桜木紫乃のレビュー一覧

  • ワン・モア

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    桜木さんは、ハズレがない。
    死をテーマにした話しだったが、登場人物がしかっりしていて、すごく話しに入り込んだいい作品だった。桜木さんの作品にしては珍しく、ハッピーエンドだった。

    長年小説を読んでいるが、好きなキャラクターが登場する作品のみに惹かれるということに、今更ながら気が付いた。
    いくら世間の評価が高くても、直木賞を受賞した作品でも、自分に合ったキャラ、感情移入出来るキャラが1人も出ない作品には、全然魅力を感じないみたい。歳を取っていくせいか、年々読む作品に対する評価が厳しくなっているように思う。

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    2026年08月19日
  • ヒロイン

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    事件を知っている世代だったら、オウム真理教の地下鉄サリン事件が元になっている話だと思います

    信者の末端でありながら、その日の偶然の行動が、今後の長い逃亡生活を送ることになってしまった女性

    ほとんどの人は「逃げろ!」の声がどこからか聞こえてくると、わけも分からずに走り出してしまいます

    走り出したことで事は始まってしまったが、引き返したりやめるタイミングを逃し、より深みにはまってしまう
    犯罪や依存なども、これに当てはまるような気がします
    2025/2

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    2026年08月18日
  • 星々たち 新装版

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    ネタバレ

    北海道の雪のようにしんしんと仄暗く心に積もってくような小説だった。どの主人公もどこか暗い過去を抱えていて、読んでテンションの上がるものではなかったけど、さまざまな人生を肯定してくれる感じ。

    ひとりワルツ:いつまでも恋する乙女の自分に溺れて娘のことを見れてなくて都合いい母に終始苛立ち。

    渚のひと:本当に苦しくて読むのに精神が削られた。圭一は最低の息子で、両親が仕送りのために切り詰めた生活をしていることに気付けていないのも、外の豊かな生活に慣れちゃって色んな感覚が生家からズレていっているのも、本当に嫌だった。とてもリアルで、何より自分にも近しいところがあると感じてしまったから。本当に好き勝手生

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    2026年08月16日
  • ヒロイン

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    ネタバレ

    重くて心にのしかかるが一気読みだった。
    結末がプロローグにあり、読み終えてまたプロローグに戻った。誰が通報したのかわからないが、わたしはやはりシンジなのではないかと思った。
    毒ガス散布事件にとどまらず、死体遺棄も、戸籍売買にも関わり、育てられない子どもも産み、罪に罪を重ねる女だと思った。どうせそう生きるのならワンウェイと一緒になってほしかった。
    まことは自分から近づいたから置いておくとしても、みどりとすみれは啓美に出会ってしまってよかったのだろうか。とはいえみどりも誰の子か分からぬ子を産むような人間だから啓美と変わらぬような人なのか。当てがないといっても、みどりとすみれに迷惑をかけたくないと啓

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    2026年08月09日
  • ラブレス

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    北海道の極貧の開拓村に生まれ育ち、奉公に出され、旅芸人になり、全国を転々としながらも子を産み育て、子を奪われ、捨てられ、裏切られながらも、生きて死んでゆく女の一生。
    面白い!

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    2026年08月09日
  • 異常に非ず

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    ストーリーとしてはシンプルなのだが各登場人物の人生や生い立ち 犯罪者に対する其々の思い 後 展開素晴らしく最後まで飽きさせない作品

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    2026年08月08日
  • 異常に非ず

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    昭和54年の銀行強盗事件をもとに書かれたフィクション。犯人や家族の生い立ち、新聞記者たちの心情を描く物語

    ■あらすじ
    北海道から大阪に赴任してきた新聞記者の海原は、ある大きな事件の取材することになった。昭和54年、猟銃をもって銀行に立てもり、警察官や行員を殺害した強盗事件。

    犯人は狙撃されて事件解決はしたものの、動機や背景が明らかにならず謎に満ちた事件でだった。海原と同僚の金子は、犯人の家族や恋人に取材を続け、ノンフィクションの書籍としてまとめることになる…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    現実に起こった事件をもとに書かれたフィクション。昭和54年、大阪で起きた三菱銀行人質事件です。

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    2026年08月07日
  • ヒロイン【毎日文庫】

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    桜木紫乃『ヒロイン』毎日文庫。

    指名手配犯となった主人公の女性の数奇な運命を描いた逃避行小説。

    主人公の岡本啓美は何処で道を踏み外したのか、それとも単に運が悪いだけなのか。タイトルの『ヒロイン』が虚しく感じる。

    岡本啓美が指名手配犯となった事件のモデルは言わずもがなオウム真理教による地下鉄サリン事件であろう。本作では事件そのものについては深く描いておらず、主人公の17年間に及ぶ逃避行に焦点を当てている。


    既にプロローグで指名手配犯となっていた岡本啓美が警察に捕まることが明らかにされている。

    1995年3月、東京の渋谷駅で毒ガス散布事件が発生する。実行犯として手配されたのは宗教団体『

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    2026年07月29日
  • ヒロイン

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    桜木さんの小説を読むのは多分初めて♪
    桐野夏生さんっぽいかも!
    ねっとり濃くてスリリング!
    読む手がとまらなかった。

    オウム真理教のサリン事件をモチーフにしたのだろう作品。
    1人の信者が、自身は何も知らないのに ひょんなことから実行犯に巻き込まれて逃亡することに。
    そんな女の17年にも渡る逃亡生活を描いた作品。

