諸田玲子のレビュー一覧
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ネタバレ戦国時代の茶人武将 古田織部と妻が語る歴史小説。
設定は亡くなった織部と生きている妻の会話と回想で出来ているとすぐにわかりました。
経時的に回想してくれているのでわかりやすく、二人の関係者以外は簡単に記述されているので政治的なややこしさもなくて読みやすいです。
古田織部の話なら漫画「へうげもの」をはじめとしてたくさんあると思いますが、実は裏テーマとしての安威姫の話が歴史好きの好奇心をくすぐります。
小姫が足利義輝の娘、安威姫は小姫と南蛮宣教師との間の子供、萬姫と津久丸が安威姫と豊臣秀頼の子供という設定は無きにしも非ずという感じで感心しました。
それにしても大坂の陣後の古田一族の抹殺の徹底さは妻も知らない理由があったかもと思いました。
後で知ったのですが、津久丸が「登山大名」の主人公のようです。 -
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ん〜、これはねぇ、アガサ・クリスティーのミステリー好きなら面白く読めるのかな?
オイラはミステリー初心者だし、アガサ・クリスティーも読んだことないし、ミス・マープルのオマージュと言われてもまるでピンと来ないし…
このお話はね、(以下作品紹介より)
愛嬌のかたまりのような江戸のおばあちゃん“おまあ”が解くのは…殺人事件!?
2026年はアガサ・クリスティー没後50年。クリスティーが産んだイギリスの田舎町に暮らす老婦人探偵、ミス・マープルを、時代小説家の諸田玲子さんが江戸の浅草に生まれ変わらせました。
丸顔で黒目がちな目、いつもニコニコしてするりと他人の心の奥に入り込むおまあさん。江戸は浅草、浅草寺の西方にある幸龍寺の一角の小家で、庭で野草を育てお茶を皆にふるまう気ままな隠居暮らしをしています。
そんなおまあの家には女たちが集い、様々な悩みや事件が持ち込まれます。
密通を告発する怪文書がそばに置かれた死体(「うごめく怪文」)、茶碗屋で亡くなった後妻の袂に入っていた米粒の理由(「袂に米粒を」)、大昔に当主と妻女が亡くなったという凶宅・榎屋敷の怪事件(「眠れる殺人鬼」)、南町奉行所の同心への殺人予告(「先触れ殺人」)、先代将軍の美貌のお中臈をめぐる謎(「銅鏡はくもって」)、鎌倉の材木商から破格の報酬で頼まれた大山詣りで明らかになった事実(「復讐の咲耶姫」)…と、それぞれの章のタイトルもミス・マープルシリーズからインスパイアされています。
愛らしいおまあですが、実は手裏剣の名手。過去には命を受けて“ある仕事”に携わっていたり、南町奉行の根岸肥前守鎮衛と秘密の関係があるという知られざる一面がありました。
〈鳥舞のおまあ〉と呼ばれていた当時の仲間である、〈夜駆のおりゅう〉〈怒髪の勝次〉たちと協力して謎を解く連携プレーや、合羽長屋の少年・乙吉との交流にも心温まるミステリです。
いっぱい人、死にましたよ。あっさりとね。
海外ミステリーとかってこんなにあっさり人死ぬの?あっさり過ぎて拍子抜け。
アガサ・クリスティー好きの誰かさん、読んでみてちょ。面白く読めるのかな? -
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ネタバレ秋田蘭画と佐竹騒動の後始末を巡る歴史ミステリー。
小田野直武と秋田蘭画はなんとなく知っていましたが、本作の三人の主人公たちの画に対する真摯な向き合い方が清々しい。
美術歴史小説としても、お家騒動時代小説としても面白く作れそうな素材を源内の死や直武の死をミステリー仕立てにしているところが面白いです。
ちょうど同じ時代の大河ドラマを見ているのですが、源内、田沼以外で共通登場人物は平沢常富で、尾美さんのイメージで読んでしまいました。
大河ドラマと違ってこの小説の田沼は怖いですが、それ以上にお家大事の主人公たちの前の代の老臣たちはもっと怖いです。
後味の悪いエンディングですが、各話のタイトルとなっている絵があるのはありがたいもののできればカラーで見せてほしかったです。 -
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【収録作品】「祭りぎらい」 西條奈加/「天下祭」 諸田玲子/「関羽の頭頂」 三本雅彦/「往来絵巻」 高瀬乃一/「氏子冥利」 宮部みゆき
祭りをテーマにした時代小説アンソロジー。
「天下祭」はわからないが、それ以外は、いずれもシリーズものの一篇。単行本未収録の新しい作品と思われる。
「祭りぎらい」は「狸穴屋お始末日記」シリーズ。
「関羽の頭頂」は「運び屋円十郎」シリーズ。
「往来絵巻」は「貸本屋おせん」シリーズ。
「氏子冥利」は「三島屋変調百物語」シリーズ。
シリーズとして続いている作品ということで、さすがにどれも面白い。とはいえやっぱり、宮部みゆきは別格かな。