元禄お犬姫

元禄お犬姫

792円 (税込)

3pt

4.0

中野で犬小屋支配を勤める森橋家の娘・知世は、母の療養のため、祖父、弟ともども小石川の剣術稽古場・堀内家の離れに移り住む。彼女は、どんな犬でも手懐けてしまうことから、「お犬姫」と呼ばれている。家族や道場の人々との語らい、仇を追う浪人への恋心、盗賊一味との対決、そして赤穂浪士の討ち入り。知世の周囲で織りなされる、さまざまな人間模様、犬模様を、やわらかに、あたたかく描いた時代小説。〈解説〉安藤優一郞

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元禄お犬姫 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年01月26日

    好きだわ諸田玲子さん。しっかりしてるもん 落語でいうオチもあるし。悪政名高い綱吉の時代と赤穂浪士とシンクロしてるのも粋だね、最初からお犬姫が単語になるって、何の疑いも持たずに進めていくのがいい 僅か一冊なのにだいぶ登場人物いたね、犬爺なんか癖の塊だし、10万匹の犬の行く末も知りたいかもしれない。実際...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月15日

    時は元禄、「生類憐みの令」の綱吉の時代。
    どんな犬をも手なずけてしまうという、お犬姫を主人公にした連作短編。
    盗賊お犬党あり、仇討話あり、赤穂浪士討ち入りありと、エンタメ色満載。
    主人公の名前が知世となっており、年齢性格等に違いはあるが、『お鳥見女房』シリーズの珠世を思い出させる。

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