桜木紫乃のレビュー一覧

  • 俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

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    自分の中の色々な感情が重なるし交差するし、
    とにかくパラダイスに関わりたい気持ちになる。
    長くもないのに濃すぎる思い出。

    ふと気になって、まぁ買ってみるかくらいで買ったのに、こんなに良いとは、、、、

    結末は寝る前の時間に読んでほしい。

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    2024年03月01日
  • 二周目の恋

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    恋愛小説のアンソロジー。
    著者ラインナップが『一穂ミチ・窪美澄・桜木紫乃・島本理生・遠田潤子・波木銅・綿矢りさ』こんなの全員海老の天ぷらじゃん。海老天しかない天丼じゃん…。
    私はれんこんの天ぷらが一番好きだけど。文芸誌の恋愛特集のために書き下ろされた作品をまとめたもの。
    どれもほんとーーーによかった。全部好き。
    なんか恋愛ってどうしても自分の生きてきた環境から受け取った価値観がインストールされて、それがよくも悪くも作用してるよなあと読んでいて思うのだった。
    あとけっきょく他人と深く向き合うことは自分と深く向き合うことでもあって、そらつらいわあ…。
    ヒリヒリしてて苦しくて、でも文字からそれを体感

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    2024年01月29日
  • 俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

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    昭和の日本。
    激しいのに何の規制もない日々。
    人は一人ではないと。なんだか温かい気持ちになる。三島さんの後書きに企画があったように映画化を楽しみに、一人配役を妄想(笑)

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    2024年01月23日
  • 俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

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    ネタバレ

    俺と師匠とブルーボーイとストリッパー
    タイトルのメンツでの奇妙な共同生活が心地よかった。

    難しいお節介も彼ら(彼女ら)には嫌味がなく、
    かといって深入りしすぎない。
    いつの間にかこの生活があと少し続くことを願いながら読んでいた。

    実写化への熱量あふれるあとがきも良かった。
    いつか観てみたいな。

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    2024年01月22日
  • 蛇行する月

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    久しぶりに心がヒリヒリするような物語でした。
    女って、女性って、人って、と。
    どうにももてあましてしまう自分の気持に何を幸せと思うのか。
    その答えを早くに見つけた相手と自分を比較し、改めて自分の幸せを気持ちを考える女性達。
    選んだ道を正解とし幸せを作っていく事が幸せになる事だと分かっていても難しい。

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    2024年01月14日
  • 俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

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    最高です!いやホントおもしろかった!
    切なくて幸せで悲しくてほっこりする間合いが秀逸
    久しぶりに本を読んで笑い声と涙が出た
    スパイスの効いたロックでシャンソンなブルース

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    2024年01月07日
  • ワン・モア

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    何故か読む度に好きになってしまうのですよ、桜木紫乃さんの世界を♡
    ハナマル急上昇中の彼女の作品、次は何を読もうか時間をじっくり掛けて吟味した結果『ワン・モア』に決定
    期待した通りとても味わい深い時間を堪能させていただきました

    本書は大人の恋愛、それぞれの人生が
    色濃く描かれた連作長編です
    一話目の『十六夜』は主人公の柿崎美和のやるせない桜木紫乃さんらしい話ですが、二話目以降は趣きが変わって行き、それぞれ語り手が変わります

    嬉しい事にどの話にもどっぷりしっかり浸わせてもらい、人間臭いドラマに夢中になってしまいました
    解説にもあるのですが、本書の中で心の内が語られていない柿崎美和
    多くを語らな

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    2024年01月07日
  • 俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

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    桜木紫乃『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』角川文庫。

    ちょっと変わったタイトルの1人の青年の再生の物語。ラストの余韻が素晴らしい。

    人生というのは山あり谷あり。すんなりと山を登り切れないのが人生だ。静かに暮らそうとしても波風は必ず起きる。それが家族のことだったり、家庭のことだったり、仕事のことだったりと。しかし、何があっても家族の支えがあれば、大概のことは乗り切れるものだ。そして、そういう困難を乗り切る度に人は強くなれる。


    昭和という古き善き時代の北海道が舞台。

    母親から博打打ちの父親の訃報を聞いても、キャバレーの下働きで糊口を凌ぎながら、廃屋のような寮に帰って寝るだけという名

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    2024年01月04日
  • 俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

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    身を切るような北の地の寒さの中、諦観と無自覚な寂しさを抱えて日々を過ごす主人公。
    マジシャンとブルーボーイにストリッパーという、個性の強い面々との出会いと、思いがけず始まった共同生活が、少しずつ冷えた日常をあたためていく。見守るような気持ちで読んだ。

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    2023年12月29日
  • 二周目の恋

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    読んでみたいけど、なかなか手が伸びなかった作家さんばかりのアンソロジー。思わず買ってしまった。

    『最悪よりは平凡』 島本理生
    主人公の和田魔美ってどんな女性なんだろうか?会ってみたいと思った。とても魅力的らしい。読んでて、真面目でしっかりとした女性だと思うんだけど、なぜか下心がある男ばかり寄ってくる。本人はそんなつもりは全くないのに。身体が魔性の女みたいに言われてるし。最後はいい感じに終わって良かった。

    『深夜のスパチュラ』 綿谷りさ
    バレンタインデーは恋する女子にとっては戦いだねって改めて思った。主人公の可耶ちゃんがチョコを買いに行くところから渡すまでの奮闘が読んでて面白かった。ガトーシ

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    2023年12月21日
  • 彼女たち

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    綺麗な本です。
    この本を読む時は、安心感が手の届く先にある時が良いかな。

    例えば、心許せる人の隣りで。飛行機の中でも、電車でも、部屋でも。

    自身の弱さと、でも、なんとかなるかって、
    そんなバランスが感じられたりするかな

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    2023年11月26日
  • ブルース

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    人にはそれぞれ身体的特徴があります。背が高い人、目がパッチリした人、耳が大きい人…。人が生物である限り、全く同じ身体を持つはずはなく、それぞれ生まれ持った身体とともに一生を生きていくことになります。それは、個性でもあり、そのパーツ、パーツの集合体がその人を特定するものとなり、他人にその人を紹介する時のキーワードにもなっていきます。

    では、あなたは『面白い子がいるんだけど、どう』と次のような紹介を受けたとしたらどんな感情を抱くでしょうか?

