大沢在昌のレビュー一覧

  • 小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

    Posted by ブクログ

    中級者向けの小説作法の本。

    基礎的な部分はあまり書かれていないが、それだけに実践的で参考に
    なるところが多い。キャラ造形の仕方、描写のふくらまし方、デビューしてからの振舞い方など、付箋で本にたてがみが生えた。

    兼業よりは専業の方がやはりいいものが書けるとしながらも、このご時世では厳しいので、10冊本を出す、何かの賞をとるなどの目標を決めて専業に移った方がよいというのは、聞きたくても誰も教えてくれないところだった。

    講義の受講者(つまり読者)に対し、「これだけ教えて新人賞に3回挑戦してダメだったら根本的に才能がないと思った方がいい」とのことだったが、非常に厳しい現実だ。

    著者は常にすべて

    0
    2013年03月07日
  • 雪人 YUKITO 3

    Posted by ブクログ

    今回もいい男満載で、大満足(笑。
    若い雪人もいい男だけど、裏社会で生きる宮本の格好良いこと。
    (いや、カッコ悪い場面が多い巻だっけどww)
    大和会の若頭向井もオッサンだけど、表社会でも裏社会でも、その世界の律しに筋を通して生きている人は、格好良いものだなと。
    光が強ければ強いほど闇も濃くなる……というのは通説だけれど、雪人が光ならば新島は闇なわけで、雪人が動けば動くほど闇の動向も激しさを増していくのが面白い。
    毎回、スペリオールで読んではいるけど、単行本になって纏めて読むとまた面白さ倍増、次巻が楽しみです。

    0
    2012年12月31日
  • 雪人 YUKITO 2

    Posted by ブクログ

    マタギの血を引く雪人が対峙する相手が感情を欠いた怪物的な存在なんだけど、雪人は地に足の着いたバックボーンで(狩猟を生業とするハンターであると言う事実)立ち向かう所が鳥肌もの。杏相手には天然たらし振りを発揮しているところも、本人全く無自覚で、雪人単体萌え出来る。たとえBL的要素がなくても…と思っていたら、2巻ラストでまさかの…(笑)。宮本が渋い極道なんだけど、どうにも受け臭いんだ、これが(笑)。もんでんさんが描いていようと、青年漫画と解っていようと、雪人(天然無自覚年下攻め)×宮本(渋い系極道兄貴なんだけども、妙に男に固執されるタイプ)にしか読めなかった『雪人』2巻の巻末の下り!!!

    0
    2012年11月22日
  • 雪人 YUKITO 1

    Posted by ブクログ

    もんでんさんはイイ男を色々描いてくれるが(青年からおっさんまで幅広い)、BLではなんか「艶」とか「脂っぽさ」がBL的には少ないのかな、と思っていたが、この作品には非常に合っているんではなかろうか。雪人登場場面から、彼の佇まいが伝わってくる。不思議な男である雪人の正体が判明する辺りは、思わず喝采を上げたくなった。なんだこの可愛いの、雪人、可愛いわ、これはっ!!もんでんさんの解釈なのか、原作もこうなの?!東北弁で天然で実は…なんて美味しすぎるキャラだ!

    0
    2012年11月22日
  • 雪人 YUKITO 1

    Posted by ブクログ

    早く続きが読みたい本です!!
    面白かった~~。
    主人公がすごく魅力的でした。力強く、鋭さもありながら、素でボケる天然っぷりもツボ!
    そして、読み進めていくうちに彼はおじさんキラー?なのではと思った(笑)

    「雪人」の原作である大沢さんの著書「北の狩人」も
    気になりました。。。学生時代に違うシリーズは読んでいたっけ・・・。
    でも、しばらくは、もんでん流の「北の狩人」にはまっていようかな。

