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\「泣いてしまった!」と共感の声が続々/
直木賞作家と人気写真家が贈る
心に寄り添うフォトストーリー
・みんなさまざまな「いま」を乗り越え、「よく生きる」道を歩んでいるのです。五十代の私もそんな『彼女たち』のひとりなんだ。今日を楽しみ、笑って明日を迎えたらいい―。(おーちゃん)
・今、入院生活を送っています。天井を見上げる日々のなか、何気ない日常の匂いを思い出し、優しい気持ちになりました。元気をくれたこの本を、誰かにプレゼントしたい。そんな優しさの連鎖が続くといいな。(あおい)
人間関係につまずき、ひとりぼっちを選んだイチコ。「自分のために、納得ゆくまでやってごらんよ」のことばに背中を押されて生き方の舵を切り直した彼女は、一匹の猫との出会いで新たな感情を手に入れる。イチコ、モネ、ケイ。年齢も生い立ちも異なる三人の女性の物語。それぞれやっかいごとを抱える彼女たちの人生は、とある喫茶店でかすかに交わる。店でひととき過ごしたあと訪れる、ささやかだけれどたしかな変化とは。 ひたむきに、今を生きるあなたに届けたい。読んだあと誰かに贈りたくなる一冊。
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中川さんの作品集をはじめて開いたとき、「きれいな空をもった人だな」と感じました。空に誘われ、大切な友人を想いながら書いていたら、贈りたい人の顔がたくさん浮かぶ一冊になりました。私も光を求めて生きる「彼女」のひとりでした。
(桜木紫乃)
紫乃さんの切り取る「彼女たち」の日々。それぞれの目に映る色や光を思いました。今日も赤く暮れていく空の下、彼女たちは自分の歩幅で進んでいるのでしょう。わたしは、どんなふうに歩いていこうか。今日をどう、始めようか。気づけばわたしも「マサコ」として、この物語の中で息をしていました。
(中川正子)
Posted by ブクログ 2023年12月03日
これは、とても丁寧な作り方をされている本だなと感じられ、単行本サイズの広々とスペースを取った写真と、メッセージとも受け取れる、一ページ毎に間隔を空けた、少ない文体で手軽に読める短篇小説とのバランスも絶妙な、桜木紫乃さんにとって、『Our Stories』な物語は、今を精一杯生きている、そんな『彼女...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月12日
本を開くと
細い枯れ枝の向こうに広がる青空
そして”そで”には力強くて優しい言葉。
『だいじょうぶ。
あななたちにはいまを乗り越える力があること、
わたしは知っているの』
「写真絵本」というのがぴったりな一冊。
軟らかい日差し、温もりを感じる写真と
桜木さんのことば。
優しく背中を撫でてくれている...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月26日
直木賞作家・桜木紫乃さんと、人気写真家・中川正子さんのコラボによるフォトストーリー。
「ジョンとイチコ」
「モネの一日」
「夕暮れのケイ」の三話収録。
一話目の『ジョンとイチコ』はイチコが飼っていた愛猫・ジョンの視点で描かれる。
ひとりぼっちを選んだイチコさんへと向けられる、ふうわりとした温かな...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月24日
写真が素敵。写真に合わせてテキストを考えたのでしょうか?こういうテイストの本好きです。好きな人が多いのでは。
更には桜木さんがこういうテイストの物語をつけるということもちょっと意外性があって良かった。素敵な温かい物語を紡ぎながらもピリッとするところや切なくなるところ苦みの効いたところを感じられるのが...続きを読む
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