あらすじ
きっかけは銀行の頭取令嬢から依頼された“恋人捜し”だった。突如として消えた青年を法律事務所の若き失踪人調査人・佐久間公が捜しはじめると、公の身にも危険が及びはじめる。80年代の東京と軽井沢を舞台に“恋人捜し”から巨大な陰謀に巻き込まれていくノンストップサスペンス。ハードボイルド小説界の巨人・大沢在昌初の長編作品は令和の今もなお色褪せない魅力に溢れている。双葉文庫40周年記念「佐久間公シリーズ4ヶ月連続刊行」第一弾。
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Posted by ブクログ
佐久間公シリーズ幻の処女長編小説。幻と言われるのは長く絶版の時期があり読者熱望により復刊したため。佐久間公シリーズが好きなら必読の作品だ。主人公の動きがストレートで大胆で、大沢作品初期の感じがして良い。
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大沢在昌さんの初期作品
1980年代 携帯電話もパソコンもなかった時代の探偵活劇。東京から発生した事件が軽井沢まで行き着く。オイルショックという今では語られ事もない社会情勢を背景に誘拐、成り替わり、立て籠もり、孤立するロッジでの爆弾事件、台風、逃走とこれでもかとてんこ盛り。
主役のキャラクターが80年代っぽくて魅力的。
面白い
Posted by ブクログ
公衆電話など時代を感じさせる作品でした(復刻版なので当たり前ですが) 可もなく不可もなくといった感じで展開が読めるところもあれば、読めないところもありました。
Posted by ブクログ
大沢在昌作品へのデビューをこれにしてみました。
ハードボイルド調の作品でした、人探し屋の佐久間公が命の危険にさらされながら、依頼を遂行する下り!
シリーズなので、主人公は助かるという安心感も手伝ってスルスル読めました。テンポのよさが心地よく、大沢先生の他作への期待を持ちました。