大沢在昌のレビュー一覧
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大沢在昌の著書はいろいろ読んでいますが、「新宿鮫」シリーズはところどころしか実は読んでいない。大沢在昌を薦めてくれた知人が「狩人」シリーズから貸してくれたのでそちらにどっぷりハマってしまい後回しになった感があります。狩人シリーズの佐江刑事とはタイプが全く違う鮫島警部のシリーズ、順不同になるだろうけどこれから10作品の未読分全部読みたいと思った。本作は直木賞受賞作とのことで楽しみにしつつ読み進めた。乱闘シーンの描写がエグい。700ページ近い長編で、前半いろんな人物のそれぞれのドラマが語られ、後半に向かって主犯格に辿りついて行く、という展開でした。ラストは犯人に手錠をかけて一件落着なのだが、鮫島警部、犯人、香川家、麻取等その後を是非知りたかった。エピローグが欲しかった!面白かったけど消化不良です。
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大沢在昌さんの大人気シリーズ、「新宿鮫」の第一弾。
主人公は、新宿署の刑事・鮫島。
舞台は新宿歌舞伎町。
ヤクザの間で“新宿鮫”と恐れられている。
署内では孤立した存在で、常に単独捜査。
相棒は、いない。
一匹狼という設定も、いかにも王道で良い。
そして登場人物たちの描写がとても詳細で、すぐ近くに居るように感じ、ゾッとする程。
特に魅力的なのは、鮫島の14才年下の恋人・晶。
ロックバンドのボーカルで、メチャかっこ良いの!
なのに、まるで母のような、包み込む愛も感じる。
(22才だけど)
ストーリー全体としては、刑事もの初心者の私でも分かりやすく、すいすい読める。
クライマックスの犯人を追い詰める場面は、臨場感たっぷりで、ドキドキが止まらない!
読み終えた時は、はぁ~、って肩で息をしていた私。
面白かったです!!
この本を教えてくれたのは、大沢作品をこよなく愛する松子さん♡
まっちゃん、読んだよ〜!!
ありがとう((≧▽≦) -
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大沢在昌作品は「魔女の笑窪」に続き2作目だけど、かなり好きかもしれない……。
自分でも知らなかったけどどうやらハードボイルド系の作品が好きみたい。今作は野崎さんのファンになりました。
最後の優美と伊神の掛け合いシーンはややさっぱりしていて少し物足りなかったけど、それ以外はとても面白かった。
特に優美目線の章は、得体のしれない「死に神」に徐々に追い詰められていく緊張・不安・焦りを感じられて、なかなかのめり込んだ。
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深夜の首都高で、吉川国夫の車は大型車に引っかけられ炎上。国夫は死亡した。そして、大型車はそのまま行方を晦ました…。国夫の恋人でシンガーソングライターの堀河優美は、彼の遺品の中から一枚の楽譜を発見する。“SHADOW GAME”と名付けられたその曲は、完成度の高いバラードで、優美は彼の思い出にこの曲の使用を決意した。だが、作曲者は誰なのか…。事故から国夫の足跡を遡り始めた優美は、彼に楽譜を渡した人物もまた、謎の事故死をとげていたことを知る―。一枚の楽譜に秘められた謎とは!?冒険小説の名手が綴る力作長編。 -
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鮫島の貌 大沢在昌 著
1.購読動機
初めての大沢さん作品。
親戚からいただいた書籍集の一冊。
2.小説より
新宿警察署の鮫島氏。
同窓会で、どんな日が幸せなのか?と問われ、
「自分の目に入ってくるもの。心が痛くなることがなくなる。そんな日が、いい日だと思える。」
3.小説と現代
本庁勤務するも、組織と折り合えず、飛ばされ、新宿署に異動した鮫島。
・反社会的勢力においても不況の波。
破門された構成員の末路。
・国外組織の警察への接触。公安情報を利用するための画策。
・まことしやかな偽情報。職なく野心ありの若者狙う詐欺集団。
ネタ元の事件を彷彿させる構成、展開は、緊張とともに、現代社会の歪みをそのままあらわしているとも思える。
4.鮫島と半沢直樹
鮫島は、最近読んだ、半沢直樹に似ている。
自身のなかに、なぜこの職務を果たすのか?の軸があるから、、、。
そして、何よりも意思がある。
意思は、自分でコントロールできる範囲だ。
その気づきを教えてもらった。
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大沢在昌の長篇ミステリ作品『やぶへび』を読みました。
