大沢在昌のレビュー一覧
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大沢在昌の長篇ミステリ作品『やぶへび』を読みました。
大沢在昌の作品は初めて読みましたが面白かったですね。
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「金なし、女なし」で迎えた40歳の年末。
だが元刑事・甲賀悟郎にとっては悪いことでもない。
運命の分かれ道には、かならず最悪の選択をしてきたからだ。
そこに「奥さんを保護しました」という警察からの電話。
借金苦で戸籍を売り偽装結婚した中国人女性が、怪我をしたうえ記憶喪失の疑いがあるという……嗚呼。
初対面の“夫婦”が巻き込まれる、と、と、と、とんでもない事態。
いったいどこの誰が絵図を描いたのか。
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ミステリー小説家のアンソロジー。
長編にできそうなネタを惜しげもなく短編に仕上げている作品もあり、とても楽しめた。
特に下記三作品が面白かった。
近藤史恵「未事故物件」
乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」
新津きよみ「女の一生」
●近藤史恵「未事故物件」
引っ越したアパートの上の部屋から午前4時に洗濯機の音が聞こえてくる。しかし部屋は空き家だという。騒音に悩まされた主人公は音の正体を探り始めるが…。
●福田和代「迷い家」
泥酔して他人の家に上がり込んだ主人公。食卓に用意された鍋を食べ、食器を1つ持ち帰る。後日、その屋敷の住人が行方不明になったと耳にする。しかも主人公が迷い込んだ日だと -
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ネタバレ近藤史恵「未事故物件」
一人暮らし始める前に読まなくてよかった。
ホントに怖いのは生きてる人間。
でも、毎日4時に洗濯機回されたら発狂しそう……
福田和代「迷い家」
舞台は現代日本だけど、導入はほんのり日本昔話テイスト。
優しいお出汁のお鍋食べくなっちゃった。笑
最後のオチはちょっと強引な気もするけど……。おちょこに指紋ついてるくらいなら、他のものにもベタベタついてるでしょって。
乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」
自分の両親も主人公と同年代くらいの頃に離婚しているからか、感情移入がはんばない。しかも4つ下の弟がいるのも一緒!
両親のどっちについていっても良いよって、子供の気持ちを尊重し -
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この三連休は絶対、新宿鮫を読もう!と決めていた。大好きな新宿鮫シリーズ4巻、『無間人形』!
ドラマティックでロマンティックなハードボイルド♪
『アイスキャンディ』という名の覚醒剤。
若者の間で広まりつつあるが、軽い気持ちでで使う若者達はそれを覚醒剤とは知らない。
鮫島はアイスキャンディが更に出回る前に
その製造元をなんとか見つけようと過酷な単独捜査を続ける。
そして別ルートで捜査を進めていた麻薬取締官達とぶつかる。
財閥で地元では右に出る者はいない有力者であり、アイスキャンディ製造元の香川兄弟、
その香川兄弟から薬を横取りし兄弟を陥れようとする、地元の3人組。
香川兄弟とアイスキャンディ -
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ミステリー好きのbera5227さんにお勧めしてもらった一冊!
大沢作品の狩人シリーズに出てくる
佐江さんに脳内プロポーズ5回済みの私は
新宿鮫シリーズに
『佐江と双璧のやつがいますよ!』の
beraさんの言葉にこのシリーズに飛びついてしまった。
エリートで出世街道を進んでいた
主人公の鮫島さんが新宿署防犯課に異動になり
『新宿鮫』のあだ名がつくまで…、
ロック歌手の恋人、晶との出会い。
ストーリーのメイン、
警察官連続殺人犯を追う中
犯人に繋がる今にも切れてしまいそうな
手がかりの糸を慎重にほどき、たぐり寄せるように
捜査を進めるシーンが緊張感マックスで
なんとも最高!
未だかつて誰も見