桜木紫乃のレビュー一覧

  • 砂上

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    小説を書く人と 書かせる人と 小説の中の人生と 現実の生活が どれがホントでどれが嘘か曖昧になりながらも ふりしぼるように文章にする主人公に心打たれます。

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    2021年07月31日
  • 裸の華

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    なかなか足を踏み入れない世界の話で、
    どんな話なのか興味が湧いて、手に取った本。

    いろんな生き方ってあるよなぁって思った‥。

    なんだから「生きてる」って感じがした。

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    2021年07月26日
  • 蛇行する月

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    6人の女性の内5人は高校の同級生であり、年代を重ねながら進んでいく物語。その中の、どんなときでも「すごくしあわせ」と話す順子に皆引き寄せられるが、会えば「何処にしあわせを見いだせているのか分からない生活状況」それでも、最後まで1点の曇のない眼差しで見つめる彼女に、自分のしあわせは何かを問いただして行く。人生にまっすぐな道は無く蛇行していて、紆余曲折ありそれぞれの幸せを掴み取るために日々必死なのだ。

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    2021年07月20日
  • 蛇行する月

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    順子という1人の女性から様々な接点を持つ、 6人の女性のお話。
    内容も面白く、1話1時間もかからない量なのでサクサク読めた。
    それぞれに悩み、問題を抱えつつ懸命に生きる姿に響くものがあった。
    自分も誰かに胸を張って「とっても幸せ」と言えるような人生を送りたいと感じた。

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    2021年07月17日
  • 硝子の葦(新潮文庫)

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    母子家庭で小さい頃から男女関係に係わらされて来た節子、ラブホテルを経営の夫が自動車事故で昏睡状態、そんな中、歌人仲間の子供をかくまうことに、

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    2021年07月11日
  • ブルース

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    「男の美しさ」をすべて持っている男。本作のあらすじを簡単に言い表すならば、そんな男の少年時代から命を落とすまでの連作短編集。

    彼には生まれつき6本の指があり、愛想はなく、色気がある。その時々に彼にハマった女たちの目線で描かれます。

    表紙から想像する雰囲気も、話中で流れる音楽も、何かにつけて昭和の色が濃いなぁと思ったら、テレビのニュースから舞台が昭和であることがわかる。

    映像化したらR-18指定になりそうだけど、桜木紫乃の世界はいつもエロティックなのに品があって、薄っぺらさを感じない。なんだかとても哀しくなる。

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    2021年07月06日
  • 蛇行する月

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    面白くて一気に読めた!
    こういう、短編だけど、一冊は全て繋がっている話は、次誰の目線かなと思って読めて、毎回楽しみな気持ちになる。
    決して羨ましい生活をしているわけではないのに、順子がきらきらしている理由を探しながら読んだ気がする。

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    2021年06月06日
  • 氷平線

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    凍てつく北海道を舞台にした6話の短編。
    どれも陰鬱としてラブストーリーなんてお気楽には言えないけれど、これは間違いなく愛の物語。
    雲一つない空であっても、そこには黒く立ち込める雪雲しか見えない。そんな中で必死に生きて行こうとする主人公たちの諦めや足掻き、再出発が決して美しくはない人間くさいドラマで描かれている。
    男性作家の場合…どうしても男性にとって理想の女性、こうあって欲しいという視点が否めない…男性作家さんごめんない。反して女性ならではの傷付く言葉や扱い、惨めさが現実味を帯びて胸を付く。
    風土や環境はどうしたって変えられない。郷に入れば郷に従えと言うように従えないものは生きづらい。都会では

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    2021年06月01日
  • それを愛とは呼ばず

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    自分より不幸な境遇の人を見てちょっとほっとしたりする気持ちもわかるが、それは確かに愛ではないよなぁ。。。と思いながら読んでいましたが、最後の衝撃!!!それは絶対に愛ではない!

    さきさん。女優目指すくらい美人だったのに、真面目すぎだょ〜。その演技力使うところそこじゃないでしょ!ちょっとずつおかしかったけど、最終的な壊れっぷりが振り切ってましたね。

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    2021年05月08日
  • 誰もいない夜に咲く

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    ネタバレ

    桜木紫乃さんの小説は、これまであまり読んでこなかった部類の小説なので、こういう世界もあるかと夢中になった。
    でも何冊か読んでいくと、決まったシチュエーションが繰り返され、物語の小道具となって語られることに気づいた。

    物語の背景には既視感が否めないが、それでも、最後の「根無草」では思いがけぬ結末が待っていて、物語の面白さは変わらなかった。

    人はここまで落ちてしまうのかという「プリズム」はいたたまれなかったが、酪農家に嫁いだ中国人の娘、「海に咲く」の海花や、「絹日和」の奈々子が、静かに自立していく姿は鮮やかだった。

