諸田玲子のレビュー一覧
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和泉式部といえば、恋多き女。次々と恋人を替え、情熱的な恋の歌を数多く詠んだ歌人。
とりわけ、漫画の「和泉式部日記」の印象が強く、弾正宮と帥宮との恋愛のところしか知らなかった。
その後も何人かと恋をしていて、その結末がこのお話では驚く形で結ばれていた。
平安時代の小説はまだまだいろいろな形があるも...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ第三弾。
道三郎への思いを秘めたまま、小山田家へ嫁いだ結寿。
婚家に降りかかった災難を機に、小山田家の嫁として生きていく覚悟を決めたのは、結寿の成長ともいえますが、何とも切ないと思ってしまいます。Posted by ブクログ -
シリーズ第二弾。
惹かれあう結寿と道三郎ですが、結寿に縁談が持ちあがります。
障害をクリアできないまま、着々と縁談は進んでいき…。
現実的な選択をせざるを得ない結寿ですが、つのる未練にどう向き合っていくのか。切ないですね。Posted by ブクログ -
シリーズ第六弾。
密命を受けた久太郎を案ずる矢島家の面々。どんなに辛い事も明るく乗り越える珠世さんのマインドは、見習いたいものがあります。
一方、石塚家の子らはすっかり成長しましたね。
生まれたばかりの多門が、どんな子に育つのか楽しみです。Posted by ブクログ -
シリーズ第一弾。
将軍の鷹狩りの下準備をする、“お鳥見役”を担う矢島家に子だくさん浪人と、彼を仇とする少女が転がり込んできた事から起こる悲喜こもごもが描かれています。
矢島家当主の女房・珠世さんがポジティブで心が広くて、本当に素敵な人なのです。(私だったら源太夫にイラっとしちゃうと思う・・。)
色...続きを読むPosted by ブクログ -
これってシリーズ第二作目だったんだ。
なかなか面白かった。短編なせいかちょっと簡単にことが進みすぎる気もする。
二人の恋はなんだかんだと成就するかと思ったのに残念。でもきっとそれがまたお話としてはぶれてなくて良いんだろうなPosted by ブクログ