桜木紫乃のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ好きが詰まった盛り合わせ!めっちゃ良かった!
最悪よりは平凡 (岛本理生)
魔美のしんどさがしんどくて、それでも好きな人ができてこれから始まっていく感じに、人生捨てたもんじゃないよねと思えた。
深夜のスパチュラ (綿谷りさ)
ひとりで買物行く時のグルグルハイテンション感にめちゃくちゃ共感。スパチュラに泣けちゃう気持ちもわかりみしかなかった。
カーマンライン (一穂ミチ)
回想から始まるストーリー展開に安心感。「ホテル・ニューハンプシャー」読んでみようと思った。
無事に、行きなさい (桜木紫乃)
「アプンノ パイエ」の言葉の意味と2本の線のデザインがそのまま主人公へのメッセージになっていて良か -
Posted by ブクログ
ネタバレ2025/02/28リクエスト 1
まさに桜木紫乃作品。
室蘭で四人兄弟の次男に生まれた猛夫が主人公。兄にいじめられ、母には冷たくされる日々、そんな中、伯母のカツだけが猛夫を可愛がってくれる。養子でもなく口減らし的に、カツのもとで育てられる。理容師修行のため札幌に出たが精神的に崩し挫折して室蘭に帰る。
その後、床屋独立、結婚、子どもが産まれ、ラブホテル経営と、山師的な生き様。
父親をモデルに描かれたとのこと、小説として面白く読めるが実際暮らすには大変な人だろう。この猛夫は幼少期に兄に暴力を受けたのに、結局、妻に暴力をふるう男になってしまった。あんなにカツによくしてもらって性根を入れ替えた、とは -
Posted by ブクログ
オーディブルで聴きました。
久々に心にずっしりと来る小説でした。
毒母に逆らえず、逃げるように入った宗教団体。知らないうちに全国指名手配犯になってしまう。
母の呪縛が解かれ、宗教の教えもなくなり、初めて自分の意思で生きることになる。人を助けたり、人から慕われたり、友人ができたり、本気の恋をしたり、自分でない人間として生きた時間のなんと濃密なこと。
最後に写真を撮るところからエンディングまでは、薄皮一枚で繋がっているからか、圧倒的な幸福感がある。圧巻、と言っていいと思う。
最後までいって、プロローグに戻った。笑顔でよかった。それにしても、女性の心の描写が上手くて素晴らしい。
ドラマ化されるとした -
Posted by ブクログ
ネタバレ実際の事件がモデルではないそうだけど、でもやっぱり誰もがあの事件、あの犯人を思い浮かべて読んでしまうのではないだろうか。
だからもう少しリアルな感じかなと思って読んでみたけど、あくまでも作られたストーリーという感じ。
でも読み応えがあってとてもおもしろい。
宗教団体(現師)はもちろんだけど、母親もかなり罪深い許されざる人だと思う。
「そんなふうに感じてると思わなかった」「良かれと思って」とか言い訳しそうだけど、実際はバレエが苦しいことを気付いてるはずだし、追い込んでいる自覚もあるはず。
それはさておき、誰が通報したんだろうな。
シンジではないと思う。
家の大家か、職場の施設長かなー。
周り -
Posted by ブクログ
(2023年12月21日の感想。帰りのバスで書く。)
アンソロジーっていいよね。宝箱みたい。いろんな作家さんたちが一度に会していて豪華。
この本を買った頃は丁度自分のなかで島本理生、窪美澄、一穂ミチのブームが来ていた。だからウッキウキで買って、そのあと暫く読めずにいたのを今になってようやっと読めた。
面白かったのは綿矢りさ「スパチェラ」
綿矢りさは、中学生の頃に『蹴りたい背中』、大学二年の秋に『勝手にふるえてろ』を読んだ。両方とも、それから今回の「スパチェラ」にも当てはまることだけど、今を生きる若い女の子を描くのが本当に上手。綿矢りささん自身は歳を重ねているのに、寧ろ作品のなかではより若く