大沢在昌の作品は初めて読みましたが面白かったですね。
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「金なし、女なし」で迎えた40歳の年末。
だが元刑事・甲賀悟郎にとっては悪いことでもない。
運命の分かれ道には、かならず最悪の選択をしてきたからだ。
そこに「奥さんを保護しました」という警察からの電話。
借金苦で戸籍を売り偽装結婚した中国人女性が、怪我をしたうえ記憶喪失の疑いがあるという……嗚呼。
初対面の“夫婦”が巻き込まれる、と、と、と、とんでもない事態。
いったいどこの誰が絵図を描いたのか。
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講談社創業百周年記念書き下ろし作品として、2010年(平成22年)12月に刊行された作品です。
女と付き合うと泥沼にはまる「マイナスの女好き」の元刑事・甲賀… 定職なし、貯えなしで不惑の年の瀬を迎えると、突如警察から「奥さんを保護した」と連絡が、、、
待っていたのは記憶を失った「見知らぬ妻」… 2ヵ月前、“偽装結婚”をした中国人女性だった。
何か犯罪が絡んでいるのか? 甲賀はまたしても、はまってしまったのか? “妻”と調べ始めると、驚愕の出来事が次々と――。
運命の分かれ道で、必ず最悪の選択をしてしまう人… そんな人物のひとりが元刑事・甲賀なんですよね、、、
それも女がらみになると必ずはまってしまうという愛すべきキャラクター… そして“見知らぬ妻”と出会ってからは、息を吐かせることのない、次々と驚くべき出来事のオンパレードですからね、ページを繰る手が止まりませんでした。
妻の記憶が戻るに伴い、徐々に明らかになる困難な真実… 難局を乗り越えながら、二人の気持ちが近付いていく展開も好感が持てましたね、、、
魅力的なキャラクター… そして、愛と悲しみのどんでん返しに向かって突き進む超高速弾丸エンターテインメント的な展開… 面白かったです。 -
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ミステリー小説家のアンソロジー。
長編にできそうなネタを惜しげもなく短編に仕上げている作品もあり、とても楽しめた。
特に下記三作品が面白かった。
近藤史恵「未事故物件」
乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」
新津きよみ「女の一生」
●近藤史恵「未事故物件」
引っ越したアパートの上の部屋から午前4時に洗濯機の音が聞こえてくる。しかし部屋は空き家だという。騒音に悩まされた主人公は音の正体を探り始めるが…。
●福田和代「迷い家」
泥酔して他人の家に上がり込んだ主人公。食卓に用意された鍋を食べ、食器を1つ持ち帰る。後日、その屋敷の住人が行方不明になったと耳にする。しかも主人公が迷い込んだ日だとういう。知り合いの警察に相談するが…。
●乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」
離婚する両親のどちらと暮らすか。主人公の女子中学生は冷静に判断するため、父母の状況を調べ始めるが…。
●松村比呂美「置き去り」
一大決心をしてジャングルツアーに参加した主婦。途中のトイレ休憩で置き去りにされてしまう。いったいどうなるのか…。
●篠田真由美「迷い鏡」
●新津きよみ「女の一生」
赤ん坊を事故で亡くした主婦。夫とも離婚することになり実家に戻るが兄嫁と折り合いが悪くなるり、アパートで一人暮らしを始める。そんな時、河原のホームレスと親しくなり、アパートへ招くのだが…。
●柴田よしき「迷蝶」
妻を亡くした定年退職者の主人公。唯一の趣味である蝶の写真撮影で知り合った老人と話すうち、過去の記憶が蘇る…。
●大沢在昌「覆面作家」
評判の覆面作家は誰なのか?小説家の主人公は古い友人のことを思い出す…。 -
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ネタバレ近藤史恵「未事故物件」
一人暮らし始める前に読まなくてよかった。
ホントに怖いのは生きてる人間。
でも、毎日4時に洗濯機回されたら発狂しそう……
福田和代「迷い家」
舞台は現代日本だけど、導入はほんのり日本昔話テイスト。
優しいお出汁のお鍋食べくなっちゃった。笑
最後のオチはちょっと強引な気もするけど……。おちょこに指紋ついてるくらいなら、他のものにもベタベタついてるでしょって。
乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」
自分の両親も主人公と同年代くらいの頃に離婚しているからか、感情移入がはんばない。しかも4つ下の弟がいるのも一緒!
