桜木紫乃のレビュー一覧

  • 彼女たち

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     これは、とても丁寧な作り方をされている本だなと感じられ、単行本サイズの広々とスペースを取った写真と、メッセージとも受け取れる、一ページ毎に間隔を空けた、少ない文体で手軽に読める短篇小説とのバランスも絶妙な、桜木紫乃さんにとって、『Our Stories』な物語は、今を精一杯生きている、そんな『彼女たち』に贈る、新たな視点をそっと教えてくれるフォトストーリーです。


    『なつかしいものなんて、ひとつもないの』

    『だまって言うことをきいていたら、胸が苦しくなってくる。
    本音と建前が透けて見えるのは、つらいんだ』

     三つある内の、一つ目の物語は、誰も彼女の心の中に興味の無い環境で暮らしてきた、

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    2023年12月03日
  • ワン・モア

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    ネタバレ

    桜木紫乃作品にしては暗い重い気持ちにならずに、読後はあったかい気持ちになった。
    短編だけど登場人物がみんな繋がっているタイプで、そこは桜木紫乃さんらしいなぁと。
    「おでん」の終わり方は、ああこれ店長の自信のなさ、自分が傷つきたくないから押せないってことでしょ?ってがっかりしたのに、最後に夫婦になっててウルッとした。
    赤沢さんに会う時になぜか結婚指輪をしちゃう寿美子の気持ちはわからなかったけど、それを会った途端に絆創膏で隠しちゃうとことか、赤沢さんががっかりしちゃうとこ、否定しないとこに胸が苦しくなった。こちらも最後幸せでよかった…。

    登場人物の関係性を書き出して整理したいな。笑

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    2023年11月30日
  • 彼女たち

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    癒されたい、孤独を感じる、イライラする…心の操作不全に陥った時に読みたい一冊。頁を捲ると妙に落ち着く。ミルクコーヒー片手に、言葉を想像し、ボ~ッと写真を眺めて心をリセット。

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    2023年11月28日
  • 二周目の恋

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    「最悪よりは平凡」島本理生
    顔は平凡だけど体がグラビアアイドルなみの魔美は、こんな名前をつける親に育てられたという心の傷と、しょっちゅう男性から誘いをかけられる体質。彼女にとっての幸せな恋愛は?
    「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
    大学生の可那は気になっている男の子に手作りチョコ前日に思いつきあげようとするけど、料理スキルなく、買い物から四苦八苦。オチ秀逸だった。
    「フェイクファー」波木銅
    主に着ぐるみ作る手芸サークルに入っていた男子の回想。仲間が一人死んだという連絡入る。
    「カーマンライン」一穂ミチ
    私が五歳の時、母は父と死に別れたアメリカから日本に戻ってきた。双子のケントをアメリカの、父の実家に

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    2023年11月20日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    誰かと旅に出ると、非日常の中で会話が弾んだり思っても見ない事が言えたりもするのかなぁと思いながら読み進めた。
    九州に住んでいると、あの列車に乗って眺める風景は、遠い昔に通学や通勤で乗っていた列車から眺めるそれとは違うものなのか確かめたい気もする。

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    2023年11月04日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    豪華寝台列車にまつわる短編集。
    寝台列車の紹介も少し含みつつ、その実、内容的には旅とそれぞれの人生が描かれている。
    なので風光明媚な描写とかではなく、結構な確率で同行人が予定の人と違ってたり伴侶がお亡くなりになってたりしている(ご時世もあってかある事情で乗車すらしてないのもある)。
    三浦しをんさん目当てだったけど、色々な方の寄稿が読めてよかった。

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    2023年10月21日
  • 光まで5分

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    流される。流れる。
    繋がりとは。
    ここは竜宮城?光は遠いの?
    光って何?
    世界が変わって見える桜木ワールド。
    おもしろい。

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    2023年10月10日
  • 砂上

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    桜木紫乃の世界でした。
    初めは、この本はどうかな?的な感じでしたが、引き込まれて行きました。
    母ミオ、娘令央、令央の姉妹として育った美利の親子が織りなす物語でした。女編集者の乙三が良い感じ。

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    2023年09月07日
  • 風葬

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    釧路で書道教室を開く篠塚夏紀は、出生の謎をとくために根室へ向かう。

