大沢在昌のレビュー一覧

  • 【文庫版】小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

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    「売れる作家の全技術」というタイトルですが、面白い小説を書くためのノウハウが凝縮された本であるため、小説家を目指していない方にとってもオススメの一冊です。以下、参考になったテクニックをいくつか。

    ・文章力を鍛えるために、一人称視点で書くこと。視点が限定されるため情報が一点からしか入らず、表現に制限がかかる。その中でどこまで読者に情報を提供し、物語を作れるかの力試しになる。

    →一人称視点と三人称視点で表現の型を変える必要があるということですが、自分が文章を読む・書く上でそれらを全く意識していなかったことを痛感しました。
    「私は頬を染めた」という表現は、自分の顔は自分で見ることができないため三人称視点の言い回しであり、一人称視点なら「頬が熱くなった」としなければいけない、など、言われてみればなるほどと気づかされます。実際、講義を受けている受講生に一番多いミスがこの「視点ミス」でした。正確な文章を書くために、自分も気を付けていきたいと思います。


    ・登場人物の性格や年齢と、思考を合わせる。小学生~高校生なのに変に大人びた考えだったりすると不自然に映る。逆に、地の文は幼すぎず大人の表現にすること。

    →主人公が小学生なのに「絵にかいたような幸せ家族だった」というような、大人びた思考や物の見方をするのは不自然であるということ。これ自体は一人称視点や回想の場面でよくありそうな表現の仕方ですが、後述する「登場人物が実在するかのように書く」という観点からすると齟齬が生じてしまいます。


    ・主人公、ヒロイン、悪役は強いキャラクターにする。

    →この鉄則、面白い作品は大体当てはまってますね。肉体的強さというよりも「アクの強さ」。善人ばかりではなく悪人を、平々凡々な主人公ではなく山あり谷ありの主人公を配置するほうが、読者がグッと引き込まれます。


    ・主人公にどんな変化を起こさせるのかということを意識してストーリー作りに取りかかること。魅力的なキャラクターが居てこそストーリーはいい物になる。徹底的にキャラを作り込もう。そうすれば自然とストーリーを動かしてくれる駒になる。

    →著者の大沢さんは口を酸っぱくして「キャラクターを作り込め」と言っています。実際、ストーリーとキャラクターは不可分のものであり、役を徹底的に練って魅力的なキャラを作れば、ストーリーもより魅力的なものに変わっていきます。


    ・キャラクター表を書いてみる。役のキャラクターを台本に書かれていない部分まで、より具体的に、リアルに、あたかも実在しているかのように、はっきりとした個性を持って生活しているかのように描く。それが物語を面白くする。

    →この「見えていないところでも生活しているように」がかなり難しいです。2人の登場人物の視点を交互に行き来するような物語を書いていると、片方の視点で動いているときもう片方の行動が止まってしまっていて、気づいたら2人の行動に何日間か大きなずれが生じているといったことがあります。それを防ぐために、キャラの生活や行動、思考までも作り込む必要があります。
    ちなみに、ジョジョの作者である荒木飛呂彦さんもキャラクター表を付けているらしいです。

    ・小説の登場人物は論理的でなければいけない。信条と違う行動やいつもと違う振る舞いをしたら、そこには行動を変えるに至った、一貫性のある理由がなければ駄目。

    →この約束を破っている作品、最近読んだミステリー小説でありました。登場人物の支離滅裂な行動によって謎を深めているため、全てが解き明かされても全然すっきりしませんでした。


    ・地の文で性格を描写しない。「彼は正直な男だ」と書くのではなく、ある出来毎に対する行動や誰かとの会話を通して、読者に「この男は正直だ」と思わせる。大変な作業だが、人物描写で楽をしてはいけない。

    →これも物凄い大変です。書いてるうちにどうしても楽してしまいたくなる。人物の見た目や雰囲気をそのまんま描写して「こういう男なんです」で終わらせたくなってくる。でも、男なら行動で語らなければ野暮ってもんですね。


    ・読者にどんな楽しみを提供するかを意識する。そうすると物語の作り方は2つになる。
    ①変化を読ませる。この先主人公はどうなるのか、というハラハラドキドキ。
    ②謎を解き明かす。心の中に秘めた謎や行動のナゾを解明する。
    優れた小説には必ず謎がある。謎をどのように物語に置いて行くかがプロットの鍵であり、「作品の核になる謎は何なのか」をはっきり自覚すること。書き始める前に、この小説の読みどころ、読ませどころは何なのかを、自分の中で定義しておく。

    →これもなるほどと納得しました。傑作小説を思い返してみれば、種類の差こそあれ必ず謎を解き明かすストーリーになっています。しかも一つではなく複数の謎を配置し、起承転結に沿っていくつかの山を配置しています。



