あらすじ
若き失踪人調査人・佐久間公の親友で「六本木の帝王」沢辺が失踪してしまう。探偵のプライドにかけて友を捜しまわる公だったが、闇夜で男二人に襲われるなど、自身の身にも危険が。それでも夜の街を駆け回るが、沢辺の行方を追ううちに、不幸な事故で亡くなった父親の「死の真相」もチラつきはじめる。自らのルーツ、そして無二の親友のため、探偵は命をかけた戦いに挑む。双葉文庫40周年記念「佐久間公シリーズ連続刊行」ついに完結。
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Posted by ブクログ
予期せぬ事態と予期せぬ真実の連続に引き込まれてしまった!佐久間公シリーズ初の長編小説は、公の親友沢辺が失踪し調査を始めるところから始まる。公の心の中を行き交う二人の女性、所属する法律事務所課長と父親との関わり、今回の事件にも影響した組織の影、そして父親の死の真相。すべてが繋がり、エンディングへと向かう。沢辺を救出した安堵感には、主人公佐久間公の心情に触れた気がした。ヒリヒリした感触が今でも残っている。