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    2021年05月11日
  • 氷平線

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    エッセイを読んでから、まずはデビュー作へ。
    男と女の関係を描いた文学を、これまであまり読んでこなかった。それよりも物語の題材の面白さが優っていた。
    桜木さんの小説を読んで、小説に男女の関係を盛り込むことは、人が生きている部分の、全部を描いていただけなのでは・・・と思った。その描写はリアルであるが、ときには幻想的だ。それぞれの人が生きていく哀しみが透けて見えた。
    北海道に暮らすようになったからだろうか、気候も、時間に移ろう景色の様子も、海霧や流氷のことも、ここに出てくる人たちも、リアルに迫ってくる。その分、入り込んでしまう。他の土地に暮らしていたら、また違う印象を持つのだろうか。私が読んだ北海道

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    2021年02月21日
  • ワン・モア

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    あと一つ手を伸ばし、幸せを掴もうとする人達の物語。
    北海道の日本海側、昼は空と海、夜は月と星しかない小さい島の診療所の医師美和。まっすぐで奔放な美和、安楽死事件をおこし、離島に飛ばされてきた。ここでも島の男性と逢瀬を重ね村人の知るところとなっている。
    連作短編で、友人医師鈴音、関わる人達と話は進む。
    個人的には、亮太と詩織の「おでん」が好みだった。亮太は真面目でいい人だが、女性には縁が無い。偶然目の前に詩織が転がり込んでくる。別れたのか、と思える終わりかた。が後半の連作で結ばれたことがわかる。良かった。
    全体に、思わぬ方向に明るく進んだ。暗さから明るさへイメージが逆転した感が強かった。
    余命宣

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    2021年02月11日
  • 砂上

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    この小説に出てくる人も解説の新井さんもみんな全然優しくなくて、なのに清々しくさっぱりした後味。
    日常がねっとりした優しさや必要以上の厳しさなんかに覆われてるからですかねー。
    作家も編集者も大変だ!!
    読むだけってありがたい。

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    2020年12月11日
  • 砂上

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    なにかよくわからないけど、早く続きが読みたいと読み進めていった小説だった。
    すべてが共感できるというわけでもないけど、自分と重なる部分があったりして考えさせられた。
    おもしろかった。

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    2020年12月08日
  • 風葬

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    軽い認知症を患う母親がつぶやいた聞き慣れない地名、一つの短歌共に引き寄せられる人達。釧路・根室・東京を行き来し出生の秘密を知ることとなるが、母親の封印したい過去を掘り出し葛藤していく娘。いくつもの伏線がたくみで2時間のサスペンスドラマを読んでいる気分。複雑に絡み合う人間ドラマ。

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    2020年11月23日
  • ブルース

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    作品紹介では影山博人を中心に描かれた印象を受けるが、実際に読むと女性側からその影山、というか男性との関係をそれぞれの価値観や距離、その人がその関係に至るまでの人生過程が程よい描写で描かれている。北海道のなんとも言えない風景が映し出される作品。男性が読むとより女性ってそういう視点を持ち合わせているのかと考えさせられるような印象の文脈も。

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    2020年11月22日
  • 砂上

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    10年連れ添った旦那と別れ、彼の不貞による慰謝料とバイト代で暮らしながら文章を書き続けてきた令央。「主体性のなさって、文章にでますよね」と編集者から言われるほどどこか掴みどころがない彼女は、母であるミオと、母の子として育てた実の娘美利との関係もどこか希薄。そんな自分、母、娘との関係を題材にした文章「砂上」はミオの死により色を帯びたものとなる。
    主体性がなくても人間関係が希薄でも生きてれば文章書けるしオッケー
    それよりもまず自分の人生を肯定しながら生きることが1番大事なのかもな〜と編集者の乙三の発言から思ったりした

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    2020年11月14日
  • 砂上

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    読みたい桜木紫乃全開で、ホントあの一行から始まる小説俺も読みたい!
    ちょっとラブレスを思い出しますね。現代版ってとこか。増えた40kgのエピソードも読ませてもらいたかったな。
    裏小川乙三、気になりますね!!

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    2020年10月04日
  • 氷平線

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    ありそうでなさそうな現実感がある。
    ドロドロしてる作風なのかと思っていたけど、さっぱりしていて後味も良い。面白かった。

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    2020年10月01日
  • それを愛とは呼ばず

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    なにか小説を読まねば……という焦りに駆られて本屋に赴き、タイトルを見た時「それ」ってなんだ?と思って手に取った一冊。結果、興味を持った点が物語を通じて明確に、かつ鮮やかに表現されていて楽しめた。
    10~20代がメインの青春モノが好きな自分にとって、序盤の方は登場人物の年齢層からして大人向けというか好みではないかもしれないな~と思って読み進めていたけれど、中盤以降からスラスラと進めたのは作者の筆力に引っ張られたからだと思う。
    ここでは内容を書かないけど、二次元を偏愛している自分にとっては笑っちゃうんだけど他人事じゃない共感ポイントを持った人物が途中で出てきて、その人を取り巻く物語を読んだ時に「こ

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    2020年09月06日