大沢在昌のレビュー一覧

  • 毒猿 新宿鮫2~新装版~

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    この新装版が出たのを機に再読したのだが、今読んでも全く古さを感じることがなく、間違い無く前作を凌ぐ傑作である。

    台湾の殺し屋・毒猿の存在感が凄い。主人公の鮫島、毒猿、毒猿を追う台湾の刑事・郭のトリプル・キャストという感じ。

    超人的な殺戮マシーン・毒猿と暴力団・石和会との全面対決シーン、毒猿の殺戮を阻止しようとする鮫島と郭の奮闘、迫力に満ちた警察アクション小説といった仕上がりになっている。それでいて、哀愁漂うようなラスト…面白い。

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    2014年03月31日
  • 小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

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    読むことによって、読者の気持ちに変化を与えることが小説の目的だと感じた。①作者が地の文で説明するのでなく、登場人物の会話から想像し感じてもらうこと。②登場人物にはインパクトのある特徴を持たせること。③主役には様々な逆境を与えること。④謎を二重に用意すること。⑤伏線を張ること。⑤誰も思いつかないようなアイデアを考え抜くこと。⑥誰の視点で書いているのかを意識すること。⑦周りの環境(気象条件や匂いなど)を忘れないこと。

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    2013年11月23日
  • 小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

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    ネタバレ

    <印象的な箇所のクリッピング>
    ・白い紙に白い星を書くより、白い星を書いた後、周りを黒く塗りつぶした方が、星の輝きがひきたつ。
    ・惨めさを書くには、惨めな人の周りを黒く塗りつぶしていって、惨めな人の惨めさを引き立たせる。
    ・作家である自分専用の劇団を持つ。小説の中で、自分の劇団の役者にいろんな役者をやらせる。
    ・「喪失と獲得」何かを失った人間が何かを得ることで物語になる。
    ・80枚の新人賞なら60枚のストーリーを作る。残り20枚は艶出しに使う。
    ・まっすぐのプロットはつまらない。ぶらす幅を持たせる。
    ・ストーリーやプロットで読者を楽しませるのではない「何か」は年齢や経験で出てくる。
    ・「感情的

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    2013年07月28日
  • 小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

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    こんなにふせんを張りまくった本は、久しぶりだろう。
    本、文章術、作家論、全てのジャンルを網羅している素晴らしい一冊。

    のっけから、初版4000部、定価1700円、印税10%とした場合の
    手取り額68万円という事実が出される。
    いくら力作を書いてもこの程度と言う現実、そして
    本書で語られているように、プロはそれでも書き続けて”売れる”
    作品を出すことが条件ということ。

    作家としてデビューすることは簡単、ただしプロとして
    続けていくことは別物、は本書を読んで納得した。
    「本を一冊出すために、どれだけ多くの人が労力を使ったかを
    感じなければならない」
    「本書を手に取ってくれるかもしれない、見えな

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    2013年06月29日
  • 雪人 YUKITO 4

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    もう、宮本さんが格好良すぎてたまらんです。
    雪人も当然好きだけど、主人公は宮本さんの気持ち(笑
    雪人も宮本さんも幸せになって欲しいと思うけど……宮本さんの愛する人が原作では『姉』じゃなくて『兄』だったとわ。思わず笑ったww

    毎回スペリオールで読んでいるけど、単行本出るのが待ち遠しいです。
    もんでん先生、やっぱすげ絵が上手いです!

