窪美澄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本といい、前の「晴天の迷いクジラ」といい、表紙がイマイチだなぁ。
のっけから東日本大震災で、それに続くのが第二次世界大戦という話の展開に、これ本当に窪美澄かと思ってしまうが、読み進んでいけば、確かに窪美澄ぽくもなってきた。
戦争を経験して晶子がああいう風になっていくのは理解できる。
平原真希が最初は純粋に始めたことに途中から絡め取られていくのもこれも分かる。
そういう母親だったら真菜がああなっていくのかが、丁寧に書かれている割に、男の私には些か腑に落ちなかった。
以下は蛇足ながら…、、、
自分で上のようなことを書きながら浮かんでしまったのだが、それぞれがその世代を代表した生き方のように -
Posted by ブクログ
子供の頃、自分たちを捨てて母が家を出て行ったことにどこかホッとした自分に後ろめたさを覚えると同時に、母に捨てられたという思いから今も母を愛することができない自分を持て余す紗登子。
同棲をしていた男からの結婚の意思表示に戸惑い、逃げ腰になる彼女のどうしようもない狡さが嫌だ。
結婚しているわけじゃないから、家事はお互いにしよう、と言いながら、男に住む場所を依存する女のご都合主義。身勝手さ。本人が自覚しているとはいえ、どうしたって共感できない。
主人公に共感できないってことは、私が家族に恵まれていたってことなのか、あるいは酷く鈍感だってことなのかな。。
こんな作品が多すぎて、それに共感する人が多