    【以下、本書のメモ書き】

    作家になるために大切な4つのポイント
    ①正確な言葉を使う→怪しいと思ったらすぐ辞書を引く
    ②書き終わったら、自分の原稿を時間を空けて読み返す。これが一番重要。冷静な目で文章表現に間違いがないか見つめる。
    ③毎日書く
    ④手放す勇気を持つ

    一人称視点で書くこと
    →視点が限定されるため、情報が一点からしか入らず、表現に制限がかかる。その中でどこまで読者に情報を提供し、物語を作れるかの力試しになる。「表情を曇らせる」「頬を染める」など、三人称ではOKだけど一人称ではNGな表現もあるぞ。

    登場人物の性格や年齢と、思考を合わせる。小学生~高校生なのに変に大人びた考えだったりすると不自然に映る。逆に、地の文は幼すぎず大人の表現にしよう。

    出すだけでなく入れることも忘れない。書いたら今度は、「この映画をもとにどういう小説を作ろうか」「このネタを自分はどうアレンジするか」を考えて、アイデア帳を持ち歩く。

    【強いキャラクターの書き方】
    キャラクター表を書いてみる。役のキャラクターを台本に書かれていない部分まで、より具体的に、リアルに、あたかも実在しているかのように、はっきりとした個性を持って生活しているかのように描く。それが物語を面白くする。

    ストーリーが進むにつれ主人公は変化していかなければ駄目。物語の頭と終わりで主人公に変化のない物語は、人を動かさない。
    主人公にどんな変化を起こさせるのかということを意識してストーリー作りに取りかかること。魅力的なキャラクターが居てこそストーリーはいい物になる。徹底的にキャラを作り込もう。そうすれば自然とストーリーを動かしてくれる駒になる。
    どうしたらそれが出来る?→人間観察をしよう。電車の中で周りを見て、この人はどういう生活をしているのか想像してみる。

    小説の登場人物は論理的でなければいけない。信条と違う行動やいつもと違う振る舞いをしたら、そこには行動を変えるに至った、一貫性のある理由がなければ駄目。

    地の文で性格を描写しない。「彼は正直な男だ」と書くのではなく、ある出来毎に対する行動や誰かとの会話を通して、読者に「この男は正直だ」と思わせる。大変な作業だが、人物描写で楽をしてはいけない。

    【会話文の作り方】
    「隠す会話」...沈黙やわざと論点をずらすような会話のこと。ロールプレイングゲームのように、Aを手に入れるためのXを手に入れるためのYを手に入れる、というように、会話を一度で終わらせずに、物語を複雑化し、話を前に進めてくれる。
    また、キャラクターになりきりながら台詞を考え、それをメモしてみる。

    【プロットの作り方】
    どんな楽しみを提供するかを意識する。そうすると物語の作り方は2つになる。
    ①変化を読ませる。この先主人公はどうなるのか、というハラハラドキドキ
    ②謎を解き明かす。心の中に秘めた謎や行動のナゾを解明する。
    優れた小説には必ず謎がある。謎をどのように物語に置いて行くかがプロットの鍵。「自分の核謎は何なのか」をはっきり自覚すること。書き始める前に、この小説の読みどころ、読ませどころは何なのかを、自分の中で定義しておく。

    次に、通過点を決める。起承転結などで構わない。起から承へはこのぐらいで、転から結にはなだらかな山を二つほど作り一気に行こうなど、チェックポイントを決めてやる。

    また、長編を書くときには最初に大きな話を作って、そこに小さな具材を乗せて整える方が良い。逆だとこじんまりとした話にしかならない。

    【小説にはトゲが必要】
    物語をひねるときは、後半でひねってはダメ。登場人物が色々出てきて、一人ひとりのキャラクターが分かって来たぐらい(1/3ぐらいで)でひねりを加える。
    ではひねるとは何か?→主人公に対してツラく当たる。簡単に目標を達成させないこと。主人公に残酷な物語は面白い。
    最後に大切なのは、小説にトゲを作ること。トゲとは読んだ人の内にさざ波を立てるもの。作者自身の個性。「だから何?」で終わらせない小説。

    大きく物語を膨らませられない...→有り得ない状況、先の考えられない状況に物語を持っていってしまう。わざと自分を追い込む。そこから大逆転を考える。
    答えを出さずに作った問題は、自分でも考えもしなかったような答えが出てくるため、読者を驚かせる力を持つ。

