諸田玲子のレビュー一覧

  • お鳥見女房(新潮文庫)

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    諸田さんが描く人情ものは、ほっこりと優しい気持ちになれるから大好き。登場人物がみな、魅力的であたたかい。

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    2012年10月15日
  • 誰そ彼れ心中

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    日本の時代小説だけれども、主人公を襲うミステリアスな展開に、あたかも海外小説を読んでいるかのような感がした。主人公瑞枝に降りかかる底知れぬ悪意、次から次へと犠牲になる主人公の味方たち、そして最後は、題名どおり心中となる重い物語であるが、最終頁での、奉行所同心大島とその妻との会話でほっと。読後感よく本を閉じることができた。

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    2012年08月02日
  • 巣立ち―お鳥見女房―

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    好評シリーズも第5弾となり、本書最終話で、お鳥見ファミリーの一人が退場し、一つの時代が終わる。この連作が、単なるホームドラマではないことを、解説の縄田一男氏が指摘している。遠景に描かれている政争や時代の波が、この後、珠代一家にどう関わってくるのか、続編が待たれる。同時に、このファミリーがいつまでも珠代を中心に暖かくまとまっていくよう、祈っている。

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    2016年06月16日
  • 四十八人目の忠臣

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    女性を主人公にした忠臣蔵異聞。徳川七代将軍の生母が磯貝十郎左衛門の内縁の妻だったとは!小説家の想像力はどこまで史実に迫れるか!

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    2012年08月01日
  • 王朝まやかし草紙

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    挿入される小話がなるほどとなって、面白い。
    登場人物が実在しないと知り、驚き。リアリティーあるのに。

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    2012年06月19日
  • 遊女のあと

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    ただの恋愛ものとならない最後が、らしい。東と西から繋がる物語構成は、読んでいてとても引き込まれました。軽すぎず重すぎず。読みやすい作品。

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    2012年03月04日
  • 四十八人目の忠臣

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    昨年6月から1年間、毎日新聞夕刊に連載されたものの単行本化。

    江戸時代の男社会をひたむくに生き抜く女性を描く作者が忠臣蔵を書くと、なるほどここうなるのか、という作品。


    赤穂浅野家に奧女中奉公した美貌の「きよ」と、内匠頭(たくみのかみ)長矩の寵童から近習に取り立てられていた美青年磯貝十郎左衛門は、かつての幼馴染だったことに気づき恋に落ちるが、ごくたまに人目を忍んで会うことしかできない。

    そこに起きたのが松の廊下の刃傷事件で、内匠頭は即日切腹、浅野家5万石は取り潰し。

    仇討ちを心に秘めて十郎左衛門は酒屋に身をやつし、きよは一緒に住んで束の間の新婚生活を味わうが、十郎左衛門の母に忠義の心を

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    2011年12月09日
  • 王朝まやかし草紙

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    ネタバレ

    平安ミステリ。なので歌の謎賭けやら宮中でのあれこれやらちょっとなじみないものが多めです。が、すらすら読めてぐいぐい引き込まれました。ミステリ部分も歴史部分も面白かったです。

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    2011年10月18日
  • 灼恋

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    柳沢吉保(保明)の側室・飯塚染子が徳川綱吉の愛妾であったという俗説を元にした小説。
    零落した公家の姫で京の文化や教養を愛した染子は、朝廷の権威を取り戻そうとする公家達の意向を受けて江戸に下る。母代わりとも言える常磐井(右衛門佐)の要請で大奥へ上がると、将軍綱吉の寵を受け懐妊。綱吉の母・桂昌院の一派から危害を加えられることを避けるため、大奥を去ることとなる。
    綱吉の忠臣・柳沢保明の屋敷へ身を寄せた染子はやがて保明への激しい想いを胸に秘めるが、身体は綱吉に愛され将軍の胤を懐妊し続ける。将軍家との断ち切れない絆に苦しみもがく染子が、恋の焔から自由になるために選んだ道とは。

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    2011年08月10日
  • 鷹姫さま―お鳥見女房―(新潮文庫)

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    女だてらに男装し、将軍の鷹と心にかよわす鷹姫さま。
    剣客商売の三冬にも相通ずる、かっこよさ。
    映像化するなら、満島 ひかりに演じてほしい。

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    2011年07月26日
  • お順(上) 勝海舟の妹と五人の男