    桜木紫乃らしさ満点です。
    結構パワフルな展開でした。

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    2023年09月01日
  • 砂上

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    地元だからこの辺かな、あの辺かな、と想像するのが楽しかった。
    ただ読み終わる頃には偶然だけど似たようなことが自身にも起きていて、読み返すのは少しつらい。
    数十年後、自分はこの作品をどう思うかもう一度読み返してみたい。きっと感想が違う気がする。

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    2023年08月23日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    帯は、
    -------------------------
    あなたなら、
    この旅に誰と出かけますかーー?
    豪華寝台列車「ななつ星」をテーマに
    7人の人気作家が紡ぐ「旅と人生」
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    小説5編と随想2編が収められています。

    表紙の暗闇のなかの流れ星と、
    車窓から漏れる灯りが素敵で。

    以前、文学YouTuberの寝台列車のなかでひたすら読書する動画を見たことがありますが、列車とか旅は非日常感があってドキドキワクワクしますね。

    列車をテーマにしても、オーソドックス(私の中では熟年夫婦やカップル)な物語だけでなく、友情や幽霊が出たり、感染症の流行で乗

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    2023年08月20日
  • 硝子の葦(新潮文庫)

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    暗くてひんやりしていて怖い。
    でも引き込まれてしまった。
    登場人物の不気味さとリアリティがすごくて、特にまゆみちゃんが怖かった。
    自分の周りに現れてほしくないなと思ってしまった。

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    2023年08月15日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    アンソロジー。
    どの作品も いいな、と思えた。ほのぼのだったりしみじみだったり。

    中でも特にいいなと思えたのは、恩田陸の作品だった。とても、素敵だと思う。

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    2023年08月07日
  • 風葬

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    話しがどう絡まっていくのだろうと思いながら読み進むと「そうかあ」と。舞台が道北であることやノワールというけれど、やっぱり馳星周辺りとは違うんだなあ、って。当たり前か。

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    2023年08月03日
  • 風葬

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    今んとこの桜木紫乃作品の中で1番好きだ
    オムニバスかと思いきや行ったり来たりでつながる。そして伏線回収。ミステリー
    怪物と言われて、いろんなことに手を汚した婆さんが、身体を売ることだけはやったらおしまいと言うたのが印象的。桜木紫乃作品は身売りは多いから、その台詞がひっかかった
    夏紀と風美はどんな容姿なんだろう
    風美はかざみとよむのかな

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    2023年07月12日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    電車のお話は馴染みが深くて
    卒論で観光列車について書いた私には
    まず題材がたまらなく感じた

    本のデザインも素敵だなぁと思ったら
    吉田篤弘さんが関わっていて
    あったかい気持ちになった

    特に好きだったのは
    小山薫堂さんの旅する日本語
    とても綺麗だった

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    2023年06月30日
  • 裸の華

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    ネタバレ

     桜木さんの作品の傾向から、
    この人が裏切るのかな?と途中で何度か予想しましたが、酷い人は出ず、良い人達ばかりで読み終えてホッとしました。

     お店を閉じるという展開に寂しさを感じましたが、ノリカの踊り続けるという決断には感服しました。また桜木さんの作品読みたいです。

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    2023年06月15日
  • 裸の華

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    よい本だった。若い時は「恋人」「友達」「先輩と後輩」みたいなわかりやすい関係に集約されるけど、歳とると色んな関係性があるよなって改めて認識させられた。
    何かを始めるにも、何かを終わらせるにも勇気をもらえる本。

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    2023年06月11日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    豪華寝台列車の「ななつ星」を題材に5人の作家と糸井重里さん、小山薫堂さんが物語や想いを綴る。寝台列車はセンチメンタルな気持ちになる。闇夜を走り抜ける中、人は過去を思い出し、その時にしかできない話しをし、解決できなかった想いを投げかける。5つの物語はどれも労りがあり、癒しもある。旅(ななつ星は旅というより乗ること自体に価値があるのだが)は不思議だ。自然と自己に向き合わせていく。
    自分を見つめ直したくなる一冊だった。
    お気に入りは「夢の旅路」「アクティビティーは太極拳」。

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    2023年05月02日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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     豪華列車ななつぼしに関するアンソロジー。作家さん、それぞれに特徴的な物語だが、すべて、心に沁みる物語。

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    2025年12月07日