    【優れた文章と描写を磨け】
    ・良いリズムの文章は正確な文章。正確な文章は的確な言葉選びから生まれる。
    ・描写に緩急をつける。大切な情報とどうでもいい風景描写を同じ厚みで塗らない。そのシーンで一番大事なものは何なのかを意識する。
    ・描写は「場所」であり、「人物」であり、「雰囲気」である。どこで、だれが、どんな状態にあるのかを説明するのがメインであることを念頭に置く。
    ・声に出して読もう。音読は正義。

    【長編を書くには】
    ・主人公、ヒロイン、悪役は強いキャラクターにする。
    ・冒頭シーンが一番大事。読者を引きつけるために何度も書き直そう。逆に、ラストシーンは書いてるうちに自然と決まることが多い。
    ・クライマックスは2度作る。小説とは謎を解き明かす行為の繰り返しであり、大きな謎一本では中だるみする。
    ・最後まで書いても「出来た!」と思わずにプラスアルファを考えてみること。そのためには時間を置いて読み直す
    ・「自分はこの小説で何を読ませたいのか」ということに自覚的になること。


    共通して言えるのは、読者は今までに見たこともないような話を欲しがっている。これまでにはいなかったような人間を登場させること。主人公にもっと魅力を持たせること。ストーリーを練って、起承転結を作ること。

    【小説家になった後のために】
    デビューを焦る必要はない。デビューは5年後、10年後でもいいが、プロになったら後は締め切りに追われながら書くしかない。作家になるよりも作家であり続けるのが一番苦しい。何年か勉強し続け、アイデアを膨らまし、人生経験を積んだり回り道をしたりした後にデビューしても遅くはない。

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    2020年12月01日
  • 雪人 YUKITO 1

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    今だと受け入れられないかもしれないが、発行当時の時代を考えるとよくあった小説だろう。
    今の時代好みは分かれるだろうが、漫画のオリジナリティを少し加えながら、よく描けていると思う。バイオレンスが抑えられているのは画力のおかげか。

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    2020年11月22日
  • 雪人 YUKITO 2

    あ

    購入済み

    面白い

    漫画あまり読まないですが、インスタの広告から飛んできました!
    アングラ系が好きな人は木にいると思います

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    2020年11月03日
  • 撃つ薔薇 新装版~AD2023涼子~

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    謎解きなストーリーなので、ページをめくる手が止まりません。一気に読んでしまいます。涼子という主人公が美女なんだけど男前でハードボイルドなんです。そして、その美女を取り巻く男の心の機微がおもしろい。

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    2020年10月26日
  • 毒猿 新宿鮫2~新装版~

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    私はとても若い時に新宿鮫1を読んだのだが、その時は大人の味な気がして新宿鮫は敬遠していた。

    大沢在昌を新宿鮫以外読破した今、新宿鮫を読んでみることにした。おもしろい。さすが大沢在昌だ。主人公の鮫島は、芯の通ったおっさんでかっこいい。新宿鮫シリーズ、読破だなこりゃ。

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    2020年10月26日
  • 炎蛹 新宿鮫5~新装版~

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    新宿鮫シリーズで一番おもしろいかもしれない(毎回書いてる気がするが)
    昆虫や海外から来た娼婦が絡む、ちょっぴりグローバルな新宿鮫。おもしろい。今回は、農林水産省のお役人が良い味を出していてよかった。

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    2020年10月26日
  • 氷舞 新宿鮫6~新装版~

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    今回の新宿鮫は政界も絡むスケールの大きいストーリー。所轄だけじゃなく公安も出てきて、大好きなスパイものっぽくてとてもおもしろかった。鮫島警部の男気はほんと素敵ですね!

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    2020年10月26日
  • 灰夜 新宿鮫7~新装版~

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    珍しくお膝元の新宿が舞台ではなく、自殺した同期キャリアの地元である九州が舞台の作品です。たぶん鹿児島かな?登場人物も新キャラばかりで、おもしろかったです。

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    2020年10月26日
  • 風化水脈 新宿鮫8~新装版~

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    いやぁ、おもしろい。素敵な作品です。新宿には昔、水のインフラとして重要な設備があったことなど、新宿の歴史とともに、やくざと中国人のドロドロしたストーリーが進みます、とてもおもしろかった。

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    2020年10月26日
  • 狼花 新宿鮫9~新装版~

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    新宿鮫の本拠地である新宿が舞台で、ヤクザ、クスリ、中国が絡む、新宿鮫らしい熱いストーリーです。新宿鮫シリーズをここまで読んでいる人なら確実にハマります。面白かった!

