうではない動きをする。その行動を理解し合えない二人だが、仲間意識はあるのだろう。今回も十分に楽しめた。

    0
    2017年02月05日
  • 雪人 YUKITO 5

    購入済み

    名作

    文句なし

    1
    2017年01月09日
  • 新宿鮫 新宿鮫1~新装版~

    購入済み

    バードボイルド

    これをバードボイルドというのでしょうか

    0
    2016年12月20日
  • 小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

    Posted by ブクログ

    凄く面白かった。久しぶりに続きをどんどん読みたくなる本に出会った。エンタメ小説を書きたい人は必読で、読むのが好きな人も楽しめるだろう。文庫化熱望。日本推理作家協会「ミステリーの書き方」と合わせて、何回も読みたい。

    特に日本文学・海外文学の文章表現の違いなどは実に興味深かった。神視点・視点の乱れの問題もとても分かりやすく書かれている。

    思ったのは、受講生のレベルが結構低いということ。だから講座として成立するわけだが、彼らの小説のあらすじや一部分を読んでいると、これで大丈夫なの?作家を目指してもいいの?と少なからず思ってしまったのも事実。不倫・死・復讐と、なんだか発想がとても陳腐。中にはおっと

    0
    2016年11月23日
  • 絆回廊 新宿鮫10~新装版~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このシリーズはこれで最後なんだろうか?

    自分の生き方を変えることはできない。
    それは鮫島だけではなく、鮫島の週の人間だって同じこと。
    結果、鮫島は大切な人を二人までも失うことになってしまった。
    他の道はなかったのかと読みながら何度も考えてみた。
    この喪失の大きさに鮫島は耐えられるのだろうかと心配になった。

    耐えられなければこのシリーズはこれで終わりだ。
    耐えられるのなら、永昌が仙田のような存在になるのだろうか。

    胸にぽかっと大きな穴が開いたようで、実は私自身が喪失の大きさに打ちのめされている。
    今作は確かに絆の回で、永昌も樫原もとしみも、それぞれに魅力的であったけど、それを上回る衝撃でち

    0
    2016年11月15日
  • 絆回廊 新宿鮫10~新装版~

    Posted by ブクログ

    新宿鮫シリーズを読破した達成感よりも新宿鮫シリーズを読めなくなるという悲しさの方が多い。

    とにかく面白かった。

    0
    2016年10月30日
  • 灰夜 新宿鮫7~新装版~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これは、番外編と言っていいでしょう。
    舞台は新宿ではなく、自殺した同期の宮本の故郷で全てが始まり終わる。

    そもそもは鮫島が拉致監禁された。理由は不明。
    鮫島を助けるために宮本の親友・古山が動いたが、鮫島の解放と引き換えに彼が捕まってしまう。
    古山を助けるため、鮫島は走る。

    地元で手広く水商売をしている古山、彼を調べていた麻薬取締官、鮫島を見張っていた地元警察、そして地元の暴力団。
    狭い地域で密接に交差するこれらの関係。
    いったい何が起こっているのかわからないまま、宮本と古山の友情のために走る鮫島に胸が熱くなる。

    人が死に過ぎて、死んで欲しくない人までも死んじゃって辛いけど、これは男の友情

    0
    2016年10月16日
  • 炎蛹 新宿鮫5~新装版~

    Posted by ブクログ

    前作から1年間空けて読んだ新宿鮫第5弾。面白い!ひょっとしたらナンバー1かも。シリーズの代名詞(はぐれモノハードボイルドや、恋人・晶の扱いなど)の観点からは推しづらいが、発想やサブキャラの濃さはじめ、無視するには惜しいカラフルな逸品。読者の皆様は、ぜひこの作品まで読み進めていただきたく。次の6作目も楽しみです!

