桜木紫乃のレビュー一覧

  • 人生劇場

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    主人公の猛夫は幼少期より、両親や兄からどこか下に見られながら育つ。
    その中で、彼らを見返そうと中学卒業後は床屋奉公に入るも、そこでも親方や先輩たちから疎まれ、技術を身につけつつある中で立ち去ることになる。
    それでも、雑草魂は途切れることなく、自ら街中の床屋職人に弟子入りし、めきめきと腕を磨き、同じ床屋職人と家庭を持つ。

    地域一の床屋職人となるも、それでは飽き足らず、床屋職人の腕を競う全国大会では入賞となり、不完全燃焼に。
    その後は自分が人生を一発逆転させられるような、様々なビジネス話に手を出していき、妻子からも距離を置かれるようになる。

    自分の生きたいように生きる情熱を絶やさぬ姿勢は一貫し

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    2025年08月13日
  • ヒロイン

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    ネタバレ

    Audibleで聴了。
    ひろみは、根は善良なんだとおもう。
    死体遺棄と損壊はしたけど、殺人はしてない。
    すみれへのDVの時とか、ジョウさんが口封じを仕掛けた時とか、誰かを痛みから助けることはしたけど、痛めつけることはしてない。

    鈴木まことの娘は、なんでルナちゃんなんだろう、月なのか?

    だんだん関西弁が抜けていくのが上手いなと思った

    プロローグがエピローグで、各エピソード終わりの年齢を言うからうっかり年齢を重ね過ぎそうになったけど、子どもを産んだ時、若くはないけど、そんなに高齢出産でもない、同年代くらいだ。

    逮捕されたのは40歳、逃亡してたのは17年。
    長いけど、人生はまだ半分だ。
    逮捕

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    2025年08月09日
  • 俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

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    キャバレーで働く男のお話
    マジシャン、歌手、踊り子の3人の芸人が
    キャバレーで出るのでしばらく寮で暮らすことに
    その生活、出来事の物語ですがとても楽しめました
    3人の出番は年末までの期間限定なので
    別れもくるのだけど・・・
    読んでいてずっとこの4人の生活が続いて欲しいな
    と感じました

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    2025年08月07日
  • 蛇行する月

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    やっぱり、桜木さんはざわざわしながらしっくりくる。高校の同級生の、その母の、その中の1人と旦那に逃げられた女の人のお話。
    女の子達が大人になり、1人1人が人と比べたり、引け目を感じたり。なんともあるなこんな気持ち。。こんなざわざわした思いは昭和であろうと令和であろうと一緒だ。
    そして、「幸せ」の価値観や考え方も人それぞれ。
    この中で「弥生」の物語がスンときた。それは菓子や幸福堂を百貨店に導いた同じ老舗の和菓子やの尾崎の言葉「自分の役割を理解しているとそうそう大きな間違いをしなくてすむんですよ」面白くない言葉かもだけど、すげー納得。
    それと看護師の直子の自分の部屋についての言葉「嬉しいことが倍に

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    2025年08月06日
  • 人生劇場

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    昭和の戦争前後の話は、重く苦しいことが多い。酷い時代だったなぁと思う。
    そこを乗り越えて育ってきた主人公が、立派な人格者になるわけではない、か。
    理髪技術の習得に一所懸命なすごい職人になったが、妻や子どもに手をあげる暴力描写には、思わず目を瞑る。が、レベルの差はあれ、職人だった父も、カッとなるタイプで、怖かったなぁ…
    それでも離婚しない妻、最後は認知症。こうして書いていると状況が…うちと似てる。
    ホテルローヤルが出てきて、え!その後、「家族じまい」も繋がってる?
    読み直してみようと思った。

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    2025年08月01日
  • 家族じまい

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    ネタバレ

    おもしろかったなぁ
    ひさびさに夢中で読んだ

    乃理の回が息をつかせぬ感じだった、不気味で、角田光代の「紙の月」をちょっと思い出した

    それにしてもよくもまぁこんなにいろんなバージョンの女たちを描いたもんだ
    それぞれに家族のしがらみをくっつけて…

    桜木紫乃って、「ホテルローヤル」がちっともおもしろくなかったもんだからそれっきり読まなかったけど、こんなにリアルに切なく、下品にならずに描くひとならもっと他も読んでみようと思う

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    2025年07月16日
  • 人生劇場

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    前半は話が停滞してなかなか読み進まなかったが人生劇場がヒートアップするにつれ加速。ホテルローヤルが出てきた時はもしやと期待してしまった。

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    2025年07月11日
  • 谷から来た女

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    自分では経験していないことについて、想像することはできたとしても。経験した人と全く同じように感じることはできない。
    昔、阪神淡路大震災で多くの友人が被災して、ほとんど被害を受けなかった私は罪悪感のようなものをずっと感じていて、そのことをふいに思い出した。
    本当の意味で理解できないのに理解できていると勘違いして、同情を示したりするよりはまだましなのか。