    0
    2012年03月31日
  • ウォームハート コールドボディ

    Posted by ブクログ

    大沢作品には珍しくSFタッチな異色のハードボイルド。最初は違和感があったが、読後はかなりな爽快感。まさかのハードボイルドで感動するとは思いませんでした。

    0
    2011年01月22日
  • Kの日々

    Posted by ブクログ

    元警官の探偵 木 が依頼された仕事は3年前の誘拐事件の身代金を、ケイという女から奪い返すことだった。
    いったい誰が「メール男」なのか?誰が本当のことを言っているのか?命をかけた腹の探り合いの末にたどり着く結末とは?
    ハードボイルドに誘拐事件の犯人探しという推理小説的な要素を持たせた作品でとても面白かった。
    ややもすれば登場人物たちの思惑が掴みにくいところもあるが、これぞ大沢在昌という作品だと思った。

    0
    2010年11月06日
  • パンドラ・アイランド(下)

    Posted by ブクログ

    老人の転落死、放火事件、そして射殺事件。高州の赴任以来、青國島の平和な暮らしは一変した。捜査を続けるうち、島でアメリカ統治時代にコカの栽培をしており、それが「財産」になっていることを知る高州。そんな彼に収入役の草引、助役の木島らは苦言を呈する。村長の井海、島の過去を知るアメリカ人医師オットー、高州に近づく娼婦チナミ……真実を知っているのは誰だ? 島の人間が守ろうとする“秘密”とは? 孤独な闘いのなか、しだいに明らかになる島の過去。事件の核心に迫る高州を待ち受けるものは!?




    さてさて結果はいかに??
    最後まで犯人が絞り込めずにうずうずしちゃいます。。。。

    0
    2009年10月07日
  • パンドラ・アイランド(上)

    Posted by ブクログ

    南海の孤島で“保安官”として平穏に暮らすことを望んだ元刑事・高州。だが、一人の老人の死をきっかけに、キナ臭い秘密が浮かび上がる…。島の人間が守ろうとする“秘密”とは。



    田舎というかそういう小さな?狭い?世界や地域特有の雰囲気というものも欲で照るような気がします。
    果たして真相は???

    0
    2009年10月07日
  • 一年分、冷えている

    Posted by ブクログ

    自分的大沢ベスト5の第4位

    これは、現在の大沢在昌はあまり書かなくなった短編集です

    でも、個人的には大沢在昌の短編というのは本好きなら1回は読んでおいた方がいいと思う
    きっと『だまされた』とは思わないと思いますよ

    ストレートな表現が少ないハードボイルド大沢在昌が短編という枠組みの中でどのように作品を組み立てているかを見るだけでも面白いかと思います。

    0
    2009年10月04日
  • 黒石(ヘイシ) 新宿鮫12

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『黒石』は、まさに新宿鮫シリーズ屈指の緊張感を味わえる一冊だった。物語が動き出した瞬間から不穏な空気が途切れることなく続き、鮫島が一歩踏み込むたびに危険が迫ってくる展開に、ページをめくる手が止まらなかった。敵の存在感も圧倒的で、終始張り詰めた空気の中で読み進めることができた。

    そして何より心に残ったのは、鮫島の変化である。長いシリーズを追いかけてきたからこそ、これまで多くのものを失いながらも前を向き、新たな人間関係を築こうとする姿に深い感慨を覚えた。孤高の刑事としての鋭さはそのままに、どこか柔らかな表情を見せる瞬間があり、鮫島という人物の歩んできた時間の重みを感じられた。

    圧倒的な緊張感と

    0
    2026年07月12日
  • 灰夜 新宿鮫7~新装版~

    Posted by ブクログ

    鮫島の内偵から始まるこれまでの作品と違い、見知らぬ場所に監禁されたところから始まる異色作!
    事件については国籍、2つの暴力団と人間関係と利害関係が入り乱れて理解が難しかった

    ただ自殺した宮本や鮫島の内面を描いてて、シリーズの解像度が上がった気がする

    0
    2026年06月27日
  • 秋に墓標を (下)

