大沢在昌のレビュー一覧
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主人公・木島(38歳)は久邇子(くにこ/33歳)と出会い、二人は引かれ合うが、何者かから命を狙われはじめる。
作品が発表されたのは1985年(昭和60年)だそうだ。「おニャン子クラブ」の放送が始まり、ファミコンのスーパーマリオブラザーズが話題になった年。
舞台は東京。といってもレインボーブリッジやベイブリッジ、新都庁さえまだない。当然スマホもなければパソコン、インターネットもない。電話は公衆電話。そんな時代。
生活感のない部屋の冷蔵庫にはなぜかビールだけは入っている。タバコはメンソール。仕事はインダストリアル・デザイン。黒を基調としたオフィス。馴染のバー。友人であり話したくない過去を持つ -
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大沢在昌『らんぼう』光文社文庫。
新潮文庫、角川文庫で何度か文庫化されている警察小説。『新宿鮫』シリーズ以外で大沢在昌の小説を読むのはかなり久し振りである。
めっぽう腕が立つ上に凶暴でキレやすく、素行不良の2人の刑事、ウラこと大浦とイケこと赤池の史上最悪のコンビがワルどもを相手に派手に暴れ回るという悪漢刑事小説。
平仮名の擬音みたいな妙ちきりんなタイトルの『ちきこん』『ぴーひゃらら』『がんがらがん』『ほろほろり』『ころころり』『おっとっと』『しとしとり』『てんてんてん』『あちこちら』『ばらばらり』『ぶんぶんぶん』の11編を収録。
やはり、シリアスな警察小説の方が好みだな。
本体価格8