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    2013年06月10日
  • 小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

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    小説というと感性溢れる作家の作品というイメージが先行するけれど、実際に行なわれたこの講座では、「人に読まれる」小説のロジックを解説しつつ、受講生の力を引き出す。なるほど、一流の道が険しいわけである。

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    2013年04月07日
  • 小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

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    中級者向けの小説作法の本。

    基礎的な部分はあまり書かれていないが、それだけに実践的で参考に
    なるところが多い。キャラ造形の仕方、描写のふくらまし方、デビューしてからの振舞い方など、付箋で本にたてがみが生えた。

    兼業よりは専業の方がやはりいいものが書けるとしながらも、このご時世では厳しいので、10冊本を出す、何かの賞をとるなどの目標を決めて専業に移った方がよいというのは、聞きたくても誰も教えてくれないところだった。

    講義の受講者(つまり読者)に対し、「これだけ教えて新人賞に3回挑戦してダメだったら根本的に才能がないと思った方がいい」とのことだったが、非常に厳しい現実だ。

    著者は常にすべて

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    2013年03月07日
  • 雪人 YUKITO 3

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    今回もいい男満載で、大満足(笑。
    若い雪人もいい男だけど、裏社会で生きる宮本の格好良いこと。
    (いや、カッコ悪い場面が多い巻だっけどww)
    大和会の若頭向井もオッサンだけど、表社会でも裏社会でも、その世界の律しに筋を通して生きている人は、格好良いものだなと。
    光が強ければ強いほど闇も濃くなる……というのは通説だけれど、雪人が光ならば新島は闇なわけで、雪人が動けば動くほど闇の動向も激しさを増していくのが面白い。
    毎回、スペリオールで読んではいるけど、単行本になって纏めて読むとまた面白さ倍増、次巻が楽しみです。

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    2012年12月31日
  • 雪人 YUKITO 2

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    マタギの血を引く雪人が対峙する相手が感情を欠いた怪物的な存在なんだけど、雪人は地に足の着いたバックボーンで(狩猟を生業とするハンターであると言う事実)立ち向かう所が鳥肌もの。杏相手には天然たらし振りを発揮しているところも、本人全く無自覚で、雪人単体萌え出来る。たとえBL的要素がなくても…と思っていたら、2巻ラストでまさかの…(笑)。宮本が渋い極道なんだけど、どうにも受け臭いんだ、これが(笑)。もんでんさんが描いていようと、青年漫画と解っていようと、雪人(天然無自覚年下攻め)×宮本(渋い系極道兄貴なんだけども、妙に男に固執されるタイプ)にしか読めなかった『雪人』2巻の巻末の下り!!!

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    2012年11月22日
  • 雪人 YUKITO 1

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    もんでんさんはイイ男を色々描いてくれるが(青年からおっさんまで幅広い)、BLではなんか「艶」とか「脂っぽさ」がBL的には少ないのかな、と思っていたが、この作品には非常に合っているんではなかろうか。雪人登場場面から、彼の佇まいが伝わってくる。不思議な男である雪人の正体が判明する辺りは、思わず喝采を上げたくなった。なんだこの可愛いの、雪人、可愛いわ、これはっ!!もんでんさんの解釈なのか、原作もこうなの?!東北弁で天然で実は…なんて美味しすぎるキャラだ!

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    2012年11月22日
  • 雪人 YUKITO 1

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    早く続きが読みたい本です!!
    面白かった~~。
    主人公がすごく魅力的でした。力強く、鋭さもありながら、素でボケる天然っぷりもツボ!
    そして、読み進めていくうちに彼はおじさんキラー?なのではと思った(笑)

    「雪人」の原作である大沢さんの著書「北の狩人」も
    気になりました。。。学生時代に違うシリーズは読んでいたっけ・・・。
    でも、しばらくは、もんでん流の「北の狩人」にはまっていようかな。

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    2012年03月31日
  • ウォームハート コールドボディ

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    大沢作品には珍しくSFタッチな異色のハードボイルド。最初は違和感があったが、読後はかなりな爽快感。まさかのハードボイルドで感動するとは思いませんでした。

