諸田玲子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
もしかしたら歴史小説を初めて読んだのは忠臣蔵だったかもしれない。
何作か読んだと思うけど、久しぶりのこの忠臣蔵はアンソロジーで、様々な視点で7人の歴史小説家が書いています。
葉室麟『鬼の影』
朝井まかて『妻の一分』
夢枕獏『首無し幽霊』
長浦京『冥土の契り』
梶よう子『雪の橋』
諸田玲子『与五郎の妻』
山本一刀『笹の雪』
どれも視点が新鮮で面白く読めました。
お気に入りは朝井まかてさんの『妻の一分』。
江戸っ子の語り口調が噺家さんみたいだなぁと楽しく読み進めると、この語り手の正体がわかった時に笑っちゃって!
それと神崎与五郎の元妻の話も、ドラマで見たような話だったけど、うるうるしちゃった -
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購入済み
題名の通りただ一日の出来事
題名の通りただ一日の出来事を連作短編集の形で描き切っている。非常に巧みで劇的なストーリー構成。
第一話 経済史の観点から見ると荻原重秀のやった経済改革通貨改革は、現在は当たり前になっている通貨管理制度の嚆矢ともいうべきもの。いざという時の妻の力を再認識。
第二話 第一話以上に話の展開が劇的。まさか という感じ。
第三話以降もいくらか謎解き要素を加えながら鮮やかに描き出されてゆく。
最終話だけが力は入っているが一日の出来事にしなかったためかやや冗長に思える。
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