窪美澄のレビュー一覧

  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    かわいいごっこが好きだった。
    人間ないものねだりで、何を手に入れても結局その喜びや幸せに慣れてしまう。大切なものをいつまでも新鮮に喜べたらいいのにって思う。
    ・いまだに時々、またかわいいかわいいのごっこ遊びにひたりたくなってしまう。馬鹿になって、侮られたい。お前を受け入れてやる、と傲慢に許され、思考を止めたい。

    0
    2022年10月20日
  • さよなら、ニルヴァーナ

    Posted by ブクログ

    娘を失い苦しむ母、家族がいることによる閉塞感に苦しむ子供。

    登場人物が皆家族関係に苦しめられ、それでもわずかな光に手を伸ばそうとする姿に胸が苦しくなります。

    終始暗い感じで進みますが、展開が上手いので先が気になり読み進めてしまいました。

    ハッピーエンドではないので、読後感はなんともいえないもやもやが残りますが、「それでも生きなければいけない」という強さが感じられる作品です。

    0
    2022年09月25日
  • トリニティ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    時代は随分と変わったけど、
    女も自立しよう!みたいなのってこんな昔から言われてたのに、現代はこんな感じなんだ、、と愕然とした。

    理性的には自立した女がベスト、と
    みんな分かっているけど、
    感情とプライドがついてこないのかな。

    女が自分の足で立とうと、
    家族を支えようと頑張れば頑張るほど
    人が離れていくつらい話。


    少しだけ絶望した。
    そして男がまた嫌いになった。

    0
    2022年09月25日
  • 雨のなまえ

    Posted by ブクログ

    胸糞悪い。良い家庭環境とは言わないものの、素敵な人たちに囲まれて育った身としては悲しいお話ばかりだった。でもこの日本のどこかでは誰かがこんな気持ち、こんな経験をしているのだと考えると、誰とも分かり合えることなんか無いなと思う

    0
    2022年09月17日
  • クラウドクラスターを愛する方法

    Posted by ブクログ

    東武東上線の下り線に乗って移動するシーンは昔使っていた路線だったので懐かしさがあった。生活感の描写がリアルなので、自分も他人の家にお邪魔したような居心地の悪さを感じてしまう。

    0
    2022年08月09日
  • 恋愛仮免中

    Posted by ブクログ

    アンソロジーは最近めっきり読まなくなってたけど
    この本は良かった。

    同じテーマで人気作家たちが描くお話。
    どれも甘酸っぱい感じで好きだけど
    特に、奥田英朗さんの話が好き。
    ありきたりっちゃあ、ありきたりそうな話なんだけど。
    ストレートにあなたが好き!

    っていう結末がスッキリしていいな。

    0
    2022年07月05日
  • クラウドクラスターを愛する方法

    Posted by ブクログ

    窪美澄さんだから買ったけどやっぱり短編は苦手だ

    あと私の読書時の気持ちの問題次第で
    内容の捉え方大きく変わる作品だと

    0
    2022年05月26日
  • 恋愛仮免中

    Posted by ブクログ

    ひとつのテーマについて、色々な著者が集まっている本を読むと本当に色々な価値観があるなと考えさせられる。

    0
    2022年05月10日
  • 恋愛仮免中

    Posted by ブクログ

    どれもよかったけど、銀紙色のアンタレスがいちばん好きだったな。
    海にぽっかり浮かぶ描写が、吸い込まれた。

    0
    2022年05月07日
  • すみなれたからだで

    Posted by ブクログ

    短編集。読んだことあると思ったらそのうちの1篇はアンソロジーで既読でした。
    たぶん窪美澄さんの作品はアンソロジーでしか読んだことがなかったのでがっつり読んだのは初めてです。性愛が多いですがエロティックだとは思わなかったです。性は生と繋がってる、とあとがきで書かれていましたがそんな感じでした。
    既読のおばあちゃんの過去話と、「父を山に棄てに行く」と「インフルエンザの左岸から」の裏表の話が好きでした。
    う〜ん…と思った「バイタルサイン」ですが、まんまとタルコフスキーの『ノスタルジア』は観たくなったし、alice auaaかな?と思ったお洋服は好きでした。

    0
    2022年04月14日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

    Posted by ブクログ



    略奪愛をテーマにした小説集。
    女性作家たちの描く偏愛にドキドキする。

    どうしてこんなにも、欲しいのだろう。
    そして、どうしてこんなにも、求められたいのだろう。

    「それからのこと」花房観音
    なんだかリアルでよかった。設定はリアルじゃなかったけど。奪われたい、求められたい。

    0
    2022年03月22日
  • 恋愛仮免中

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     5人の作家による「恋愛仮免中」、2017.5発行。奥田英朗「あなたが好き」と原田マハ「ドライビング・ミス・アンジー」が気に入りました。