    自分は無関係だと証明する術がなくても、私ならあっさり出頭するだろうな〜。
    気づけば逃亡犯になっていた啓美だけど、ある意味とても逞しい。

    隠れて逃げ回るというより、静かに周りに溶け込んで当たり前に暮らすを繰り返してた啓美。
    よっぽど近くにいる人でないと 意外と気づかないものなのかも

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    2026年07月28日
  • 家族じまい

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    家族だからこそ難しい……どれだけの家族がいてもそれぞれの問題がある
    そして面倒事は隠し、楽しいことだけふれ回るので、周囲の人間は気づきにくい
    夫婦は離婚すれば赤の他人だが、家族はずっとついて回る
    社会や行政も家族は一体と思っているので、生活保護申請では、2親等くらいまでに面倒を見れませんかと聞いてくるし、同居人がいると施設にも入りにくい
    また、兄弟に親の面倒をみてもらっていると、それだけで肩身が狭く何もかもに目を瞑らなければならない。そうしないと、自分の方に無理難題が降りかかってくるのを避けるために……
    いつから親の介護問題や少子高齢化、老老介護などが社会的に大きく出始めたのか
    解決策はなく今

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    2026年07月27日
  • 蛇行する月

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    ホテルローヤル以来、二冊目の桜木さんの著作。
    高校の同級生、順子を基準として自分の境遇は順子より上なのか下なのか、隣の芝生の青さ加減を考える自分に嫌悪してしまうのは人の性なのか...
    貧しくても病に侵されて痩せてしまっても幸せだと思ってる順子の心の拠り所は何なのか。
    結論は出ないけれど、考えさせられる。

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    2026年07月19日
  • 蛇行する月

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    みんないろんなこと抱えて生きとるんやな…
    としみじみ思った。
    身近にありそうな内容が沁みる。
    切ないなー

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    2026年07月07日
  • 家族じまい

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    そろそろ考えなけりゃ⁡
    ⁡⁡
    ⁡ってなことで、桜木紫乃の『家族じまい』⁡
    ⁡⁡
    ⁡母親が痴呆になり面倒を見なけりゃと、それぞれの姉妹、両親の視点で描かれる家族愛と姉妹溝に満ちたお話。⁡⁡
    ⁡⁡
    ⁡これ桜木紫乃さんの家庭の実話がベースになってるみたいで、よりリアルな老いてく両親の面倒、世話、介護をしていく心構えと参考書的な感覚になるね。⁡

    ラストのサトコの言葉がグッとくるね
    ⁡⁡
    ⁡そろそろ自分もそんなお歳頃で両親のこれからの事も考え、準備していかないとなぁと思う今日この頃⁡。
    ⁡⁡
    ⁡2026年21冊目

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    2026年07月05日
  • ヒロイン

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    ネタバレ

    桜木紫乃さん流のシンデレラストーリーだと思った。

    逃亡の中、心の寄る辺になる友人達が出来て、大好きな男に出会い、大好きな男の子供を産み、愛を注ぎ守ろうとしてくれる男に出会う。
    流されるように逃げ続けた主人公が最後は留まることを決める。警察に見つかったあと、どうなったのか・・・・・・自分の人生を半ば諦めたような受け入れたような主人公の覚悟の中に強い気持ちが見え、決して最悪な最後になることはないと思った。

    写真館での話では「もしかしたら」「もしも」の世界線を想像して泣いてしまった。

    母親との電話のシーンや「まこと」との産む産まないの会話も良かった。

    桜木紫乃さんの暗喩や表現がとても好きだが

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    2026年06月27日
  • 霧

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    ネタバレ

     あ~面白かった…。

     大河ドラマを見たような読後感です。珠生の人生、本当にしあわせだったのか…。もっとしあわせになって欲しかったけども、女の人生は、惚れた男できまる。との宣伝文句にこの結末は納得。

     ただ、智鶴のバケモノ感が凄かった。少しは痛い目にあって欲しかったけど、智鶴もしあわせだったのかと思うと、決してそうではない気がする。

     手持ちの桜木さん作品、読み終わってしまったので、また集めて読みたいです。
     最近、桜木さんの過去作品が講談社文庫で再出版?されているので、今後も引き続き、講談社で発売されるのかな?経過をみていきます。

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    2026年06月24日
  • ラブレス

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    クソ男が胸糞悪くて読んでて腹立った笑

    辛いことばかりだったのに自分のことを世界一幸せな人間だと言った百合江
    百合江の生き方は私にはできない

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    2026年06月22日
  • 星々たち 新装版

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     第3章まで、読んだきり積読になっていました。昨日から再開し、あとはスルスル読めました。

     親子三世代の物語。桜木さんらしい暗さ漂う作品。時代がどんどん現代になっていく過程で、咲子は千春はどうなったのか明らかになっていく。

     千春がメインに出てくる章が特に面白かったです。

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    2026年06月22日
  • 蛇行する月

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    順子のひたむきな生き方に感銘を受けた。幸せの形は人それぞれで、どんな形であろうとそれはそうで。
    自分の幸せを見つけたいし貫きたい。

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    2026年06月21日
  • 人生劇場

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    ネタバレ

    愛し方、愛され方を知らず、自分が貰った恩や愛情を感謝として与える事も出来ず、理由なき焦燥を自分の性分と開き直って我欲を剥き出し、虚栄心と自己顕示欲と承認欲に振り回される男の人生。
    小さな器、小さな体への劣等感から、弱き者への暴力と恫喝も厭わない。そんな卑怯で愚かな男の人生がなんと面白いことか!!
    読む手が止まらない。共感は無し、感動も無し。人生は誰の物でも無い、己だけのもの。

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    2026年06月17日
  • 異常に非ず

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    義弟は良い人だろー。悪いひととは書かれてないけど。人殺しのお葬式仕切ってくれただけでも偉いぞ。感想そこ?

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    2026年06月12日