諸田玲子のレビュー一覧
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2022年8月9日
十返舎一九や北斎、お栄が出てきて、へーと思ったが、そんなになぁと。奇人ぶりが凄まじかった。
一九の生い立ちがなるほどそうなのかと。
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祝言でも大騒ぎ。奇人に囲まれた舞が、その尻拭いに奔走させられるのは、いつもの事。そんな奇人達が、今度は、駿府まで東海道を旅する。大騒動必至。
奇人は、人情に厚い。だからか、奇人に囲まれた者も、奇人に染まっていくようだ。Posted by ブクログ -
奇人に囲まれ、きりきり舞いする一九の娘の舞。玉の輿を夢見るが、踊りの師匠になるなど、望みとは反対方向に。奇人の後始末にきりきり舞させられず、自分のしたいことができる日は、いつやってくるだろう。奇人でも父親は娘の幸せを願っている。Posted by ブクログ
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“きりきり舞い”シリーズ第四弾。
十返舎一九の娘・舞が、自由すぎる“一九ファミリーwith居候”達に、きりきり舞いするお話6篇が収録されています。
毎回大騒ぎのこのシリーズ。
今回は火事で焼け出された一九ファミリーが葛飾北斎の手配した借家に仮住まいすることになるのですが、避難途中で近所の人から老婆...続きを読むPosted by ブクログ -
結局は礼も弁明もしないまま出てゆくことになってしまった。後ろめたく、心苦しい。しかし一方では、これでよかったのだ、とも思った。なにを言っても、いや、言えば言うほど、二人を苦しめるだけだろう。Posted by ブクログ
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「これで寂しくなくなるかしら?」
「箱のなかが真っ暗でも?」
「身動きができなくても?」
「ふうん」
「小母さま……」
「ううん……なんでもない」Posted by ブクログ -
恋多き女、浮かれ女と称される「和泉式部」の半生を描いた作品
平安時代の女性は、ひたすらに出世やお金の道具だったのだなぁと。
その反面、性に関しては軽く、貪欲でもあり
そのギャップが不思議
時代と男達の欲に翻弄された歌人。Posted by ブクログ -
久々の、シリーズ第四弾。
相愛だった道三郎との恋を諦めて、小山田家へ嫁いだ結寿。
時は流れ、娘の香苗もすくすく育っています。
ところが、“予期せぬ出来事”が婚家を襲い、またまた結寿に転機が訪れます。
前巻でも小山田家は受難でしたが、続けて今回の件・・まさかこんなにサラッと万之助さんが亡くなるとは・...続きを読むPosted by ブクログ