大沢在昌のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
J様後追い第7弾
ほんとにこれまた全く違うストーリーで、ほんとは5をつけようと思ったのに最後の読後感で一個落としてみました。
でも限りなく5に近い。
このシリーズ、悪いやつはとことん悪そうなのもいるけど、警察にも犯罪者側にもとにかく出てくる人物が魅力的。
今回もなんだかんだ言って家族や友達を思いやる人たちであふれていた気がします。
ちなみに、最初読み始めた時はなぜこんな状況に?!というのと、前作でのこともあり天罰だ!と思ってしまったのは女の嫌なところでしょうか。
余分に取っていた休暇も事件ですっかり終わってしまいましたが、晶からの連絡なし。残念。ってこと気づいてるかなぁ。
次回は復活してく -
Posted by ブクログ
大沢在昌氏の真骨頂かな。
読み始めはあれ?なんか軽い感じの主人公、そしてほのぼのした舞台やなぁと思いながら読み進めておりましたが途中から一気に大沢在昌ワールド全開。
途中でかつての「走らなあかん、夜明けまで」の主人公だと思い出し、一気にクライマックスまで読み耽ってしまった。
線の細い真面目なサラリーマン坂田勇吉。
しかし、事件に巻き込まれた時の地力が半端ない。
物語の前半と後半でキャラが変わってない?と思うほどの肝の据わり方がカッコいい。
シリーズ3作目だが第1作が20年以上前!だいぶ時空を超えて来た主人公だなと。
シリーズであってシリーズではない、そんな一冊でした。
久々に脇目もふら -
Posted by ブクログ
中国人との偽装結婚。
元警察官であった甲賀は、
杜英淑に偽装結婚を依頼される。
偽装結婚あいての 李青珠が 警察に保護される。
そして、逆行性健忘症 記憶喪失になっていた。
そのオンナは、きりりとして、背が高く、武術にも長けていた。
記憶が徐々にもどってくる。
しかし、李青珠は、替え玉がいた。
一体李青珠とは、誰なのか。
武術大会で優勝したことで、実名が分かる。
そのオンナは、上海なまりで、
どんなつながりがあるのか?
上海のボス 老大 が殺される。
引退しようとしている老大をなぜ殺すのか?
殺したのは、誰なのか?殺す理由は?
そして、偽装結婚をする意味はなぜ?
スリリングな展開。
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Posted by ブクログ
東京の大手製菓会社に勤めている勇吉は、変哲もない普通の男。その勇吉が新製品のプレゼンの為大阪を訪れた。新製品のチップスの入った銀のアタッシュケースが、ひょんな事でヤクザの取引用のアタッシュケースと取り違えられてしまった。翌朝の会議開始迄になんとしても取り返さなければならないのだが、取り違えたチンピラを追ううちに、ヤクザ同士の一触即発状態の只中に巻き込まれてしまうので有りました。
この本は大好きなので売る度に買戻しかれこれ3冊目です。新装版の方がかっこよくていいですね。
さてこの勇吉ですが、女性から詰まらないと思われてしまう位普通で、到底ヤクザに対抗なんてできません。殴られて蹴られてプライドず