大沢在昌のレビュー一覧

  • 絆回廊 新宿鮫10~新装版~

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    新宿鮫を読んでいる人はこの巻は絶対に読まないといけない。ストーリーが進みます。内容は新宿鮫らしく新宿を舞台にした中国絡み。ぜひ読破を。

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    2020年10月26日
  • 絆回廊 新宿鮫10~新装版~

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    新宿鮫シリーズ第10作。

    22年ぶりに出所してきたケンカ無双の大男と謎多き犯罪組織「金石」を追う鮫島。そして鮫島が直面する二つの辛い別れ…重過ぎる。

    さすがの安定感で一気に読み切ってしまった。

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    2020年07月26日
  • 鮫島の貌(かお) 新宿鮫短編集

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    新宿鮫シリーズのスピンオフ短編集。

    鮫島だけでなく晶、藪、桃井といった脇役にスポットを当てた作品に加え、「シティハンター」の冴羽獠や「こち亀」の両津勘吉などジャンプコミックスの名キャラクターが登場する話もあり、本編とはまた違った面白さがある。短編なのですぐに読み終えることができるのもポイント。

    一部ネタバレ的に感じる部分もあるので、シリーズ第9作「狼花」を読み終えてから手に取る方が良いかも。

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    2020年07月22日
  • 狼花 新宿鮫9~新装版~

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    新宿鮫シリーズ第9作。

    宿敵・仙田の仕切る"泥棒市場"と、マーケットを狙う関西の暴力団、外国人犯罪者を日本から締め出したい警視正・香田の思惑が複雑に絡み合い重厚なストーリーとなっている。

    初期作品のようなアクションや疾走感のようなものが落ち着き、地道な捜査と老獪な駆け引きを使うようになった鮫島警部だが、これはこれで面白い。

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    2020年07月21日
  • 灰夜 新宿鮫7~新装版~

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    新宿鮫シリーズ第7作。

    今回の舞台は新宿を離れ、九州のとある地方都市。鮫島に"手紙"を託した同僚・宮本の法事のためにこの街を訪れた鮫島は、何者かに拉致監禁されてしまう。

    これまでのシリーズとは異なり、桃井や藪といった味方がおらず、孤軍奮闘する鮫島の周りに登場する人物が果たして敵なのか味方なのかモヤモヤとしながら読み進めた。

    ストーリーは文句なしに面白いが、やはり鮫島は新宿にいる方がしっくりくる。

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    2020年07月17日
  • 風化水脈 新宿鮫8~新装版~

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    新宿鮫シリーズ第8作。

    自動車盗難グループを追っていた鮫島が、ひょんなことから戦後すぐの犯罪と関わりを持ってしまう。

    第1作にわずかに登場した真壁をはじめ、さまざまな登場人物の関係が時空を超えて絡み合う様子が面白い。新宿の歴史に触れている点も興味深い。

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    2020年07月17日
  • 雪人 YUKITO 1

    購入済み

    引き込まれる

    広告から試し読みでどんどん引き込まれて、気づいたら買ってました。雪人の涼やかさが、雪国生まれの自分としても懐かしいというか、心地よい。

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    2020年07月12日
  • 風化水脈 新宿鮫8~新装版~

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    シリーズ最長のページ数?そして久々の4文字タイトル。

    前作「灰夜」から一転、濃厚な”鮫”の世界を堪能できる。
    桃井や藪は当然として、必ず出てくると思われていた真壁との確執、さらにはそこに村上(最後のライバル?)も絡んでくる。

    最初は自動車窃盗犯の捜査が、高度経済成長期前の新宿で起きた事件と絡み、過去と現在をつないだ濃厚な人間ドラマが展開される。
    話し(事件の規模)はシリーズ中でも小さいが、ドラマの陰影、キャラの絡め方や熟成ドラマは今までで一番深い。

    延々と続く会話のシーンの巧さ、それぞれの視点での事件の見せ方のうまさ、ますますシリーズの深化がうかがえる。

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    2020年07月11日
  • 炎蛹 新宿鮫5~新装版~

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    新宿鮫シリーズ第5作。

    南米から日本に持ち込まれた「火の蛹」をめぐり、鮫島と植物防疫官の甲屋がコンビを組んで事件を追いかける。

    単独捜査が基本の鮫島と組むパートナーのおじさん・甲屋がいい味を出しているが、これまでの作品のような緊迫感はやや薄め。

    複雑に絡み合う事件や人間関係に重点を置いた作品というイメージ。

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    2020年06月29日
  • 屍蘭 新宿鮫3~新装版~

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    新宿鮫シリーズ第3作。

    前作のような派手さはなく、全体的にどこか後ろ暗い雰囲気が付き纏う作品。

    一見すると地味になりそうなストーリーに、主人公鮫島の汚職容疑というスパイスを混ぜることで全体のバランスをとっている感じ。

    一気に読ませる筆力は流石の一言。

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    2020年06月25日
  • 氷舞 新宿鮫6~新装版~

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    前作では様々なストーリーが並行して展開、新しい和みキャラ?が登場したが、今回はまた一転。

    公安、外事、政治家が絡んで、最初はただの外人殺しが、少しずつ話が過去と今を行きつつ日本の警察機構・政治機構の中枢に繋がっていく、という濃厚なストーリー。

    ドラマも、晶との仲が少しずつ疎遠になりながら、新しいヒロインも登場?さらにはライバルの香田との共闘や鮫島の過去も絡んで・・・と盛り沢山。

    シリーズがここに来ても全くだれるどころか、より深化していて飽きさせない。

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    2020年06月23日
  • 屍蘭 新宿鮫3~新装版~

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    新宿鮫シリーズ第3弾。本シリーズは1作ごとに大きく異なるテーマや手法に挑戦しているが、本作の相手は女性(美しき女実業家とベテラン看護婦)。彼女らの独特でスリリングな関係性が本作の肝。
    現在、シリーズ(長編)は11作あるらしい。完全にファンになったので全部読むぞー。

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    2020年06月13日
  • 炎蛹 新宿鮫5~新装版~

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    毎回、趣が変わるシリーズで、今回のテーマは…ん?ない?

