あらすじ
カスミは、タケルとホウを父・藤堂の知人が運営する薬物依存症患者の更正施設に連れてきた。藤堂の組織と活動、警視正・クチナワと手を組んだ理由……今まで言えなかった身の上を打ち明けるために。一方クチナワは、麻薬の無料配布と音楽で若者を集めるゲリラ野外イベント「解放区」と、破壊工作を繰り返す一団に目をつける。潜入調査を命じられた三人に、巨大な黒幕とチーム分裂の危機が迫る! 解説・村上貴史
※本書は小社より二〇一一年一月に刊行された『カルテット3 指揮官』と二〇一一年二月に刊行された『カルテット4 解放者(リベレイター)』を文庫化したものが底本です。
感情タグBEST3
いよいよ三角関係
カルテットの1が気に入り2を購入し読んだのですが、これ3人の恋愛要素必要ですか??と思いながらも先が気になり一気に読んでしまいました。
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クチナワの指示で動くカスミ、タケルとホウだが、本書ではカスミの行動が際立っていた.カスミの知り合いの郡上をタケルとホウを伴って訪れたが、グルカキラーに遭遇し、郡上らは死んでしまう.若者たちが突然集合して踊りまくる解放区を巡り、黒幕の探索などのエピソードが出てきて、タワーホテルでのやりとりと銃撃戦.どのイベントも奇想天外のものばかりだが、要所をクチナワが統括している感じだ.若者たちの激しい動きを感じさせる物語だ.
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特殊捜査班カルテット2作目。
3巻完結で、続けて発売されたと言う今作。シリーズものは続けて読まないことにしているが、先が気になり、2作目、3作目は続けて読んでしまった。
普通の警察小説とは違い、人生の歩むべき方向を見失ったタケル、ホウ、カスミの3人からなる特殊捜査班カルテット。1作目では3人の出会いとなる最初の潜入捜査と、2回目の潜入捜査を描いていたが、2作目になると、3人の本来の敵や、それぞれの過去を描いている。
純粋な警察小説ではないが、本来の敵である正体が二転三転して、なかなか分からないところなど、少し前にはまった「クラン」シリーズと似ているところがあり、まさに私好み!3巻で終わってしまうのが、勿体ないと思うくらい、ドはまりした第2巻だった。
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藤堂ががかだいぶ表に出てきて、彼を追う一味も現れ一気にストーリーが進んできた感がある。カスミも消え最終巻への期待がグッと高まった。それにしてもホウがイカす。最後の短編が一味添えている。
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この巻まで2年前に読んでたはずだけど、記憶が薄らいでいたので新鮮に読めた。
タケルの家族を惨殺した犯人が徐々に見え始め、カスミ・タケル・ホウの感情が色濃く出てくる。
噂のカスミの父も見え隠れし、展開が気になって読む手が止められなくなってくる。
・・・そしてラストのあの流れに、、はすぐさま最終巻を手に取ってしまうではないか!
特別短編「バー『グリーン』」、普段あまり露出しないマスターの表情がみれるので、嬉しい収録。
Posted by ブクログ
カスミは、タケルとホウを父・藤堂の知人が運営する薬物依存症患者の更生施設に連れてきた。藤堂の組織と活動、警視正・クチナワと手を組んだ理由…今まで言えなかった身の上を打ち明けるために。一方クチナワは、麻薬の無料配布と音楽で若者を集めるゲリラ野外イベント「解放区」と、破壊工作を繰り返す一団に目をつける。潜入捜査を命じられた3人に、巨大な黒幕とチーム分裂の危機が迫る!