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    2025年07月09日
  • 人生劇場

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    おのれの欲に忠実に行きた男の一代記。著者桜木紫乃の父親がモデルだという。職業が理容師で後にラブホテルを経営した。その名前は「ホテルローヤル」なるほど、ここにつながるのかと妙に納得した。
    父親は終戦を7歳でむかえた。貧しい魚屋の次男でその名を新川猛夫といった。時代がそうさせたのか分からないが両親とも長男だけを特別扱い。次男の猛夫は長男の一郎から壮絶なイジメを受け育った。そんな猛夫の唯一の落ち着ける居場所は母親の姉のカツ。芸者から身を起こし旅館を営んでいた。カツは両親から疎まれていた猛夫を親代わりのように面倒を見てくれた。旅館の女中、駒子もタケ坊と呼び可愛がってくれていた。しかし生来の気質か育ちの

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    2025年07月08日
  • 谷から来た女

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    ネタバレ

    6編の連作短編集。
    久しぶりに桜木さん節を楽しめた。
    中でも「ひとり、そしてひとり」が印象的だった。
    それにしても、何とも言えない感じで漂ってくる男の頼りのなさはなんだろう。
    ミワと出会った男はなぜか下を向いているような気がしてくる。
    女である千紗や幸生はそれとは対照的だ。
    そういうとこがなんかツラかった(笑)

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    2025年07月06日
  • 谷から来た女

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    北海道出身の桜木紫乃さんならではの作品ですね。

    アイヌの血をひくアイヌ紋様デザイナー赤城ミワに関わった人たちの目線で描かれる6編の連作短編集。

    最初の『谷から来た女』では大人の恋愛が描かれており、赤城ミワという才能もあり、頭も良い凛とした女性にとても惹きつけられました。

    アイヌの事は詳しくないですが、アイヌ民族として生まれ生活していくことに誇りを持ちながらも、生きにくさもあった民族であることを感じ取れました。

    赤城ミワの描くアイヌの紋様がとても魅力的に思えて、この目で見てみたいと思いました。モデルとなった女性はいるのかしら?

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    2025年06月11日
  • 彼女たち

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    生きていく中で、経験し、通り過ぎていくことがある。でも、それはなくなるわけではなく、大切にしたいと思えば、寄り添い続けることもできる。
    そうやって、毎日を、みんな生きている。

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    2025年06月01日
  • ホテルローヤル

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    章ごとに時間が逆行してるのはなかなかおもしろい。最初では廃墟になってるラブホテルが、章を追うごとに「こんな過去もあったのね…」となり、もの悲しい気持ちになる。

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    2025年05月31日
  • 青い絵本

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     紫乃さんの一行にゾ〜とすることがある。
     心が、不安になることもあれば、嬉しくてたまらないこともある。
     小説なのに、詩のように心に響く〜だから〜何度も読み返す❢

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    2025年05月25日
  • 谷から来た女

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    桜木紫乃さんの描写力に唸ってしまう。
    アイヌ出身の赤城ミワについて彼女を知る人たちが語る六つの連作短編。ミワという女性の像が徐々に浮き彫りにされていく。

    谷に生まれ育ったミワは札幌でアイヌ紋様デザイナーになる。"ミワ・ライン"と呼ばれる独特な曲線と鮮やかな赤が彩る物語。桜木紫乃さんの描く「男ですら太刀打ちできない考え方、生き方をする女性」に惚れぼれしながら一気に読んだ。

    「無事に、行きなさい」が良かった。
    ビストロシェフ、倫彦はミワと付き合い始めて二年。その関係に重さを感じるようになり…
    「不意に、目の前にいる人の気持ちがこっちに落ちてくることがあるの」とミワに言われて

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    2025年05月23日
  • それを愛とは呼ばず

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    白いシャツとジーンズの似合う紗希さん、どんな方なのか想像しながら読みました。面白かったです。展開がドラマチックで、最終章はえ、えーっ?と前のめりになって読みました笑。

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    2025年05月20日
  • 谷から来た女

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    アイヌの文化に触れたのは学生時代に訪れた北海道のアイヌ村以来皆無。部落差別という言葉は聴いたことはあっても、自分からは最も遠いところにあり恥ずかしながら関心も興味もなかった。
    差別や偏見、生き辛さを自然体で跳ね除け、誇りを持って生きる主人公のしなやかさが魅力的。アイヌのアートに触れてみたくなった。
    そしてアイヌの言葉、文化が途絶えることなく、生き続けて欲しい。

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    2025年05月20日
  • 家族じまい

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    老々介護、認知症そして家族の向き合い方等いろいろと考えさせられました。みんな幸せでなく悲しかったです。

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    2025年05月19日
  • 起終点駅

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    桜木紫乃さんの本は何を読んでも良い
    本の6 話全部孤独で1人生きている。孤独からいろいろな人と縁をして生きて行き、ただ耐えれる縁を持たず、孤立している人が最近は増えている。

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    2025年05月18日
  • 家族じまい

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    積ん読から。
    「ママがぼけちゃったみたい」
    この言葉は子ともにとって一番聴きたくない。
    ましてや、その子どもも身動きがとれない年代になっているからなおさら。
    5人の女性からの観点であるお話。
    姉妹であり他人であり義姉妹であり
    なんだかな、軸である姉妹の旦那さんが味があって優しくていい。無関心であり無関心でなく朴訥として、この姉妹はきっと自分の父親と違う男性に惹かれたのか。姉妹の母親の認知症とその家族を含みながら物語は進む。
    どうしようもない女としての立場や性と戦いながら、ちゃんと介護や連絡を取り合わなかった家族とも繋がり助け合う。
    ピンク=陽紅さんと、
    屺和さんの話がこの物語の中でちょっとした

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    2025年05月17日