池上彰のレビュー一覧
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ネタバレ新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス (文春新書) 2016/10/20
トランプは、実はものすごい潔癖症です。自分専用のトイレしか使えない
2016年12月31日記述
池上彰氏と佐藤優氏による対談本の第三弾。
2016年(平成28年)10月20日第一刷発行。
この書籍発行の一ヶ月後にはアメリカ大統領選挙で
ドナルド・トランプが勝利するという。
ある種、既存エリートが力を失いつつあるという本書の指摘がいきなり当たってしまった感がある。
印象に残った文章を引用してみたい。
どの先進国でも、大衆迎合型のポピュリズムが勢いづいています。(池上)
それぞれの時代、それぞれの地域、それぞ -
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■需要と供給を考えるとき「弾力性」と考える。
弾力性が大きいと変化が大きく、弾力性が小さいと変化が小さい。
例:
①需要の弾力性が1より小さい
価格を10%引き上げても需要は5%しか下がらない。
→その製品への依存性が高く、代替え不可能なもの。
タバコ、薬(ジェネリックがない場合)
この時製造コストが高くなって価格が高くなった場合、そのコストは消費者が負担している。
コストの増加分を消費者に引き受けてもらって生産量を保てるから。
②需要の弾力性が1より大きい
価格を10%引き上げると需要が20%低くなる
→製品への依存性が低く、代替え可能なもの。
コーヒー(他店に行ったり水で我慢したり)、 -
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試し読み
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ネタバレ全体的に読みやすくておもしろかった。
特に私は宗教と歴史、日本と日本人の章が勉強になった。宗教はまだ科学的な知識がない時代に各地の自然条件によりいろいろなタイプの宗教ができたことを初めて知った。またその土地の自然条件、文化…などいろいろなものがあわさってそれぞれ考え方の違いがあることも知ることが出来た。
歴史では今まで学校で習ってきた歴史は歴史の一部であって歴史は勝者によって書かれてきたなどを知り、学生時代に何も疑問に思わず暗記していたなと思った。もう少し勉強すればよかったと少し後悔…いろいろな分野の本を読んだりして理解を深めたいと思える本でした! -
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社会情勢とか歴史に疎いという自覚があり、そこを補完したいという気持ちを持っているので手に取ってみました。とてもわかりやすく過去に遡って、どのようなことで今の現状になっているのかという説明があり、小難しくなく、知ることの喜びを感じる一冊でした。テレビでの池上さんの解説はスピードが早くて、あれ、なんだったかな?と思っても先に進んでしまってということがあるのですが、本ならば自分のペースで戻って確認することもできてよかったです。また、今年に入り、山中哲雄さんのキャラ絵で学ぶ仏教図鑑やキリスト教図鑑で宗教に関する知識を増していたことで、この本の理解が容易くなったところもあると思います。シリーズ全てを読ん
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試し読み
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池上さんが語りかける姿を想像しながら読みました(笑)
リベラルアーツ、非常に大事な教養だと思った。子供が高校生くらいになったら一度読ませたい本となりました。その頃には歴史の解釈とか、宇宙の創造とか、解釈が変わってるかもしれないけど、根底にある大事な考え方は普遍的なはず。
以下、自分のための備忘録です。
序章
「すぐに役に立たないこと」を学ぶ。逆に「すぐに役立つことは、すぐ役に立たなくなる」。
MITなど海外の大学はこのコンセプトだそう。うーん、深い。
社会に出てすぐに役立つことなら専門学校で学べる。
第1章
宗教の対立は領土問題から来ている。宗教が種火にはなってるけども。
結局、人はエゴ -
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安定の世界の見方シリーズ。
今回も大変勉強になりました。
中でも特筆すべきは、以下。
・カシミール地方のカシミヤヤギ
・インドで一番成功してる日本企業はスズキ
・BPO ビジネスプロセスアウトソーシング
・州ごとに政府がある
・モディ首相は突然同日をもって高額紙幣を廃止するとした→キャッシュレス化が進んだ
・ヒンドゥー教が80%イスラム教が15%
・身分制度 ヴァルナ→カースト→ジャーティ(職業的区分)
・神様ランキング上位
ヴィシュヌ神ーー宇宙を維持する
シヴァ神ーー宇宙を破壊する
・ターバン=シク教 (髪の毛切っちゃだめ)
・ルワンダという国。ベルギーが少数派のツチ族を使ってフツ族を -
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読んで知って得したこと3つ
(1)失敗はネタの宝庫
今となってはいい思い出となっているものを書いたり語ったりするといい。すべてできてしまう人間ほどつまらないものはない。転んでは立ち上がり、調子にのってはすっころぶ。それを笑って語れる人は、とても素敵だ。
(2)書き写すことは最高の文章鍛錬
池上彰さんも読売新聞の竹内さんも、文章を書き写し学んでいる。すごく書ける人が練習していて私が練習していないのは、とても変なことだ。そして、それで書けていないわたしは当然の結果だよねってなる。だから、すぐにはじめよう。
(3)プロの真似をしたい
池上彰さんは、普段は「です・ます」を多く使用する -
Posted by ブクログ
深夜のテレビで「生!池上彰 x 山里亮太」という
番組があり、その中で交わされた会話の内容をま
とめた本です。
主に東アジアの問題を中心に扱っており、池上節
が満載です。
発行は2020年3月であり、コロナが少し話題にな
ってきた時期ではありますが、むしろ現在も続く
韓国との関係悪化にページを割いています。
この類の本は時事問題なので、常に新しい情報に
アップデートする必要があるのですが、池上氏の
場合は、その歴史からひも解いて解説するので、
非常に分かりやすいのです。
北朝鮮、韓国、そして中国との現在の関わりを知
るには最適の一冊です。