【感想・ネタバレ】相続人TOMOKOのレビュー

あらすじ

夫を殺され、さらに国籍を失い、日本に入国した謎の美女・トモコ。CIAに在籍していたが、あることがきっかけで日米複合の秘密組織に命を狙われていた。そんなトモコが同じ名前ということで目を付けたのが自分とは対照的な風俗嬢の智子だった。米軍、CIA、日本の警察、そしてヤクザと次々に襲いかかる敵に二人のTOMOKOが立ち向かう。巨大な敵に勝つ方法はあるのか? 女性コンビが巨悪と戦いを繰り広げる、大沢在昌「伝説のハードボイルド小説」、ついに復刊!

本書は1993年に講談社文庫として刊行された作品の新装版です。また、新装版刊行にあたり加筆・修正をしています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

元CIA工作員の日本人女性・トモコ(超絶美人)。彼女は米国で同じくCIAに関わっていた夫を暗殺された。米国籍を剥奪され、世界のどこにも属さない亡命者となる。夫を奪った者たちへの復讐劇が始まり、執念を胸に、トモコは日本へ潜入。トモコ1人では生きていかれず、もう一人のTOMOKO=原田智子と生活を共にする。智子は風俗嬢として新宿の底辺で生きてきた。この二人の“対照的なTOMOKO”が、やがて協力関係を結び、米軍・警察・ヤクザを巻き込む国家レベルの陰謀へと挑んでいく。スリリングでかつ復讐と再生の物語だった。⑤

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2025年11月03日

Posted by ブクログ

新宿鮫以降久しぶりに読んだ大沢在昌さんの作品ですが、その世界観に圧倒的されました。特に主人公がカッコ良すぎる。また、彼女に関わった人が成長して行く姿もとても眩しく感じた。ハードボイルド作品はあまり読まないけど、設定、登場人物、背景の面白さに加えスピード感もありとても面白かった。解説の湊かなえさんの解説も読者視点で書かれており共感出来る場面も多く感じた。

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2025年08月20日

Posted by ブクログ

1993年に発刊された小説の復刻版。
日米両国にまたがる黒組織に夫を殺され、国籍や戸籍のないまま戦うトモコと、相棒となった“へっぽこ智子“の奮闘がスリリングに描かれたハードボイルド小説!
ハードボイルドでありながら主人公が女性のバディもので、さまざまな危機を乗り越えて復讐を果たすのですが、トモコの奮闘もさることながら、“へっぽこ智子“の変貌にもホロリとさせられた小説でした。
機会があれば再読したい一作です。

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2025年06月05日

Posted by ブクログ

さすがに古臭いなーと思う所もまぁあったけど、最後は良かった。
ただ惚れさせる必要はあったのかなー
惚れたからなんでもやってやるぜ!よりも、惚れた腫れたなしになんでもやってやると思わせちゃうような女なんだぜ!の方が良いと思うんだけどな

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

帰国したトモコ
協力者は智子だけから始まる
命を狙われるなかでの反撃と逃避行
ドキドキがいっぱい
最後は エエッ???

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2025年06月26日

Posted by ブクログ

まさに半端ない巨悪とトモコと智子の二人が立ち向かう話。
開幕からずっと命を狙われ続けているのでスリリングであっという間に読めました。

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2025年06月18日

Posted by ブクログ

三十年前とはいえ意外に違和感なく読めた。小道具に時代を感じるが、巨大な敵に挑む女、協力者の連続する危機、足手まといが成長する、ある種ビルディングスロマン、政治と産業の癒着、エンターティメントとして今でも充分通用する。苦難に負けず最後まで闘う、人生の教科書は言い過ぎか。

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2025年06月14日

Posted by ブクログ

おぉ~面白かった。
話が複雑過ぎず単純過ぎず丁度いい感じ。
著者は最近込み入った話が多かったのですが良い感じでした。

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2025年09月22日

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