    『その子、指が六本あるの。で、すごく巧いの』。

    『すごく巧い』という言葉には笑う他ないかも知れませんが、それ以上に『指が六本』という言葉に引っ

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    2023年10月23日
  • 裸の華

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    ネタバレ

    何度目かわからないが再読。
    ケガでストリッパーを引退したフジワラノリカ。
    デビューの地、札幌すすきのでダンスシアターの店を始める。そこでダンサーに応募してきた若い二人と、一緒に仕事をするバーテンダー竜崎との関係性。近すぎても離れすぎても、うまくいかない。
    不承不承の引退にも関わらず、ダンサー瑞穂とみのりを束ね、黒子に徹することができたのはノリカのプロとしての矜持か。
    笑顔の瑞穂、ストイックなみのり、訳ありの竜崎。ここにノリカが加わった4人の関係が立場も年齢も超え、ステキだった。
    うまくいっている最中、瑞穂もみのりも次のステップへ進む道を見つけ始める。その場を離れがたいふたりの背中を押し、ノリカ

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    2023年09月21日
  • 裸の華

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    「ホテルローヤル」の直木賞作家:桜木紫乃の長編。
    舞台上での骨折を機に引退を決意した元ストリッパーが、故郷札幌でダンスシアターを開き、バーテンダーや若い女性ダンサーとの出会いを経て自らの生き方を見つめ直していく様子を描いています。
    「表現者の矜持と葛藤」を絶妙に切り取り、鮮やかに展開していく感じはさすがでした。
    元気になれる小説です(^_^;)

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    2023年09月07日
  • 蛇行する月

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    全体の流れがとても良かった。読中も読後も余韻が止まらない。
    一見、苦労の連続である。だけど、読むにつれて、考えが改まる。それぞれの価値観や気づきで人生は何色にも変わっていく。死ぬことにさえ希望が持てる。
    自分の人生のようだけど、大なり小なりと周りの人生からも影響は受ける。私の中にもいろんな人の人生が入っているのだろうか。
    今の自分に影響を与えてくるものは、出来るだけ自分に合うものを選んでいきたいと思った。

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    2023年08月02日
  • 砂上

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    ネタバレ

    何が起こるか分からない、面白い話だった。読み終わってもするりと指の間を抜けていくような、掴みどころのない登場人物たち。それなのに惹かれてしまう女たちが書かれている。とにかく、面白い。

    主人公が小説を書き、その話に出てくる主人公も同名の小説を書いている。主人公の家族を題材に書いているし、読んでいる方もフィクションの中の更に事実と虚構の境目が曖昧になっていくのがなんともいえない感覚だった。
    実話を読んでいるような気持ちになる。本当にそういう反応を相手が示したんだというような錯覚をさせられる。
    虚構でも問題ないのかもしれない。これは小説なのだから。

    主人公は小説を書き上げるために自分を見つめ、母

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    2023年05月25日
  • それを愛とは呼ばず

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    "幸福に浸って死にたい"
    ある意味究極の願望
    それを叶えてあげることを愛と呼べるのか?
    思いもよらない結末に圧倒される
    この願望を理解できる人は沢山いると思うし、私もその一人かもしれない…

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    2023年05月09日
  • 砂上

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    一人の女が、とても鋭い感性の編集者と出会い、本を一冊書き上げるまでの話。
    作家さんは、なんてまぁ大変で過酷な作業をされているのかと驚き、そして、ほとんどが自己を見つめて、自分の内面を知っていくという作業で。
    乙三が聞いた言葉として語る
    「人に評価されたいうちは、人を超えない」は、
    そういうことかと、最後の方で理解できた。
    それは自己を知ることこそが大切で、誰かの為にとか、支点を自分以外にしないことなのかなぁと、思った。

    「主体性のなさ」が今ひとつ私の中で理解できないので、もう一度読み直すこととする。

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    2023年04月11日
  • 砂上

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    どこまでが創作で、どこまでが現実なのか、そして柊玲央はどのように虚構を築きあげるのか・・・。
    あまりにリアルな、編集者と、まだスタートラインに立ててもいない作家のやりとり。もっと上手く嘘をつきなさい、と、隠さずに真実をあぶり出す、に矛盾がない。その編集者さえ、虚構に見せる筆致。
    スタートから10年後、こう振り返るのか。しかも作品にしてしまう。当たり前のようでいて、これをエッセイにしなかったところが桜木紫乃さん。

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    2023年03月19日
  • ブルース

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    生と性への執着と欲望が濃縮されている。

    北海道の釧路の下町で、地を這うような暮らしをしていた、影山博人。
    6本指、美しい風貌、それを活かし男娼をして生き抜くしかなかった青年期。

    彼を巡る女性たちから見た8話の連作短篇集。終始、博人の目線で語られることはないのに、彼の人生を知ることとなる。

    暗く、やらせなさに満ちながら、女性たちの振り切った【すれっからし】に逞しさを感じた。
    そして、博人の魅力に私も絡めとられてしまったのだ。

    魂が叫ぶような生き抜くための『ブルース』 
    解説は壇蜜。R-18(勝手に!)

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    2023年01月29日