あらすじ
失業して妻にも去られた64歳の尾津。ある日訪れた見知らぬ青年から、自分が恐るべき機能を秘めた未来予測ソフトウェアの解錠鍵だと告げられる。陰謀に巻き込まれた尾津は交渉術を駆使して対抗するが――。
※本書は2008年3月に文春文庫として刊行された作品を修正したものです
\ レビュー投稿でポイントプレゼント /
※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
失業後に熟年離婚した元商社マンで、1人寂しく生きていて、パソコンや携帯電話などほぼ使えないにしてはどんどん格好よくなっていく尾津。最初にマイナスのイメージを刷り込まれすぎたのかも。
物語はまだ前半が終わったところですが、今の感覚からすれはテクノロジーは古いとはいえ面白い展開が続いている。当初は漠然としていたヒミコの正体が徐々に明らかになってきたり、良い感じに登場人物が増えてきたりと、中弛みせずに緊張感を維持できています。