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    2020年10月26日
  • 絆回廊 新宿鮫10~新装版~

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    新宿鮫を読んでいる人はこの巻は絶対に読まないといけない。ストーリーが進みます。内容は新宿鮫らしく新宿を舞台にした中国絡み。ぜひ読破を。

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    2020年10月26日
  • 絆回廊 新宿鮫10~新装版~

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    新宿鮫シリーズ第10作。

    22年ぶりに出所してきたケンカ無双の大男と謎多き犯罪組織「金石」を追う鮫島。そして鮫島が直面する二つの辛い別れ…重過ぎる。

    さすがの安定感で一気に読み切ってしまった。

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    2020年07月26日
  • 鮫島の貌(かお) 新宿鮫短編集

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    新宿鮫シリーズのスピンオフ短編集。

    鮫島だけでなく晶、藪、桃井といった脇役にスポットを当てた作品に加え、「シティハンター」の冴羽獠や「こち亀」の両津勘吉などジャンプコミックスの名キャラクターが登場する話もあり、本編とはまた違った面白さがある。短編なのですぐに読み終えることができるのもポイント。

    一部ネタバレ的に感じる部分もあるので、シリーズ第9作「狼花」を読み終えてから手に取る方が良いかも。

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    2020年07月22日
  • 狼花 新宿鮫9~新装版~

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    新宿鮫シリーズ第9作。

    宿敵・仙田の仕切る"泥棒市場"と、マーケットを狙う関西の暴力団、外国人犯罪者を日本から締め出したい警視正・香田の思惑が複雑に絡み合い重厚なストーリーとなっている。

    初期作品のようなアクションや疾走感のようなものが落ち着き、地道な捜査と老獪な駆け引きを使うようになった鮫島警部だが、これはこれで面白い。

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    2020年07月21日
  • 灰夜 新宿鮫7~新装版~

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    新宿鮫シリーズ第7作。

    今回の舞台は新宿を離れ、九州のとある地方都市。鮫島に"手紙"を託した同僚・宮本の法事のためにこの街を訪れた鮫島は、何者かに拉致監禁されてしまう。

    これまでのシリーズとは異なり、桃井や藪といった味方がおらず、孤軍奮闘する鮫島の周りに登場する人物が果たして敵なのか味方なのかモヤモヤとしながら読み進めた。

    ストーリーは文句なしに面白いが、やはり鮫島は新宿にいる方がしっくりくる。

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    2020年07月17日
  • 風化水脈 新宿鮫8~新装版~

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    新宿鮫シリーズ第8作。

    自動車盗難グループを追っていた鮫島が、ひょんなことから戦後すぐの犯罪と関わりを持ってしまう。

    第1作にわずかに登場した真壁をはじめ、さまざまな登場人物の関係が時空を超えて絡み合う様子が面白い。新宿の歴史に触れている点も興味深い。

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    2020年07月17日
  • 雪人 YUKITO 1

    購入済み

    引き込まれる

    広告から試し読みでどんどん引き込まれて、気づいたら買ってました。雪人の涼やかさが、雪国生まれの自分としても懐かしいというか、心地よい。

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    2020年07月12日
  • 風化水脈 新宿鮫8~新装版~

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    シリーズ最長のページ数?そして久々の4文字タイトル。

    前作「灰夜」から一転、濃厚な”鮫”の世界を堪能できる。
    桃井や藪は当然として、必ず出てくると思われていた真壁との確執、さらにはそこに村上(最後のライバル?)も絡んでくる。

    最初は自動車窃盗犯の捜査が、高度経済成長期前の新宿で起きた事件と絡み、過去と現在をつないだ濃厚な人間ドラマが展開される。
    話し(事件の規模)はシリーズ中でも小さいが、ドラマの陰影、キャラの絡め方や熟成ドラマは今までで一番深い。

    延々と続く会話のシーンの巧さ、それぞれの視点での事件の見せ方のうまさ、ますますシリーズの深化がうかがえる。

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    2020年07月11日
  • 炎蛹 新宿鮫5~新装版~

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    新宿鮫シリーズ第5作。

    南米から日本に持ち込まれた「火の蛹」をめぐり、鮫島と植物防疫官の甲屋がコンビを組んで事件を追いかける。

    単独捜査が基本の鮫島と組むパートナーのおじさん・甲屋がいい味を出しているが、これまでの作品のような緊迫感はやや薄め。

    複雑に絡み合う事件や人間関係に重点を置いた作品というイメージ。

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    2020年06月29日
  • 屍蘭 新宿鮫3~新装版~

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    新宿鮫シリーズ第3作。

    前作のような派手さはなく、全体的にどこか後ろ暗い雰囲気が付き纏う作品。

    一見すると地味になりそうなストーリーに、主人公鮫島の汚職容疑というスパイスを混ぜることで全体のバランスをとっている感じ。

    一気に読ませる筆力は流石の一言。

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    2020年06月25日