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    ネタバレ

    武家に生まれたものの、明治維新を迎え幕府は崩壊、時代は幕末の動乱。報われない一途な恋もし、25歳も年の離れた人に嫁いだものの夫は暗殺され、どうしようもない男に惹かれてしまう。時代に翻弄されながらも歴史とともにたくましく生き抜き、恋をし続けた女の一生を感じます。

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    2011年07月04日
  • 狸穴あいあい坂

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    母から下がる。
    函館までの道中のお供にキヨスクで購入したそう。


    火盗改の孫娘と町方同心の捕物話。


    登場人物のキャラがよく、短編連作(より短め)のスピード感で読み進む。

    次のシリーズは私が買う。

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    2011年07月04日
  • 末世炎上

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    ネタバレ

    貴族の男共に拉致され、そこで起きた出来事から記憶を失った極上の髪を持つ貧民とうだつの上がらない役人、空しさを苛立ちに変える貴族の青年。この三人の視点から描かれる応天門の火災の再現。
    ハッピーエンドかはともかく、ラストは爽やかで割と好きでした。
    ただ、髪奈女という存在はこの話では割と適当な扱いを受けているような、という印象があったのが残念。
    男二人があっさりと彼女を手放したのはそのせいだろうなと思うと、余計に寂しくなります。

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    2011年08月07日
  • あくじゃれ 瓢六捕物帖

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    弥左衛門の恋の行方が気になります。瓢六は頭が良くて口も上手くて格好良いのね。これはお袖じゃなくても惚れるわな。それと大牢内の個性的な面々も良かったです。

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    2011年05月12日
  • お順(下) 勝海舟の妹と五人の男

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    その後は佐久間象山を夫とし、彼の死後は村上俊五郎に惹かれる。村上は剣豪ではあったが、どうしようもない男で、家族は彼にふりまわされる。剣の達人だった初恋の男のイメージを引きずったせいで。
    それにしても妹の気質を知悉し見守る勝海舟は大きい。
    おもしろく読んだ。

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    2011年05月05日
  • お順(上) 勝海舟の妹と五人の男

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    おきゃんな江戸娘順の父、 勝子吉はなかなかおもしろい人だったようだ。問題は多いが愛嬌があり、人に好かれる資質があった。その娘として育ち、周辺の男たちや政治の動きもしっかり読み取る賢さを備え、初恋の島田虎ノ助への愛を貫く。結局は結婚しないまま亡くなってしまうのだが……。
    この著者の作品は初読み。順の人柄もあってか、明るい作風だと感じた。

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    2011年05月05日
  • 鷹姫さま―お鳥見女房―(新潮文庫)

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    控え目な次女の恋、長男はツンデレな気位の高い姫に惚れるし、次男は訳あり美女との恋…珠世さんはなかなか気が休まる暇がないけど、えくぼで乗り切るのですよね。みな心に傷が有る…と言うのは、リアルだし共感します。ほんと、秀作。

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    2011年04月15日
  • 蛍の行方―お鳥見女房―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    珠世さんも相変わらず素敵なのだが、今回は次女の君江が良かった。想い人に誘われてウキウキ出かけた菊見である事件に巻き込まれてしまい、髪を振り乱して必死で人助けをしてる姿を彼に見られ落ち込む・・・。けど、珠世さんに「綺麗になりました」って言われて、「菊見より大事なものを体験させてもらった」と気付く・・・・。良い娘に育ったのだな、と目頭が熱くなってしまった。

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    2011年04月11日
  • お鳥見女房(新潮文庫)

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    えくぼが可愛い主人公の珠世の、おっとりとしながらも何人もの居候を抱えて力強く生きている様が好もしかった。居候が敵討ちの女剣士や豪快磊落な浪人てのも良い。

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    2011年04月11日
  • お順(下) 勝海舟の妹と五人の男

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    ネタバレ

    上巻に引き続き、さくさく読みました。
    象山が殺され、復讐を誓う順。

    勝気な順に引っ張られて読んでいけるのですが、
    時折、順が象山に子どもを産むことを望まれて妻となったけれど
    子どもに恵まれず、「一度もやや子を抱いたことがない」と思う箇所があって、切ないです。

    義姉は庶子をも自分の子として育てているのだけれど、
    それでもやはり子どもたちに囲まれて生活できることが羨ましいと述懐する部分もあります。

    そういった部分が時折あることで、より順の魅力が出ているのかもしれません。

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    2011年03月02日