両親のどっちについていっても良いよって、子供の気持ちを尊重してくれてるのは分かるけど、その実ひどく酷だよね。特に父も母も好きなら。どっちかを選ぶってことは、どっちかを選ばないってことだよね……分かりみが深すぎる。
でも、父母が仲良くない空気の中で過ごす家庭はひどく心がしんどいので(この描写も分かりみ!)離婚してくれて良かったとも思ったなぁ……などと昔のことを色々思い出した。
松村比呂美「置き去り」
オチまでキレイにまとまった作品。
慣れない外国、しかもジャングルになんて置き去りにされたら……考えるだに恐ろしい。時間にルーズな私は団体旅行には行けないな。
登場する女性がみーんなこの「置き去り」経験があるって言うのはなんか笑っちゃった。
篠田真由美「迷い鏡」
すごく少女漫画チックなお話。少女漫画にしたら映えそう。古い洋館とか、樹木の迷路とか。
最後がなんかふんわりで、個人的にはもちょっとアクの強さがほしかった。
新津きよみ「女の一生」
パラレルワールドは存在するかもしれないんだよ。観測されてないだけで、ないとは言いきれない。
とすると、最後の部分は主人公が自殺してしまった世界と、隣に立った男性が自殺したせいで主人公が自殺できなかった世界が、重なったのかも。同じフィルムに2回写真撮ったみたいに。
柴田よしき「迷蝶」
あーん、やられた。
できすぎなくらい偶然が重ならすぎ…って途中まで思ったけど、それは思惑の元に起こったものだったという。こういう展開、大好き。
自分の何の気なしの行動がどこかで重大な事態(そしてそれはとてつもない悲劇かもしれない)を引き起こしている可能性は誰にでも常にあるなぁって。
風が吹けば桶屋が儲かる、の類似のことわざ?バタフライエフェクトから(もともとは物理用語?)、この話の核に蝶を据えたのかしらとか考えたり。
大沢在昌「覆面作家」
大沢先生の作品は学生の頃から好きだったので、この短編ももちろん好きでした。
それぞれ作家とゲームクリエイターになったかつての親友(と呼んでいいのか?となっていましたが)、それぞれが知らないところでそれぞれの作品のファンにひっそりとなっている…っていうエピソードで妙に泣きそうになった。
あとがき/福田和代 -
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この三連休は絶対、新宿鮫を読もう!と決めていた。大好きな新宿鮫シリーズ4巻、『無間人形』!
ドラマティックでロマンティックなハードボイルド♪
『アイスキャンディ』という名の覚醒剤。
若者の間で広まりつつあるが、軽い気持ちでで使う若者達はそれを覚醒剤とは知らない。
鮫島はアイスキャンディが更に出回る前に
その製造元をなんとか見つけようと過酷な単独捜査を続ける。
そして別ルートで捜査を進めていた麻薬取締官達とぶつかる。
財閥で地元では右に出る者はいない有力者であり、アイスキャンディ製造元の香川兄弟、
その香川兄弟から薬を横取りし兄弟を陥れようとする、地元の3人組。
香川兄弟とアイスキャンディを取引きする東京のヤクザ。
欲望や復讐にまみれた駆け引きが巡る。
地元3人組の中には鮫島の恋人、晶の昔のバンドメンバー耕二が偶然いた事から晶もこの事件に巻き込まれていく。
鮫島が晶を助けに行く場面は、間に合うかな?とハラハラが止まらない!
印象的だったのは、登場人物の鮫島、香川兄弟の兄のぼる、弟の進、元バンドメンバーの耕二、それぞれに愛情表現は違っても愛し守りたい人がいた事。
そして、話が進むに連れ登場人物達の素性や犯罪を犯す経緯が明らかになり、なんともいえない気持ちになる。
特に香川兄の生き方がなんとも切なかった。もっと自由に愛に生きて欲しかったよ。
鮫島と晶のお互いに信頼しあう姿がグッときた!
愛情深い作品だったからバレンタインデー前に読めて良かったかも(^^)
あっ、後書きで鮫島さん誕生秘話があり、それも楽しかったです!