王朝まやかし草紙

王朝まやかし草紙

858円 (税込)

4pt

時は平安。都では、東宮と契った女は物怪にとりつかれるという噂が流れていた。東三条家、温子姫の女房・弥生は、母・近江の死に関する妙な噂を耳にする。真相を探るため、旧知の人々を訪ねる弥生。母の遺した和歌が二つの噂に関係しているらしいと突き止めるが、周囲で次々と怪死事件が発生し……。愛憎と欲望渦巻く宮中を舞台に描く、時代ミステリー。『まやかし草紙』改題。

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王朝まやかし草紙 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年05月22日

     かつて帝に寵愛された母の秘密
     たぐいまれな美貌の東宮の光と闇
     忌まわしい過去の事件と香と琵琶
     ばらばらに見えるすべては、一つの糸に

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    Posted by ブクログ 2010年02月05日

    多少、登場人物の話し言葉に疑義を差し挟む余地はあれど、モチーフをうまく活かして壮大なストーリーにつなげている点は見事。
    最後の最後でだまされかけた……。読後感を大事にする私としては、そうきたか、と目を見張る思いがした。

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月16日

    馴染みのない名前が、数多出てくるので、何度も、頁を戻したり、巻頭にある宮中人物関係図を、参照したりで、なかなか、進まず。

    それもそのはず、重要人物は、全て、作者のフィクションであるとの事。

    物語の、要になる、歌は後撰和歌集の中の「詠人知らず」の歌を用いる所等、流石、諸田玲子さん。

    類稀な美貌で...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年06月19日

    挿入される小話がなるほどとなって、面白い。
    登場人物が実在しないと知り、驚き。リアリティーあるのに。

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    Posted by ブクログ 2010年02月13日

    平安時代が舞台の時代小説。ミステリー・ロマンス分有り。
    平安時代は絢爛豪華な中に渦巻く闇が魅力的で大好きなのです。
    その中でもお気に入りの1冊になりそう。
    主人公コンビ(じじ様入れたらトリオ?)も元気いっぱいで良いのですが、脇役の結果的にハッピーエンドなロメジュリがいい味出してました。

    平安ミステ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年10月18日

    平安ミステリ。なので歌の謎賭けやら宮中でのあれこれやらちょっとなじみないものが多めです。が、すらすら読めてぐいぐい引き込まれました。ミステリ部分も歴史部分も面白かったです。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年01月03日

    舞台は平安時代。宮中の権力闘争と愛憎劇を題材にしたミステリー。
    意外な展開もあって面白かったけど、真相がはっきりしないところもあった。特に気になったのが、
    ①山吹の首に琵琶の弦が巻き付いていたのは何故か。
    ②琵琶の中に柘榴石が入っていたのは何故か。
    あの人の関与をほのめかしながらも、あえてはっきり書...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年04月18日

     厚い本だけどサラリと読める。
    王朝ものが好きなので手に取ったけど、他ではあまり描かれない市井が描かれていて、それが面白い。
    「人」って思われていたのは一握りだったんだなあ。。。
    道端に捨てるってけっこうすごい。山に囲まれてるけど、そこまで捨てに行くということにはならないんだ。

     事件はわりと早い...続きを読む

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