    0
    2022年03月08日
  • 妖し

    Posted by ブクログ

    地に足がつかない。結末は、個々に委ねられる。短篇でしかたないけど、展開の変化や末路に至る解説を欲してしまう。不自由な自分に星3つ。

    0
    2022年02月27日
  • 黒い結婚 白い結婚

    Posted by ブクログ

    可愛らしいジャケットデザインに惹かれて読みました。

    黒い結婚と白い結婚、
    それぞれ上下逆になっていて
    どちらからでも読めるのが斬新で面白い。

    『結婚』をテーマに
    様々なテイストの作品を読むことができる。

    特に印象に残っているのは
    白い結婚『いつか、二人で。』。
    ちょっと世にも奇妙な物語っぽさがありつつ
    あたたかい気持ちになる作品。

    これで終わり〜!?と思わず
    突っ込みたくなる作品もあり
    登場人物のこれからを
    勝手にイメージせずにはいられなくなる。 

    0
    2022年01月27日
  • トリニティ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    1960年代の働く3人の女性(ライター、イラストレーター、編集雑務)の物語。昔々のかつての話、と2020年代に突入した今も思えないのが残念。同じ時代を生きた3人の女性の横軸と、親、子、孫世代の縦軸で続いていく時代背景でよりリアルに今が透けて見えてくるような生きづらさと、わずかな希望に期待して続編が見てみたい。

    0
    2021年11月15日
  • 妖し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    短編集は知らなかった作家さんに出会えるのが楽しい。
    今回いちばんのお気に入りは村山由佳さんのANNIVERSARY。
    「俺が寂しいの」に不意にきゅんとしてしまった。
    話のあらすじとはズレちゃうけど、こんな旦那さんと結婚したいなあとしみじみ思いました。笑

    真珠星スピカはちょっとうるっと来たし、
    マイ、マイマイは思春期のムズムズ感を思い出したし、
    わたしキャベンディッシュはぞわっとした。

    一冊で色んな感情を引き出される本でした。

    0
    2021年10月24日
  • アニバーサリー

    Posted by ブクログ

    自分が真菜みたいに、子供の頃からタッパーの料理ばかり食べてたら、今の自分とは全く別人に育っていたんだろうなぁと思います。
    様々な事情や考えがあって一緒にご飯が食べられないと思うんですけど、出来るだけ一緒にご飯を食べられるようにしたいと思いました。

    0
    2021年09月16日
  • さよなら、ニルヴァーナ

    Posted by ブクログ

    さよなら・ニルヴァーナ 窪美澄

    息が、出来ないほど何度もページを閉じ深呼吸をして、箸休めのために別の本を読み、また再開する。
    途中まではB級小説に転落したか窪美澄?と苛立ちを覚えた。
    やっていい題材かどうか、私が批評するものではないけど、二児の母親として、読む度に胸が締め付ける。
    私が被害者の母親だったら?きっと死にたくなるんだろう。
    私が加害者の母親だったら?死んでも死にきれないおわびになれないと思う。
    大変な人生を歩んだ人に読んでほしい。希望を捨てないでほしいと思ったけど、結末はあまりにも残酷だったので、どう話せばいいか。

    結局最後までちゃんと読まずにページを閉じました。

    もっと大人になれたら、もし少年Aに出会ったら、私はどんな言葉をかけるんだろう。

    0
    2021年09月10日
  • 雨のなまえ

    Posted by ブクログ



    雨、にまつわる5編の短編集。

    ラストが絶望なのか解放なのか分からない終わり方をしているものが多く、胸がザワザワする。
    最後の「あたたかい雨の降水家庭」はきっと救いだったけど。

    0
    2021年09月04日
  • アニバーサリー

    Posted by ブクログ

    ばぁばと孫娘ぐらいに歳の離れた二人の女性が物語の中心となる物語。戦中は疎開、戦後は復興・高度成長に翻弄されながらも、力強くしなやかに生きてきた晶子。なんとかの予言は予言に終わり、この世の終わりは終わらず、途方にくれてしまった真菜はその後ふらり流され気づけば愛人の子を孕んでしまった妊婦。晶子と真菜。どちらも必死に生きているだけなのに、外野がうるさすぎて。ただ、晶子のほうが図太くしもしぶとくもあって。真菜は無駄に繊細で。家族に恵まれなかったのは真菜の不運ではあるけど、どこかで運は開ける瞬間があるらしい。

    0
    2021年08月16日