窪美澄のレビュー一覧

  • アニバーサリー

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    ばぁばと孫娘ぐらいに歳の離れた二人の女性が物語の中心となる物語。戦中は疎開、戦後は復興・高度成長に翻弄されながらも、力強くしなやかに生きてきた晶子。なんとかの予言は予言に終わり、この世の終わりは終わらず、途方にくれてしまった真菜はその後ふらり流され気づけば愛人の子を孕んでしまった妊婦。晶子と真菜。どちらも必死に生きているだけなのに、外野がうるさすぎて。ただ、晶子のほうが図太くしもしぶとくもあって。真菜は無駄に繊細で。家族に恵まれなかったのは真菜の不運ではあるけど、どこかで運は開ける瞬間があるらしい。

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    2021年08月16日
  • アカガミ

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    極端に少子化が進んだ近未来の物語。
    ミツキとサツキの2人の距離感がほほえましくて昔のピュアだった頃の恋愛を思い出した。
    でもまぁなんとなくアカガミ制度は最初から胡散臭い感じでそういうことなんだろうなって雰囲気はあったけど最後はちょっと急ぎ過ぎたかなぁって感じがした。最後のサツキの込み上げてくる笑いで察してくれよってことなのかなぁ。

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    2021年08月09日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    結婚して半年経った頃に、本屋で目に止まり買った一冊。
    ふつうの結婚生活って?自分たちは大丈夫?と不安になったときに心強い一冊でした。
    いろんな人生から結婚を見つめられて面白かった。

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    2021年07月31日
  • アニバーサリー

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    戦前、戦後、そして昭和から平成へ。女の求められる役割は時代と共に変わってきた。

    この令和の時代、家族とは何なんだろうと考えさせられる。

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    2021年07月22日
  • すみなれたからだで

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    9作品収録
    いずれの話も男と女、時々猫も絡み
    男か女が語るお話でした
    男と女、人と人って簡単じゃない
    その人、その人の思いが通じないと一緒に
    いることなんて難しい
    また、相手の思いなんてすべてはわからない
    そんなことを感じながら読んでました

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    2021年06月24日
  • 雨のなまえ

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    5作品収録
    いずれもどこかにはいそうな人のお話な感じはしました
    その中でひとつの結末にはびっくりしました

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    2021年06月17日
  • アカガミ

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    少子化問題から、過去を描く。
    確かに現代の若者は、あまり恋愛をしないのかもしれない。
    会社の若い子達を見ていても、そんな気配すら感じられない人ばかり。
    この話はそんな若者たちを国がカップリングして出産まで導いていく。
    それが、アカガミ。
    応募すれば、自分だけではなくて家族もが生活の補償をされる。
    そして、妊娠した暁にはもっと手厚い生活が待っている。
    ただ…その先に待っているものは…
    戦争の時代の赤紙…やはりそれを彷彿とさせる…
    2021.6.12

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    2021年06月12日
  • アニバーサリー

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    この本といい、前の「晴天の迷いクジラ」といい、表紙がイマイチだなぁ。

    のっけから東日本大震災で、それに続くのが第二次世界大戦という話の展開に、これ本当に窪美澄かと思ってしまうが、読み進んでいけば、確かに窪美澄ぽくもなってきた。
    戦争を経験して晶子がああいう風になっていくのは理解できる。
    平原真希が最初は純粋に始めたことに途中から絡め取られていくのもこれも分かる。
    そういう母親だったら真菜がああなっていくのかが、丁寧に書かれている割に、男の私には些か腑に落ちなかった。

    以下は蛇足ながら…、、、
    自分で上のようなことを書きながら浮かんでしまったのだが、それぞれがその世代を代表した生き方のように

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    2021年05月30日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    黒い結婚編と白い結婚編が上下逆になっており 前後どちらからでも読める様になっています。

    私は白い結婚編から読み始めましたがお気に入りは瀧羽麻子さんの「シュークリーム」

    黒い結婚編では窪美澄さんの「水際の金魚」

    7編の中にはシンミリ来る物、ぶっとんだ物、リアリティー溢れる物、イヤミス要素のある物と様々で、結婚と言う共通したテーマの中にも色々な形が存在し、そのふり幅も広く飽きずに読む事が出来ました。

    結婚は墓場なのか、はたまた楽園なのか、自分自身を顧みながら興味深く読めた1冊です。

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    2021年05月20日
  • クラウドクラスターを愛する方法

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    「クラウドクラスター」とは積乱雲、入道雲のかたまりを意味するそうですが、それを主人公の母に例えています。