    Posted by ブクログ

    下巻の後半から大沢在昌作品らしい驚きの事実の出現と、ハードアクション。無事生き残ったラストシーのあと、松原と梨香がどうなるのか、続きが気になるのだが。

    0
    2026年06月23日
  • 氷舞 新宿鮫6~新装版~

    Posted by ブクログ

    外事一課、公安総務、桜井商事など公安内部の様々なセクションがあって予備知識がないと難しかった

    1作目で嫌なやつ要素を煮詰めたような香田が、傲慢ではあるが出世第一ではなく彼なりに筋を通していて不覚にもちょっといい奴に見えてきた

    0
    2026年06月22日
  • 暗約領域 新宿鮫11

    Posted by ブクログ

    去年から1作目を読み始めて11作目。とうとう、読んでいない作品は、最近文庫化されたばかりの黒石のみになりました。だいぶゆっくりと新宿鮫を堪能してきましたが、どんどん読んでいきたいのを我慢して、このペースで進めてきました。それは、刊行された作品がまだ何冊もある状態なら、読んでいくスピードは、自分でコントロールできますが、最新刊まで読んでしまうと、作品が出来上がるまで待たなきゃならないからなのです。この作品を読み終わった瞬間に、黒石をいつ読むのか、少しワクワクする悩みを抱えて、全く違う積読してある作品の山を崩していきたいと思います。
    今回の作品は、過去の作品に登場した人物の思惑や因縁が絡み合って、

    0
    2026年06月20日
  • 迷 まよう

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「惑」より好きな話が多かったかなぁ。
    松村比呂美、篠田真由美、新津きよみ、柴田よしき、大沢在昌どれもよかった。
    「人間標本」を読みかけてるので、特に柴田よしきさんの話が好きだったかな。ちょっと怖いけど。笑
    大沢在昌さんの話は、うまく言葉に出来ないけどじんわり温かくなる気持ち。
    前半3人のお話も面白かったけど、なんかもうちょいほしい感じ。
    近藤史恵さんは、旅のお話の印象強くてなんか余計にうーん?って思っちゃったかも。あと単純に身近にあったら怖すぎて震えちゃったのかも。

    0
    2026年06月17日
  • 炎蛹 新宿鮫5~新装版~

    Posted by ブクログ

    イラン人、中国人、街娼、訳アリの目撃者の関係がもつれにもつれて複雑化する事件
    ピタゴラスイッチみたいで読んでいてとても面白かった
    加えて今作で鮫島は立場の違う2人の相棒と行動していて新鮮だった

    0
    2026年06月11日
  • 無間人形 新宿鮫4~新装版~

    Posted by ブクログ

    田舎のボンボンが抱える閉塞感、薬物中毒になって錯乱していく一人称視点が印象的
    これまでの作品と比べてページ数が増えてたから中弛みするかと思ったけど、少しずつボタンをかけ違えるように各陣営に生まれた歪みが気になってどんどん読み進めた!

    0
    2026年05月22日
  • 雪人 YUKITO 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    殺された父の謎を追うというストーリー自体は
    珍しい訳ではないしきな臭いものだが
    展開が謎だらけかつ軽めの謎は比較的テンポよく
    明かされていき引き込まれる。
    純朴な主人公、年配刑事とのタッグというのも
    王道の気になる設定。

    純朴な素人がマタギで強いというだけで
    新宿でヤクザ相手に渡り合うのはハラハラするところだが
    実は刑事という思いの外しっかりした理由とバックグラウンドが明かされ
    ただ無茶をしている訳ではなさそうなことがわかったのも
    納得感があってとても良い。

    0
    2026年05月17日
  • 屍蘭 新宿鮫3~新装版~

    Posted by ブクログ

    前作のドンパチも良かったけど、今作の女の愛憎劇もすごい引き込まれた
    おばちゃんの尽くし具合が怖すぎるのと、病室を埋め尽くす鉢植えの蘭の描写が狂気的

    0
    2026年05月10日