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Posted by ブクログ
高州の わかれた妻が 有能だね。
高州が 何をしたいのかが よくわかっている。
高州の 保安官ごっこに 良くつきあっている。
この物語の 影の主人公は 高州の別れた妻だ。
もうひとりは チナミという
計算ができるのか できないかが よくわからないが
いつも 頼る人を探し、頼ろうとする。
保安官の高州の こころを 揺り動かす。
静かな島だったのが
つづけて 銃による 殺人が起こり
過去に 自殺と片付けられた 事件も 銃によるものだった。
オットー先生が どうも臭いが、
実は、もっと違う人間が
そして、それを 操作する シナリオを 書いた人がいた。
ふーむ。
物語の巧みさに 驚くばかりだ。
時代の隙間。人間のこころの隙間。
隙間に しのびよる あざとい たくらみ。
大沢在昌の作品では 意外性があって、
おもしろいと思う。
さいごに にやっと笑うことができるのが
秀逸である。
Posted by ブクログ
老人の転落死、放火事件、そして射殺事件。高州の赴任以来、青國島の平和な暮らしは一変した。捜査を続けるうち、島でアメリカ統治時代にコカの栽培をしており、それが「財産」になっていることを知る高州。そんな彼に収入役の草引、助役の木島らは苦言を呈する。村長の井海、島の過去を知るアメリカ人医師オットー、高州に近づく娼婦チナミ……真実を知っているのは誰だ? 島の人間が守ろうとする“秘密”とは? 孤独な闘いのなか、しだいに明らかになる島の過去。事件の核心に迫る高州を待ち受けるものは!?
さてさて結果はいかに??
最後まで犯人が絞り込めずにうずうずしちゃいます。。。。
Posted by ブクログ
兎に角、先が気になり過ぎて、一気読みした作品。
孤島の住人達の血縁や人間関係、役場の組織や仕組みなど、細かいディテールまでしっかりと練られていてる。
個人的には途中で少し先が読めた箇所も有りましたが、それでも飽きることなく、引き込まれ、島の景色がすっと頭の中に浮かんでくる。
今でも自分が青國島にいるような気分。
Posted by ブクログ
面白かった。
話を進めるにあたり、元妻の使い方がうまい。
効果的に登場して、結論ありきの主人公の穴を埋めて行きます。
一気に読んでしまったなぁ。
Posted by ブクログ
孤島、戦時中の隠し財産と王道のテーマだが、きちんと面白い。保安官として島に免れてから、直ぐに島の秘密と事件に巻き込まれていく。
別れた妻がワトソン役(?)と言うのも面白い。
サーファーの主張で、「やんい人には分からないけど、波乗りってとことん付き合うと、ちょっと世界が変わっちゃうんだよね。仙人ていうか、世の中の価値観が違う場所に運ばれちゃう。海の中で自分の世界が完結してしまうんだ。海にいて波乗りしておるときだけか本物の自分で、あとは幽霊もたいに生きているように感じる。」という感覚が興味深い、周りのサーファーに聞いてみよう。