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    2011年01月22日
  • Kの日々

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    元警官の探偵 木 が依頼された仕事は3年前の誘拐事件の身代金を、ケイという女から奪い返すことだった。
    いったい誰が「メール男」なのか?誰が本当のことを言っているのか?命をかけた腹の探り合いの末にたどり着く結末とは?
    ハードボイルドに誘拐事件の犯人探しという推理小説的な要素を持たせた作品でとても面白かった。
    ややもすれば登場人物たちの思惑が掴みにくいところもあるが、これぞ大沢在昌という作品だと思った。

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    2010年11月06日
  • パンドラ・アイランド(下)

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    老人の転落死、放火事件、そして射殺事件。高州の赴任以来、青國島の平和な暮らしは一変した。捜査を続けるうち、島でアメリカ統治時代にコカの栽培をしており、それが「財産」になっていることを知る高州。そんな彼に収入役の草引、助役の木島らは苦言を呈する。村長の井海、島の過去を知るアメリカ人医師オットー、高州に近づく娼婦チナミ……真実を知っているのは誰だ? 島の人間が守ろうとする“秘密”とは? 孤独な闘いのなか、しだいに明らかになる島の過去。事件の核心に迫る高州を待ち受けるものは!?




    さてさて結果はいかに??
    最後まで犯人が絞り込めずにうずうずしちゃいます。。。。

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    2009年10月07日
  • パンドラ・アイランド(上)

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    南海の孤島で“保安官”として平穏に暮らすことを望んだ元刑事・高州。だが、一人の老人の死をきっかけに、キナ臭い秘密が浮かび上がる…。島の人間が守ろうとする“秘密”とは。



    田舎というかそういう小さな?狭い?世界や地域特有の雰囲気というものも欲で照るような気がします。
    果たして真相は???

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    2009年10月07日
  • 一年分、冷えている

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    自分的大沢ベスト5の第4位

    これは、現在の大沢在昌はあまり書かなくなった短編集です

    でも、個人的には大沢在昌の短編というのは本好きなら1回は読んでおいた方がいいと思う
    きっと『だまされた』とは思わないと思いますよ

    ストレートな表現が少ないハードボイルド大沢在昌が短編という枠組みの中でどのように作品を組み立てているかを見るだけでも面白いかと思います。

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    2009年10月04日
  • 眠たい奴ら 上

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    インテリアヤクザと刑事が仕方なくタッグを組むお話し。黒川博行先生っぽいけど、大好物な展開で下巻が楽しみ。

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    2026年09月05日
  • 灰夜 新宿鮫7~新装版~

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    ネタバレ

    新宿鮫シリーズの第7弾は、鮫島が新宿署に固定されることになった理由である同期の宮本の自殺をきっかけとした事件が描かれる。

    作品の紹介からは、宮本の事件についてより詳しい紹介がされるのかと期待したのだが、本作における宮本の存在は事件が起こるきっかけと触媒でしかなく、事件そのものは彼とは遠いところで進んでいく。

    本作で描かれるその事件は、鮫島が監禁されるといった衝撃的なシーンから始まる。舞台となるのは宮本の故郷である九州のどこか(描写から長崎ではないかと思う)で起こるのだが、今回も複雑にプロットが絡まり合っているため、なかなか一言では説明が難しい。しかも地方では鮫島には警察権がないために、彼は

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    2026年09月01日
  • 黒石(ヘイシ) 新宿鮫12

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    新宿鮫12。前作までにも登場していた金石というグループの幹部との本格的な対決。幹部同士もお互いの名前も顔も知らないという組織で、正体を暴くのに苦戦するが、さすがの嗅覚で少しづつ核心に近づいていく。

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    2026年08月31日
  • 暗約領域 新宿鮫11

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    鮫島が書類仕事が得意なんて知らなかった、、、ますますかっこいい
    前作よりも残留孤児にスポットがあてられていて考えさせられる内容
    登場人物の背景も様々で利害関係を理解することが大変、というかしきれてなかったと思う

    900ページ越えなのに上下巻じゃないのはこだわりなのか、分厚すぎて読みづらかった

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    2026年08月29日