【感想・ネタバレ】元禄お犬姫のレビュー

あらすじ

中野で犬小屋支配を勤める森橋家の娘・知世は、母の療養のため、祖父、弟ともども小石川の剣術稽古場・堀内家の離れに移り住む。彼女は、どんな犬でも手懐けてしまうことから、「お犬姫」と呼ばれている。家族や道場の人々との語らい、仇を追う浪人への恋心、盗賊一味との対決、そして赤穂浪士の討ち入り。知世の周囲で織りなされる、さまざまな人間模様、犬模様を、やわらかに、あたたかく描いた時代小説。〈解説〉安藤優一郞

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Posted by ブクログ

好きだわ諸田玲子さん。しっかりしてるもん 落語でいうオチもあるし。悪政名高い綱吉の時代と赤穂浪士とシンクロしてるのも粋だね、最初からお犬姫が単語になるって、何の疑いも持たずに進めていくのがいい 僅か一冊なのにだいぶ登場人物いたね、犬爺なんか癖の塊だし、10万匹の犬の行く末も知りたいかもしれない。実際にいたんだろうなって思うお犬姫 思ったより弟の登場が少ないので やっぱりいいですねただ人殺しだけ描いてるベストセラー作家が売れてる意味がわからない。こういう歴史を踏まえた物語を読まないとってこと

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2024年01月26日

Posted by ブクログ

時は元禄、「生類憐みの令」の綱吉の時代。
どんな犬をも手なずけてしまうという、お犬姫を主人公にした連作短編。
盗賊お犬党あり、仇討話あり、赤穂浪士討ち入りありと、エンタメ色満載。
主人公の名前が知世となっており、年齢性格等に違いはあるが、『お鳥見女房』シリーズの珠世を思い出させる。

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2021年08月15日

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