    母親と娘、同性であり親子であるが故の複雑な思いが綴られていますが、気持ちの良い読後感でした。

    「キャッチアンドリリース」は釣った(キャッチ)魚を傷付けることなく再放流(リリース)する意味合いです。

    こちらも家族の物語ですが、親に対して持って行き場のない感情を抱えた子供の心情がリアルに描かれていて惹きつけられます。

    いつもより暗さも陰鬱な感じも少ないけれど、窪 美澄さんの描く世界感は癖になります。

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    2021年05月20日
  • すみなれたからだで

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    8篇からなる短編集。
    性にまつわる話たち。

    ちょっとした日常を切り取って、特別なものにできてしまう作家は凄い。
    作者はまさしくそんな作家と言えると思う。

    どの話も割と好みだったけれど、
    「春と猫」の微妙な関係性の2人が何とも言えず好き。

    「バイタルサイン」はエロくて非常に良かった。

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    2021年05月17日
  • すみなれたからだで

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    一瞬でも燃えるほどの恋愛と、いつまでものぺーっと、ほんのりと想いを寄せる。どちらが幸せなんだろう、そんなことを思った。人には贈れる愛の量が決まっているのかな…。どんな恋愛でも、私は「死んでもいい…」なんて思ったことがないし、それどころか「怪我さえしたくない。」と思うくらい。人生を懸けられるほど、他人に想いを寄せられる恋愛に、少し憧れを抱いた。

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    2021年05月09日
  • すみなれたからだで

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    銀紙色のアンタレス

    目に浮かぶキラキラな情景が素敵だった
    少年時代に過ごした夏はもう過ごせないから
    どこか懐かしいような淋しいような気にさせられた

    夏と恋と小さな意地が胸をくすぐりました

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    2021年04月29日
  • アカガミ

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    少子化問題を軸に2000年以降に生まれた若者たちが描かれています。

    草食化が進み恋愛、結婚もしない、自殺者が増え平均寿命が40歳と言う設定です。

    主人公は無作為に選ばれたミツキとサツキのカップル 終盤からドラマ化された「わたしを離さないで」にリンクする様な錯覚に陥りました。

    国が立ち上げた「アカガミ」と言う制度にはほぼリアリティーはなく、結末も少し拍子抜けした感じが残り残念でした。

    テーマや内容自体は面白いのでもっと深く掘り下げて欲しかったです。

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    2021年03月04日
  • 恋愛仮免中

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    5人の作家さんの短編。それぞれ面白かった。
    アンソロジーで作家さんの作品がきにいったらその作家さんの作品を読んでみるきっかけになる。読書幅がひろがる。
    広がりすぎて積読がたまっていく。。。

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    2021年02月13日
  • さよなら、ニルヴァーナ

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    最初は登場人物がどう絡んでいくのか面白かったけど、後から冗長で仕方なかった。
    あまり共感できないことも多い。

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    2021年02月06日
  • 妖し

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    「怪異」をテーマにした奇譚アンソロジー10篇。

    作家それぞれの色々な「妖し」が表現されてます。
    冒頭の恩田陸さんの「曇天の店」 ページ数少ないのに終盤で一気に不穏な空気にしていくのが秀逸。
    「李果を食む」阿部智里 どっち?どっち?表現の生々しさが印象的だった。

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    2021年01月27日
  • クラウドクラスターを愛する方法

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    子供の頃、自分たちを捨てて母が家を出て行ったことにどこかホッとした自分に後ろめたさを覚えると同時に、母に捨てられたという思いから今も母を愛することができない自分を持て余す紗登子。

    同棲をしていた男からの結婚の意思表示に戸惑い、逃げ腰になる彼女のどうしようもない狡さが嫌だ。
    結婚しているわけじゃないから、家事はお互いにしよう、と言いながら、男に住む場所を依存する女のご都合主義。身勝手さ。本人が自覚しているとはいえ、どうしたって共感できない。

    主人公に共感できないってことは、私が家族に恵まれていたってことなのか、あるいは酷く鈍感だってことなのかな。。
    こんな作品が多すぎて、それに共感する人が多

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    2021年01月12日
  • さよなら、ニルヴァーナ

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    悪意のない悪事とか、善人にも降りかかるどうしても避けられない偶発の不幸とか、とんでもなく苦しい、それでも世にある恐ろしい事を考えてしまう。
    作者の不幸の描き方が抉るように残酷なんだよな。
    苦しい苦しい本です。元気な時にゆっくり読まないとキツい。
    ままならないよな、人生。

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    2021年01月05日
  • アカガミ

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    正直こういうありえないだろ!って設定の作品はあまり好みでは無いんですが笑、女として生まれてきた意味とか、生きる意味を見出せない若者の闇とか、やけにリアルなところもあって一気読みしました。
    
    2030年の設定だったけど、こんな未来来て欲しくない

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    2021年01月04日