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最重要軍事機密である、脳移植の稀有な成功例、アスカ。彼女の前に突如現れた、脳移植が生んだロシアの怪物との戦いの行方は!?
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Posted by ブクログ
殺人鬼とかし、アスカをかつての妹と重ねたハンの体を手に入れた狼のヴォーグ。 仁王はアスカを守れるか、ロシア、アメリカ、警視庁と前半から続く波乱に満ちた戦い。 個人の葛藤と衝撃のラスト。 久し振りのエンターテイメント作品を読み終えた!
脳移植シリーズ2作目。麻薬取締官・神崎アスカがその美貌を使って闘うことを身に着ける。 のっけから若い女性による殺戮から始まる。 ありえないから面白い小説。アスカの心と体が全く異なる事による葛藤がしっかりと描かれていて、単なる刑事物(ではないかもしれないけど)だけではない人間模様。 現代では起きえない...続きを読む脳移植だが、著者はそうなった時に起こるであろう感情を考え尽くして描いた感があり評価できる。 第一読んでいて面白すぎます。
アスカを狙ってロシア、アメリカ、そして日本の激しい駆け引きが始まる! 最重要軍事機密である、脳移植の稀有な成功例、アスカ。彼女の前に突如現れた、脳移植が生んだロシアの怪物との戦いの行方は!? 一作目が面白かっただけに、今作は長くした感がある印象。設定がいいだけに少し残念だった。あと、簡単にしかも...続きを読む大量に人を殺しすぎな感じがした。ハンをモンスターに見せるための演出とはいえ、他に描写の仕方があると思えた。
脳移植を受けた美人麻薬取締官の神崎アスカと、同じく脳移植者のロシアの殺人鬼ヴォールク。 二人は世界で、ただ二人の脳移植者という事実に、互いに強く相手を意識しあう。 「ヴォールク(狼)」は、幼い頃に森で生き別れに成った妹のワーニャをアスカに置き換え、アスカをロシアへ連れ帰ろうとする。 アスカが古芳とい...続きを読むう刑事と恋人関係だと知ると、ヴォールクは古芳に憎しみを感じた。 ロシアの諜報機関SVRのソコロフは、ヴォールクとその仲間のミドヴィエーチ(熊)に、チェチェン人に奪われた偽札の回収をするため、日本への派遣を命じた。 ヴォールクはアスカに会いたい為に、その任務を引き受けた。 日本に来たヴォールクはアスカを探し、日本にいるチェチェン人、日本の公安、警察、暴力団を巻き添えにしながら、いとも簡単に殺人を繰り返す。 アスカはアメリカで勤務していた頃に知り合ったCIAのブルックに協力を申し入れた。 CIAはロシアで成功した脳移植のノウハウを手に入れたかった。 脳移植を成功させた、コワルスキー博士は、アスカが極めて順調に回復したのは、「アフター・バーナー」という麻薬をアスカの体の持ち主であるクラインのボスの愛人の「はつみ」が接種していたからだと知った。 「アフター・バーナー」のサンプルと化学構造式はアスカが所属する麻薬取締部が保管していた。 「アフター・バーナー」の化学構造式を手に入れたいソコロフは、ヴォールクとミドヴィエーチにその回収を命じる。 再び、古芳とタッグを組んだアスカが、ヴォールクと対決する。 日本の警察、ロシアのSVR、アメリカのCIAを巻き込んで、アスカはヴォールクに闘いを挑む。 奇想天外な壮大な設定だが、いかにも現実世界で起きても不思議は無いようなシチュエーションの設定などに頷かせられる。 危機的状況の展開に次に何が起きるのか、予測できない状況など、物語の展開は秀逸だ。 一気読み必死の一冊だった。
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