    今までは一つのプロット上で話が展開していたが、今回は複数事件の同時進行。それも(いくつかは重なるとはいえ)3つ4つもある。
    イラン人と中国人グループの盗品強奪に端を発した対立抗争、ラブホテル連続放火事件、娼婦の連続殺人事件…と話が錯綜する上に、タイトルともなる(南米から入ってきた稲を全滅させる可能性がある害虫の)蛹探しがプロットに関わってきて、何より鮫島が正反対のタイプの植物検疫官とコンビを組むという設定が面白い。

    シリーズで一番話の展開が凝っているし、のちに再び登場しそうなキャラも多い。ただあまりにも盛りだくさんの内容のため、晶の登

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    2020年06月07日
  • 無間人形 新宿鮫4~新装版~

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    シリーズの中で一番プロットは練られているし、多彩な人物が登場する。しかも直木賞受賞作。

    が、様々な人間模様が交錯すのはいいが、あまりにも偶然やタイミングが重なりすぎているし、それぞれのドラマを深く描いているようで同じような描写が多く冗長に感じる。

    それぞれのキャラの行動にも根本的に説得力がないため、ラストは十分に盛り上がるが読後感はやや物足りない。

    他の作品のレベルが高いのでこちらの期待値が高すぎたのかもしれないし、根本的にこのヒロイン(描写)が好きになれないかもしれない。やたら若さと胸の大きさがだけが強調されていて、全く魅力が感じられない。

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    2020年05月24日
  • 新宿鮫 新宿鮫1~新装版~

    ネタバレ

    最後まで飽きずに読破

    前半の謎解き、後半の活劇。一気に読みました。新宿鮫はいつも時事ネタが入ります。今作もたっぷりつめこまれています。それが物語にリアルさを吹き込んでいます。終わり少しあっけないかな。それが良いところか、、、。星4にしました。

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    2020年05月11日
  • 毒猿 新宿鮫2~新装版~

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    ネタバレ

    今回は”敵”がハッキリしていて、その分ストーリーは一直線に予想通りのラストに向けて走る。疾走感、そして毒猿を中心に追う者、巻き込まれる者それぞれのドラマが重厚に切なく描きこまれていて、第一級のハードボイルトに仕上がっている。
    今作は描写がすごく視覚的で、映像化してほしい気持ちはあるが、安っぽいテレビ作品では満足できない。
    (既になっているが…)

    ただ、毒猿、追う刑事のキャラがしっかり立った分、鮫島が少し後ろに下がってしまったのも残念だし、晶とのエピソードは蛇足でしかない。

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    2020年04月24日
  • 無間人形 新宿鮫4~新装版~

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    キャリア警察官出身の鮫島警部が所轄署の刑事になっていて、 そんなことは異例だから、警察内部機構の矛盾をついて いろいろぶつかりながら、事件を解決していくストーリーがおもしろい

    この作品で直木賞を受賞というより、 これまでのシリーズ全体に受賞という感じ
    ま、その後の10巻に及ぶ作品群もおもしろいらしいから
    (夫が先に全巻読んでの感想で) 大沢氏、このシリーズ作品が大力作というわけである

    作品の手に汗握る事件を追うのも楽しいが、 やはり展開の中にはさまれるフレーズにハッとする、 それが作家の妙味

    たとえば次のような、鮫島(主人公の刑事)が、新しいバンドでプロのボーカルになっている恋人、晶に

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    2020年02月10日
  • 雪人 YUKITO 2

    購入済み

    登場人物が個性的

    作者の大沢在昌さんの物語の構成力の素晴らしさに引き込まれます。そして、その物語の登場人物に、もんでんあきこさんの絵が生命力を吹き込んでいて、普段は漫画を読まない私もはまってしまいました。

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    2019年11月21日
  • 雪人 YUKITO 3

    shi

    ネタバレ 購入済み

    先が気になります

    結論(黒幕が誰か)が見えつつあるにも関わらず、登場人物それぞれの個性と背景が作品に面白さを与えていて、ついつい先が気になる作品です。

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    2019年11月21日
  • 新宿鮫 新宿鮫1~新装版~

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    銃の密造に手を染める木津、
    一匹狼の刑事鮫島、
    彼の女でミュージシャンの晶、
    連続新宿署警官殺人、
    そして捜査を撹乱させる警察マニア…

    これは初版当時に読みたかった…!

    令和の今だって申し分なく楽しめる…が、
    コマ劇場が登場するたび頭の中ではゴジラが顔を出し、
    ショルダー型の電話機やポケベルも、
    無意識に鮫島達との時間的な壁を感じてちょっぴり寂しい。

    とは言え鮫島、格好良すぎる。
    警察マニアの彼には及ばないけれど、
    ヤサヅケして丸被と撃ち合い、
    ラストは救急車!
    って叫ぶ自分を想像しちゃう。

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    2019年11月16日