    0
    2016年09月11日
  • 毒猿 新宿鮫2~新装版~

    Posted by ブクログ

    新宿鮫シリーズで 唯一読んでいない作品だった。
    第2作で 鮫島と青木晶が まだ若いなぁ。
    そして、桃井も 『まんじゅう』とはいえ、
    鮫島に全面的な信頼をしている。

    台湾ヤクザの親分 葉。
    台湾の殺し屋 毒猿 劉・鎮生。
    台湾の刑事 郭・栄民の 3人が、
    新宿を舞台にして、日本のヤクザ 石和組を巻き込んで闘うが、
    日本のヤクザの 無防備、直情的行動にあきれてしまう。

    毒猿が たったひとつの目的 葉を 殺害するために
    全力を挙げ、葉の隠れ場所を 浮かび上がらせ、
    徹底して たたいていく。

    『ローズの泉』店長 亜木を 脳天踵落しで決める。
    それは 『ネリョチャギ』。
    毒猿は 台湾の水鬼仔の出身

    0
    2016年09月03日
  • 狼花 新宿鮫9~新装版~

    Posted by ブクログ

    頑張って、働いて働いて。
    裏切られたり、裏切ったり。見捨てたり。見捨てられたり。
    自分以外誰も信じられない。信じない。
    弱肉強食。ハードボイルドな哲学を持って。
    それでもヒト握りの、信念。こだわり。美学を持って。
    裸一貫から成り上がって来た、初老の男性。一匹狼。

    ちょっとしたココロの隙なのか。
    なんだか懐かしい匂いのする、すごく年下の、懸命に頑張っている女性。
    そんな女性に、入れ込んでしまう。
    なんだけど、「ビジネスなんだから男女になっちゃ、いけない」という過去からの学習があって。
    入れ込むんだけど、男女の仲にならない。
    花にそうっと、日々、水をやるように。そして日向に置くように。
    どこかし

    0
    2016年08月22日
  • 風化水脈 新宿鮫8~新装版~

    Posted by ブクログ

    例えば「望郷」(1937)。
    主人公ペペは北アフリカのカスバの港町で暮らす、フランス人の犯罪者。警察に追われ、母国フランスには帰れない。
    なんだけど、パリから来た女に惚れてしまって。「メトロの匂いがする」。
    例えば「現金に手を出すな」(1957)。
    足を洗いたい初老のギャングが、安定した老後の為に乗り出した最後の犯罪の顛末。
    例えば「さらば友よ」(1967)。
    アルジェの戦争で、心に傷を負って復員した男ふたり。
    国のために戦ったはずなのに、生活もままならず。
    人生を取り戻すために犯罪に乗り出すが、片方が逮捕。裏切るか。裏切られるか。
    (ラスト、名場面。映画史の「タバコを使った場面」ベスト3に入

    0
    2016年08月20日
  • 絆回廊 新宿鮫10~新装版~

    Posted by ブクログ

    J様後追い第10弾

    読み終わって、まだ涙がじわじわ止まらず。
    ほんとにかけがえのない人を失ってしまった。
    でもほんとはもっと味方?理解者がいてくれたようで嬉しくもなりました。

    またまた後半は一気読み。
    なんでしょう。このシリーズはほんとに犯人側のドラマを読ませるところがありますね。
    冒頭も締めも鮫島関係ないし。
    主役はどっち?だけど惹き込まれます。

    このあとどうなるんだろうか?
    一生、晶なしなんて無理だと思うけど、鮫島の言うとおり隠れて付き合うなんてもっと無理なんでしょうね。

    ヒトシ(あえて)のその後も気になるけど、出てこないかなぁ。

    てゆーか、10冊までしかないけど、このあとも続く

    0
    2016年08月14日
  • 無間人形 新宿鮫4~新装版~

    Posted by ブクログ

    新宿鮫の4巻。
    前巻があまり好みで無かった為、期待せずに読んだのだが、この巻ホントに面白かった~!
    鮫島がキレキレでカッコいいのはいつもの事だが、ラスト近くになって、香川昇に感情移入してしまった。
    愛していた女と一緒になれなかった事への絶望や、たった一人の弟を亡くした喪失感。ワルをやるには、優し過ぎる。
    桃井のフォローもいつも通り頼もしい。
    麻薬取締官、塔下、石渡もなかなか優秀。
    真壁が出所してきたら、ますます面白くなるだろうな。
    次巻も楽しみ!

    0
    2016年08月07日