大沢在昌のレビュー一覧

  • 漂砂の塔 下

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    ただ殺された技術者の犯人を探し出すはずの任務が、裏切ったマフィアがたどり着いたことによって、緊迫感が半端ない。それでなくても、身の危険は何度かあった。90年前まで遡る事件なのか、それとも。しっぽまいて逃げることすら考えていた石上だが、結局、真実にたどり着いてしまう。それはひとえに「知りたがり」がなせる技で、ひやりとする瞬間は何度もある。屈しないしつこさはどこか鮫の旦那を思い出させる。タチアナのずるさ、パキージンの強かさ、ボリスのクソさ。一筋縄ではいかない人たちとの駆け引きは月並みだが、手に汗握った。

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    2021年08月30日
  • 漂砂の塔 上

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    鮫じゃない大沢在昌作品は久しぶりだ。しかも、ハマった。舞台は北方領土上の架空の島。日中露合弁のレアアース生産会社で起こった殺人事件。送りこまれたのは中露トリリンガルの刑事。場所柄、拳銃も手帳もなく、ほぼ丸腰で送り込まれた石上の特技は顔と言葉を生かした潜入捜査。こういう設定の妙さだったり、人柄の妙さだったりは大沢印。四面楚歌な中で、腹の探り合いをしなくてはならない石上が気の毒なんだけど、なぜか気の毒には思えない人柄。正義感とも違う、ジグソーパズルを組み立てるような捜査っぷりに、ページをめくる手が止まらない。

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    2021年08月29日
  • 漂砂の塔 下

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    石上の粘り強い調査に少しずつ古い事件の事がわかってくる。味方か、そうでないかも少しずつ。それを信じられるといいのだけれど。
    殺し屋との戦いが始まる。そこからはあっという間でした。フーー

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    2021年07月29日
  • 漂砂の塔 上

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    北の離島「春勇留島」。日中露合弁のレアアース生産会社関係者だけがいる島で発見された死体。
    調査に来た石上の根気の良さに脱帽する。フラットな態度で聞きまわることができるのは彼の性格のせい?

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    2021年07月28日
  • 炎蛹 新宿鮫5~新装版~

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    またハラハラドキドキさせられました。次の展開、展開が気になって仕方ないです。相棒とのやりとりも楽しく読めました。

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    2021年06月17日
  • 新宿鮫 新宿鮫1~新装版~

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    1990年に刊行された新宿鮫シリーズ(今現在も12作目が連載中)の記念すべき第一作にして、大沢在昌の処世作と言っても良いだろう。ずっと読みたいとは思っていたものの、未読のまま放っておいていて、たまたまご縁があって読んでみた。さすがに30年前の話なので歌舞伎町の風俗や公衆電話の数も今は昔の物語だが、当時を知っている人ならば、ノスタルジックに浸りながら違和感なく読める。北上次郎の解説も秀逸。機会があれば、『毒猿』も読む。

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    2021年05月30日
  • 小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

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    憧れの職業、作家。ホテルで缶詰になっての執筆にも憧れたりするけど、実際は大変なんだろうな。自分の才能のなさを実感。本気で目指す人は必読か。あまり他に類のないタイプの本。

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    2021年05月26日
  • やぶへび

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    警察から連絡が来て、偽装結婚をした事を思い出す。

    相手は記憶を失っているという状態に
    一体どうしたらいいのか。
    仲介した人がやっと捕まった、と思ったら
    全然別の人物が、自分の妻、を名乗ってくるし
    隣にいる彼女は誰なのか、という謎。

    進んだと思ったら別の謎。
    ちょっと彼女の事が分かってきた、という進み具合。
    最後の一気に牽制逆転する状況はすごいですが
    またこれも別方向に転がったり。
    一気に走りぬいた、という印象です。

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    2021年05月21日
  • 天使の牙 上 新装版

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    多くの人が死んでいってしまうのはあまり気分のいいものではない。
    それでも読むのが止まらない。筆力とはこういうものか。
    あっという間に上下巻を読み終えた。

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    2021年05月15日
  • 雪人 YUKITO 2

    購入済み

    雪人の人柄

    広告で見つけ、まんまとはまり(笑)その後一気読みしてしまいました。雪人の執念と人柄がスゴすぎるの一言。ただ東北人として、東北訛りがちょっと…という部分はありましたが、それをカバーする画力にも惹かれました。

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    2021年03月01日
  • 【文庫版】小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

    購入済み

    初めてテクニック本を読みました

    参考になることが書かれていて、勉強になりました。
    私は趣味で書く程度ですが、それでも読んでいて損はないと思います。

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    2021年02月25日
  • 雪人 YUKITO 4

    購入済み

    再版希望

    とにかくグイグイ引き込まれる!
    電子書籍しか無いのがなんとも残念!
    知るのが遅すぎた!
    再版希望です!
    若い時と年を経てからの顔
    なんとも言えない!

