【感想・ネタバレ】ちよぼ―加賀百万石を照らす月―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

女子(おなご)とて、闘わねばならなかった。信長と前田家に敗した朝倉家臣の娘・幾世は長じて正室まつの侍女として前田家に入り、千代保と改名。初代加賀藩主・利家に見初められて側室になり男児を産む。猿千代と名付けられた子はのちに名君・利常となるが、母千代保は人質として江戸へ向かった――。加賀百万石の礎を築き、寿福院の名で親しまれた、慈愛と情熱に満ちた女傑の生涯を描く歴史時代小説。(解説・本郷和人)

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Posted by ブクログ

■女性の作家が女性の登場人物の視点で書く歴史小説。但し、時代が行ったり来たりするので少し戸惑いがある。
■加賀百万石初代前田利家に見初められ、側室となって後の第3代藩主の生母として活躍する女性の物語。ちよぼがとにかく、面倒見がいい。
■帯に「利家とまつ、そして知られざる女傑」とあるが、それ程勇ましい描写は作中にない。副題の「加賀百万石を照らす月」には、本を読むと意味がわかる表現だ。

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2023年10月09日

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