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    2021年02月02日
  • 雪人 YUKITO 1

    購入済み

    パラレルワールド

    大沢在昌さんの名作「冬の狩人」を元にした作品。原作とは結構あちこち違っていてコミカライズと言うよりは、パラレルワールド的な感じ。
    絵は女性漫画家らしい透明感がある。そんで男キャラがとにかく男前。特に雪人と宮本! ほんのりBLのかほりもする気がするが。。。
    あと女性キャラが原作より主張してる。原作は杏がちょっと動くくらいで他の女性キャラは影が薄かったけど(宮本の妻ですらろくに描写なかったし)、今作では結構ハキハキ動きます。
    単体としてもよく出来ていて原作を先に読んでいても楽しめるし、色々どこが変わっているか比べてみるのも楽しい。
    個人的には大沢作品が大好きなので、女性から見るとこう見える

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    2021年01月11日
  • 雨の狩人

    ネタバレ 購入済み

    技巧をこらした構成で編み上げられた巨匠大沢在昌の底力を感じる一作。

    時系列も場所も登場人物も違う、バラバラに散りばめられたストーリーが、モザイク模様のように組み上げられて最後に大きな力強い物語が出来上がる様は痛快。

    悲しい物語がいくつもあるが、最後は幸せを感じる結末に、懸命に生きる人々への作者の強い愛を感じる。

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    2021年01月25日
  • 【文庫版】小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

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    「売れる作家の全技術」というタイトルですが、面白い小説を書くためのノウハウが凝縮された本であるため、小説家を目指していない方にとってもオススメの一冊です。以下、参考になったテクニックをいくつか。

    ・文章力を鍛えるために、一人称視点で書くこと。視点が限定されるため情報が一点からしか入らず、表現に制限がかかる。その中でどこまで読者に情報を提供し、物語を作れるかの力試しになる。

    →一人称視点と三人称視点で表現の型を変える必要があるということですが、自分が文章を読む・書く上でそれらを全く意識していなかったことを痛感しました。
    「私は頬を染めた」という表現は、自分の顔は自分で見ることができないため三

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    2020年12月01日
  • 雪人 YUKITO 1

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    今だと受け入れられないかもしれないが、発行当時の時代を考えるとよくあった小説だろう。
    今の時代好みは分かれるだろうが、漫画のオリジナリティを少し加えながら、よく描けていると思う。バイオレンスが抑えられているのは画力のおかげか。

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    2020年11月22日
  • 雪人 YUKITO 2

    購入済み

    面白い

    漫画あまり読まないですが、インスタの広告から飛んできました!
    アングラ系が好きな人は木にいると思います

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    2020年11月03日
  • 撃つ薔薇 新装版~AD2023涼子~

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    謎解きなストーリーなので、ページをめくる手が止まりません。一気に読んでしまいます。涼子という主人公が美女なんだけど男前でハードボイルドなんです。そして、その美女を取り巻く男の心の機微がおもしろい。

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    2020年10月26日
  • 毒猿 新宿鮫2~新装版~

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    私はとても若い時に新宿鮫1を読んだのだが、その時は大人の味な気がして新宿鮫は敬遠していた。

    大沢在昌を新宿鮫以外読破した今、新宿鮫を読んでみることにした。おもしろい。さすが大沢在昌だ。主人公の鮫島は、芯の通ったおっさんでかっこいい。新宿鮫シリーズ、読破だなこりゃ。

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    2020年10月26日
  • 炎蛹 新宿鮫5~新装版~

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    新宿鮫シリーズで一番おもしろいかもしれない(毎回書いてる気がするが)
    昆虫や海外から来た娼婦が絡む、ちょっぴりグローバルな新宿鮫。おもしろい。今回は、農林水産省のお役人が良い味を出していてよかった。

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    2020年10月26日